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真衣歌の心~蛸壺の中で

生きているとあれやこれやあるわねえ

ふるさと

2020-01-30 10:01:32 | 
ふるさとの道を歩けば

いま春は手の中にあるよ


妹に誘われ蓮華を摘めば

畑のくろんぼうに笑いかけられたよ

汽車を送り迎えして

土手の土筆の頭を出せば

夕餉に母はおつゆにいれたよ

小砂利敷き詰めたあぜ道を

優しい風がお澄ましをして歩いていたよ


東京はあまりに狭くって

ふるさとからの便りは皆通り過ぎて行ってしまったよ


翔けろ!イカルスの如く

2020-01-14 01:12:30 | 

翔けろ

イカルスの如く

燃えつきてしまえ

この身が焦がれても

そして 滅んでしまっても良いじゃないか

何もせずに

蹲ったままでは

何も始まらないじゃないか

我と我が身に言い聞かせ

飛べ

飛びあがるんだ


時は流れて留まらない

今こそ飛び上がる時だ

イカルスの如く

太陽目指して

何処までも



冬が去ってゆく

2020-01-14 01:04:39 | 

冬が去ってゆく

音もなく

気が付かないうちに

春になってしまいそうだ

冬の存在すら忘れてしまうそうになる

冬の置き土産

冬は嫌なものを残しちまったな

だから

ここから出てゆくことにした

ついでに私も嫌なものは残しておこう

冬と共に

一緒に出てゆこう


総て世は事が有りすぎて

2020-01-11 03:39:50 | 

窓の外 久しぶりの星

その煌めきは 何時もの如く

何事もなく降りかかり

のどかな事 限りなく

少し冷めかけたコーヒーが

何故か 美味い


もうすぐ春だね

大自然は優しく穏やかな顔の陰で

時として 人間に牙をむく

それを思い知らされる時が有って

そんな日々が今も続いている

見たくないものを

つい見ちまう

聞きたくないものを

つい聞いちまう


何も出来ないもどかしさ

そしていらだたしさ

けれど

日が過ぎてゆくと

記憶は総て時の彼方へ去ってしまうものか

有り得ないな

いい思い出が忘れられないように

嫌な思い出も決して忘れられないのさ


何処かで帳尻を合わせなければならないのなら

出来るだけ早く合わせたいものだ


そう思ってしまうのさ



静寂の中で

2020-01-09 21:51:55 | 
雪が降る

音も無く

私の心に降り積もる

春が来ても解けないぐらいの量の

雪が降る

私の心を埋め尽くし

私の心を凍てつかせて

雪が降る

降り止まない


この静寂の中で

三半規管さえ凍てついたから

聞きたいものが聞こえない

聞きたくないものも聞こえない

聞こえないから

聞こえないものを

目を閉じて見ようとする

けれど

聞こえないものが

見える訳ないじゃないか


君の声が聞こえなくなって久しい

君の姿もだ

このまま年月を経て

君は私の心から消えてしまうんだな

そうなる前に

私自身が消えちまうのかも知れないが

そんな事どうでもいいじゃないかとばかり

雪が降る

音も無く

雪さえ降ればいいんだと