
外は暖かい。でも室内は寒い。すっかり春の陽気です。
「となり町戦争」 ( 三崎亜記著 集英社文庫 )
自分の住んでる町ととなりの町で戦争が始まった・・・
こんな奇妙な(に思える)お話、どんな小説なんだろう、と前から気になってました。
文庫本になったので読んでみることに。
最初に感じたのは「これって行政批判?」
地域住民説明会や国からの戦争予算など、まんま、役場の公報に載ってる記事みたい。
なんたって、「戦争」が役場推進の「地域振興」事業なのだ。
自分の日常とは無縁なようでいて、着々と増える戦死者数。
そこにある「戦争」だけど、目に見えなければ無関係なのか?
本編はそんな問いかけをオブラートに包んだようにまとめてて。
文庫で新たに書き下ろされた別章で答えが出されていたように感じた。
文章がすきです。
情景描写が柔らかで。
映画化されるようですが、ヒロインの香西さん、原田知世さんのイメージぴったり。
まるで、彼女がモデルに書かれたような。