がん対策基本法

今日テレビで、民主党の山本孝史議員が、
医療改革法案の質疑で質問するのを見た。

ご自身が「ガン」であることを述べた上で
本国会で、ガン対策基本法と自殺対策基本法の成立を求めていた。
「命を守るのが政治家の仕事」
「がんも自殺も、救えるはずの命が救えてないのは、政治が原因」
と、言っておられました。

日本の死亡原因の上位は、ここずっと　ガンと自殺。
ガンになったことで、うつになり、自殺・・・というケースも
事実としてある。

ガンで死亡する人が、毎年約30万人。
自殺で死亡する人が、毎年約3万人。

今日もガンで死亡した人が約800人いるってことになる。
今日も自殺で死亡した人が約80人いるってことになる。

不思議なことに
そんな中、ガン対策基本法の審議拒否を与野党がしやいっこしている。
何日そんなことをするのだろう。
その間に、毎日約1000人づつが亡くなっていく。
亡くなった1000人には家族がいる。
・・・1000人という数字だけが対象じゃなくなっている。

今日のこのテレビ、きっとたくさんの人が見ていただろうと思う。

「命を守るのが政治家の仕事」
その命を政党や派閥の駆け引きに利用していると
思ってしまわれても仕方がない政治家がいて、
その政治家を国民が選んでしまってる。

国民のワタシたちにも責任があるのですね・・・

「第３次対がん戦略の構築に向けて」には
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/02/s0220-3a.html
理想的なことが書かれてある。
このとおりに進んでいるのだろうか？

アホないち主婦が感じることですが、
銀行の１こや２こがつぶれても、そんなに重要問題だとは思わない。
銀行をつぶれないようにと
そういうところに救済金（税金＝国民のお金）を投入するよりも
毎日約1000人も亡くなっている病気の原因を知るための研究費や
がん難民と呼ばれる人たちの早急の救済措置、
従来の治療法（手術・抗がん剤・放射線）のスペシャリスト育成と
経験豊富な医師を、医師免許保有義務などの名目で
地方への赴任/配置システムの構築、
なによりも、高度先進医療として進められている
免疫細胞治療や温熱治療といった、免疫力を奪わず
むしろ高めつつ、ガンを治療できるといった治療法の確立に
そのお金をつぎ込んでほしいなと思う。

最近良く宣伝している「ガン保険」。
ガンになったら、300万円もらえるらしい。
なんでか知ってる？？？
ガンになったら、治療費で300万はいるからです。
一家の大黒柱がガンになると、治療費のほかに
生活費がストップします。
たとえば子どもが3人いて、3人とも学生だったら？

銀行がつぶれて困るのって誰？
今の銀行は、日本の経済を支えてきた
中小企業の支援もしないのだし・・・
儲かってるところにしかお金はださないのだし・・・

実際のところ、銀行が全部なくなっても別に困らないと思う。
銀行口座を持ってすることって
お金の受け取りと、お金の送金だけ・・・
お金預けても増えないし、
なら、別に銀行に預けなくてもいいような気がする。
貸し金庫屋さんみたいなものがあればいい。

これからの時代は、お金を借りてまで
また、事業を拡大するために必要な資金がいるからと
上場してまでお金を集めてするべきではないと思う。
というか、そうまでしてする事業に「真の意味で社会に役立つ事業」は
ない・・・と思う。またそういう事業は、民間がするべきではなく
国がすればいい。

そういうビジネスは、結局・・・社会や人間をダメにする。
ある時期において、

お客様に喜んでもらおう
社会に貢献したい・・・という崇高な企業理念は、

銀行に借金を返すため
株主に還元するため
に、ビジネスの理念がシフトするから。。。
・・・いいビジネスなんか、できるわけない。

ガン対策基本法から、へんな方に話がすすんでしまったけど

「命を守るのが政治家の仕事」

という言葉が頭に残って、晩御飯を作りながら
こんなことを考えてた今日でした。