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イタリア語で「風」を意味する30~60代を中心にした
バイシクルフリークたちのクラブチーム

COLNAGO CX-1

2009年02月22日 | レポート
乗った瞬間は、ステアリングがクイックかと思ったが、走り出したら第一印象と異なり、Madone以上に直進性は優れている。それは、両手離しでしばらく走っても、今までのように気を使わずに走れることでもハッキリ違いが分かる。
しかし、ハンドリングがクイックということには間違いなく、これはハンドルの切れとは違う、ヨー・モーメント(yaw moment)が小さいというか、コントロールしようとする動きに対しては敏感に反応する。
これは、単にハンドル操作だけでは進行方向はさほど大きく変化しないが、障害物などを避けるような重心移動を伴う積極的な挙動に対しては敏捷に反応するということだ。
それは、ホイールベースでは、CX-1がMadoneのそれより10mmほど長いのに、チェーンステー長は逆に8mmほど短いという重心を後輪側に寄せていることに起因しているのだろう。
いわゆるBB周りの硬さははっきり感じられ、踏み出しの感覚は予想通りというか「踏んだだけ前に出る」という感じで、レスポンスはかなり良い!
決して軽いとはいえないフレームだが、ペダリングに反応して気持ちよくスピードに乗って行く。
クリテリウムを含む、スプリントレースに向いているバイクだと思う。
DURA ACE 7900は、シフトワイアガイドがブラケットからハンドルに直接内臓されたため、目の前がスッキリしただけでなく、ハンドル周りのマスが減った分モーメント荷重も軽減されたのだろう、切り返しの感じが大きく改善された。
シフトフィーリングは、これまでが「カシャ」というものから「カツン」といった乾いたメカニカル音になった。
前後輪ともに、変速はこれまで以上にスムースな挙動とシュアなシフティングを体感できる。
また、ブラケット周りがコンパクトになったため、掌が小さい自分にもシフティングとブレーキングが容易になったのは嬉しいところだ。
急坂の下りは試していないので、ブレーキの効きについては今後に期待したい。

<追記>
2月28日に走行したときに、直後にMadoneに乗り、その違いを確認したところ、ポジションは両方ともほぼ同じにアジャストしてあるのに、明らかに「沈んだ」感じがした。これは逆に、初めてCX-1で走ったときに、「腰高」な感じがしたのと相反した印象である。
そこで、「これはBB高の違いではないか?」と思い、両方の地上~BBセンター間の寸法を測定したところ、なんと、Madoneが265mmに対し、CX-1は280mmと15㎜も高いことが判明した。
これが、直進性は良いものの、左右の振れに対して敏感で、腰高感があることの要因になっているのだろう。
しかし、このことは決してマイナス点ではなく、これがクイックな動きをもたらしているのだろうし、あとは慣れの問題だろう。

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3 コメント

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取りあえず (Tosh)
2009-02-22 13:59:10
今日は、出勤の予定だったが、昨日取りあえず区切りがついたので、
今朝事務所には行ったものの、早めに帰宅できたので、昼前に久能尾まで慣らし運転に!
感想は冒頭の通り。

<本日の走行>
Dst. 30.2km
Ave. 25.7km/h
Polar CC200cadの使い方がイマイチわからず、データは上記のみ
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CX-1 (電気屋)
2009-02-22 20:17:49
いいですね
早くお目にかかりたいです。
私がかってにイメージしていたのは白系でしたので、この色のほうがレーシーでしまっていてかっこいいです。
コルナゴらしくないカラーリングといったら失礼ですが、いままでのコルナゴに無かった今時のカラーリングですね。

うらやましい限り。
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(^0^)納車おめでとうございます (たかまるき)
2009-02-24 05:02:45
コルナゴの自転車・・・。
Toshさん、太っ腹!!
びゅんびゅん走って、走りまくってお腹をも~っと引き締めましょう!!・・・ってそっちの太っ腹かい!!

ちなみにオイラ、太ってきました・・。やばいっすよ、やばい・・・。

「イルヴェント太っ腹会」立ち上げます?
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