坂村真民 氏 の詩

　　　　悲しい時は風とともに走れ
　　　　嬉しい時は花とともに舞え
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「坂村真民」
　　　　今日一日一歩一歩を、
　　　　真心で歩むことができれば
　　　　清浄心で生きられるでしょう、

見つめ直す

　　　　日々の暮らしの中で、
　　　　何か気に入らないことがあった時、
　　　　自分の都合にとらわれていないか、
　　　　無理な絆に縛られていないか、
　　　　少し立ち止まって、
　　　　見つめ直してみることが大切です、
　　　　自分の都合をいっぺんに全部捨てるなんて、
　　　　そうそう　出来ることではありませんが、

自我

　　　　雨が降る日は天気が悪い、
　　　　本当にそうだろうか、
　　　　天気にはいいも悪いもない、
　　　　自分にとって都合がいいか悪いかだけ、
　　　　あの人はいい人だ、
　　　　あいつは悪い奴だ、
　　　　これも自分にとっての話、
　　　　善悪　損得　勝負　大小　美貌、
　　　　これらの全ての差別の根本は、
　　　　結局は　自分の自我です、

自分の都合

　　　　「今日はいい天気だ」、
　　　　本当にそうでしょうか、
　　　　良い悪いを決めるのは自分です、
　　　　本当は　「今日は自分にとって都合がいい天気だ」です、
　　　　自分の都合で決める以上、
　　　　毎日　いい天気になることはありません、
　　　　不平　不満　不安が　なくなることもありません、
　　　　自分の都合や欲望にとらわれないこと。

気づく

　　　　生きていて、
　　　　色々な不満もある、
　　　　もっと給料が上がれば、
　　　　もっと男前だったら、
　　　　もっと嫁が優しかったら、
　　　　もっと息子が優秀だったら、
　　　　言い出したらきりがない、
　　　　空気も水も　自分のために生かしてくれている、
　　　　ああ　ありがたい、
　　　　その有難さに　気がつくことが大切です。

幸福

　　　　人間には、
　　　　辛がったり　苦しがったりするほうの　自分と、
　　　　喜びと　感謝で生きられるほうの　自分とがある、
　　　　俺の心の中では、
　　　　永久に、喜びと感謝でいっぱいなんだ、
　　　　という気持ちで生きていけば、
　　　　その結果どうなるか、
　　　　事実が　きっと自分のほうに大きな幸福として、
　　　　訪れてくると思う。

沈黙は金

　　　　「沈黙は金」というのは、
　　　　　時代遅れの感覚です、
　　　　　沈黙は金は　金ではなく　禁
　　　　　沈黙は単なる無能の証明、
　　　　　という時代が押し寄せています、

不幸

　　　　小さな不幸でも　大きな不幸でも　不幸は不幸です、
　　　　でも　自分だけが不幸な目にあっているというのは間違い、
　　　　誰もが同じように不幸を抱えています、
　　　　ただ　それをどのように乗り越えるかが　問題なのです、
　　　　
　　　　「不幸は、天才にとっては一つの踏み台、
　　　　　　　　　　抜け目のない人にとっては宝物、
　　　　　　　　　　　弱者にとっては底なし沼、
　　　　　　　　　　　　　　　聖者にとっては癒しとなる」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　H・パルザックの言葉
　　　　

蒔かぬ種ははえぬ

　　　　蒔かぬ種ははえぬ　まいた種は必ず生える
　　　　成功とか秘訣は必ず自分のまいた原因にある
　　　　弱くてもいい
　　　　今できることを自分なりに続けていく、
　　　　その小さな積み重ねが、
　　　　自分を変えていける、
　　　　この小さな積み重ねが大事。

自分を鍛える

　　　　自分を鍛えるとなれば、
　　　　じっくりと時間をかけなければならない、
　　　　十年　二十年どころか、
　　　　おそらく一生の仕事になるであろう、
　　　　金を製錬するときのように、
　　　　じっくりと時間をかけなければならない。