福わけは、
人から頂いた金品を、さらに他に分ける行為です、
この幸せを独占せずに、
他に分けて幸せを共にすることから、
福分けということ、
金品に限らず、
良い教えは必ずおすそわけをしよう、
良い教えは灯です。
「日の光を借りて照る大いなる月たらんよりは、
自ら光を放つ灯火たれ」
森鷗外
とすすめます。
自分なりの信念を持ち、
自分なりの生き方をせよということです、
他の光や力を借りるのは、
自分を偉く見せようとする、
虚栄心です、
欲望を捨てたいと思っても、
すぐに新しい欲望が顔を出す、
自分はじっと忍耐して、
できるだけ平穏な一日を過ごしたいと思っても、
周りはお構いなしに土足で踏み込んでくる、
肚が立つ こんな辛いことはない、
どうすればよいのか、
全くわからない、
365日の中には、
晴れの日とともに雨風の日があって一年になる、
避けて通れない悲しみや苦しみの日があります、
人生好ましい日ばかりが続くものではない、
そうした日を生き抜くことにより、
人生が豊かになっていくと思う、
一日の尊さを身に染みて味おう。

本に書かれただけのことを、
読んで覚えたところで、
人生の役には立たない、
文字のうしろにひそむ、
真実の生きた叫びが、
読み取れるように、
なれることが大事。