ふるさと 2020-01-30 10:01:32 | 詩 ふるさとの道を歩けばいま春は手の中にあるよ妹に誘われ蓮華を摘めば畑のくろんぼうに笑いかけられたよ汽車を送り迎えして土手の土筆の頭を出せば夕餉に母はおつゆにいれたよ小砂利敷き詰めたあぜ道を優しい風がお澄ましをして歩いていたよ東京はあまりに狭くってふるさとからの便りは皆通り過ぎて行ってしまったよ « 雪解けまでに~過去との決別 | トップ | 片耳 »