いいしらせのグッドニュース[パート・Ⅱ]

しらせ・いいの写真のあるグッドな絵日記です。

「 浦沢直樹の漫勉 」から、“ 緻密画の系譜・その2 ”  つげ義春さんの登場です。   2015.10.01.

2015-10-01 23:40:59 | 日記


          “ その1”(9/22) の最後で、“つげ義春さんと水木しげるさん”を浦沢直樹・
          浅野いにお両氏が取り上げていました。
          このおふたりはあの“ガロ”からですね。ガロといえば、白土三平、つげ義春、
          つげ忠男、水木しげる、滝田ゆう、などの名まえが簡単に上がります。
          ここに触れますとまあ、キリがありません。が、少々引用いたします。



          
          
          若いころのつげ義春さんと思われます。



          『1960年代最後から、70年代にかけて、つげ義春という漫画家は漫画を本気に
          なって読む人間にとって、自分自身の生き方を問われるような奥深い意味を持つ漫画を
          次々に発表する、目がくらむような人間だった』。
          これは、雁谷哲さんの「つげ義春と私」からです。「2014-04-09」とありますから、
          最近の書き出しなんでしょうか。
          つげさんはこんな風にもいわれています。「ガロそのものを象徴する作家であったでしょう。
          不条理や純粋な夢を最初に漫画化した人といって良い」と。
          水木さんは、こうおっしゃっています。『日本に随筆マンガともいうべきジャンルを確立した
          のである』と。(水木しげる入門・つげ義春の話 2010.8.8.)



          
          ピンあまくて、すいません。出遭った頃を想い出します。
          
          つげさんの絵かは確認できません。


               
          「ねじ式」が発表されたのは1968年です。
          「風景が物語を紡ぎだす」のテーマに戻っていいますと、つげ義春さん、水木しげるさん、
          あたりから「緻密な風景画が物語を紡ぎだす」といってよいのではないか。
          漫画文化に与えたガロ連中の影響は、“大人化”、“ジャンルの多様化”といった
          ところでしょうか。テクニカルな面でいえば、“緻密化”、“劇画化”(?ちがうかな)
          ということか。



          
          水木しげるさん。“ゲゲゲの女房”などに辿りついていらっしゃる。
          
          今は、つげさんも77歳です。(この写真はそうだと思われます)



          ガロ連中の影響力は、やや限定的な印象を持ちます。わたくしの言いたいのは、
          つぎの大物です。
          『 大友克洋 』さん。
          つづく。




          

最新の画像もっと見る

コメントを投稿