いきもの散歩

近所の自然観察、飼育している川魚の記録

ホトケドジョウの産卵行動

2016年12月01日 | 魚類








繁殖を狙って11月上旬からペアリング水槽を2本立ち上げていたのだが、11月下旬から1本の水槽で産卵行動が見られるようになった。

産卵する時間帯は朝方で、オスがメスを追いかけ、メスの腹部を突付くような行動が、小休止を挟みながら何度も繰り返される。一旦スイッチが入ったオスは、執拗にメスを追っかける。そのしつこさのため、メスがちょっとかわいそうに感じることがある。1つの水槽に3匹を同居させているのだが、産卵行動に参加しない残り1匹は、訳もなく上下動したり、底でじっとしたりしていた。また、食卵しているような様子も見せた。この個体の雌雄は不明だが、腹部の膨らみ具合からメスと推測している。

産卵行動を1時間程観察した後に、水草すべてを別水槽に移し、卵を回収している。オスはまだまだやる気満々なのだが、こちらにも予定があるので、そこは邪魔して申し訳ない。卵は1mm程しかなく、水草に付着している卵を見つけるのは難しい。また、卵には粘着性があり、散らばった卵は水槽の底に引っ付くため、少し回収しづらい。

回収した卵は4日後に孵化していることを確認した(水温21度くらい)。仔魚は全長5mmくらいで30匹程いた。卵は36時間くらいで孵化するそうなので、もっと早く孵化していたのかもしれない。




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