goo blog サービス終了のお知らせ 

雪月花

なんとなぁく・・いいなぁと思えるもの

灰色の北壁

2007-03-07 20:55:03 | 読む
 高校入試・・来年は当事者だぁ

「灰色の北壁」 ( 真保裕一著 講談社 )

 「山」をテーマにした中編3作品。
登頂疑惑の真相を負うノンフィクション作家。
息子を山でなくした中年の男性。
山岳救助隊を引退し、山小屋の管理人になった黒部の熊と呼ばれる男。

山にまつわる事件を中心に、それぞれの登場人物の思いを丁寧に描かれた作品
+ミステリー要素もばっちりで、しかも、3作品とも違うテイストを持っていて。
・・・楽しめます




  

すべて死者は横たわる

2007-03-06 21:01:12 | 読む
 昨夜は風がすごかったらしい??

 「すべて死者は横たわる」  ( メアリー・W・ウォーカー著 講談社文庫 )

 犯罪記者モリー・ケイツ シリーズ 3作目
特に今回は、モリーの父の不可解な死の原因を明らかにする、という長年の悲願がテーマ。
その真相を追い続けたせいで、グレーディ(今では再び良きパートナー)と
離婚まですることになった、シリーズ1作目より盛り込まれていた問題は決着が付くのか。
(長い言い回しになった
真実を知ると思われる保安官にモリーは近づいていく・・・。

モリーの動きに、あるホームレスの女性が恐るべき議会の陰謀に巻き込まれていく話を
織り交ぜながら物語は深みを増していき、夢中になることこの上なし

文庫本、本体価格800円も惜しくないハズ

これでこの作者の翻訳本は読み尽くしてしまった・・・?!
シリーズ4作目の国内出版が待ち遠しいです


神の名のもとに

2007-03-05 22:00:57 | 読む
 

「神の名のもとに」 ( メアリー・W・ウォーカー著 講談社文庫 )

 小学生を乗せたスクールバスがカルト集団に襲われ、小学生11人とバスの運転手が地面に掘った穴の中で人質になった。
以前、この教団のリーダーにインタビューしたことのある、女性記者モリーはこの事件に巻き込まれていく・・・。
犯罪ライター、モリー・ケイツの「処刑前夜」に続くシリーズ2作目。

50日後に生け贄にされてしまうかもしれない状況の中、
子ども達に対してとり続けた運転手ウォルター・デミングの行動が胸を打ちます。
人はこんなにも貴い行動をとれるものなんですね



バスジャック

2007-03-04 21:57:07 | 読む
 イライラ虫が大爆走

「バスジャック」 ( 三崎亜記著 集英社 )

 <今、バスジャックがブームである>
バスジャックって、あのバスジャック。バスの乗っ取り。
乗客として楽しむもあり、バスジャック犯になるもよし。

こんな ???な表題作の他に「しあわせな光」や「雨降る夜に」のように
ほんわかあったかい話。ちょっとほろ苦い話など7作の短編集。
でもどれもが、えっ、そんなことあるの?って意表をつくシチュエーションが、
普通の日常に織り込まれていて、不思議ワールド満載。

1作目の「となり町戦争」もそうだったけど、
情景描写がすんなり心に浮かんでくる文章を書かれる作家さんだなぁと思った

ほうかご探偵隊

2007-03-02 22:20:30 | 読む


「ほうかご探偵隊」  ( 倉知淳著 講談社 )

ミステリーランド第6回配本
 
 「少年少女のためのミステリー」のコンセプトにぴったりな作品。
一日おきに起きる紛失事件。
棟方くんの絵。飼育小屋のにわとり。募金用に作った張りぼての招き猫(笑)
ソプラノリコーダーの筒。なくなった物は不要物ばかり・・・・。
しかもにわとりは密室からの消失
この不用物連続消失事件を解決すべく、僕と龍之介くんは放課後探偵隊の活動をはじめる。


殺人事件のような大きな事件が起きるわけではないけど、十分謎解きを楽しめて、
それでもって、「えっっ」と驚かされちゃう

イラストもかわいいぞ。

ところでこの本、作者9冊目。10年間に8冊の著作とか
猫丸先輩の本もお勧めです。
猫丸先輩と龍之介くんの関係は・・・?


20年目のクラスメート

2007-03-01 20:24:20 | 読む
 まだ木曜日・・・と言う気分

「20年目のクラスメート」 ( メアリ・H・クラーク著 新潮文庫 )

 ベストセラー作家のジーニーは20年ぶりのクラス会出席のために故郷を訪れる。
そこである写真に一緒に写っていた7人の級友のうち、既に5人が亡くなっていることを知る。
これは単なる偶然なのか?
彼女自身もまた、ある秘密を抱え、脅迫状に悩まされていた・・・。

 昨年の夏に購入。こうゆう気分だったのだ。
ちょうど同級会に出る予定があったと言うだけでしたが。(笑)

読み始めても気分が乗らなくて、途中で中断したままでいて・・・、
最近読んでみたら、後半部分に面白くて一気に読んでしまった。
特別斬新な作品ではないけど、そこそこ読ませる作品に仕上がっているところは
さすが、ベストセラー作家だと思った。

「子どもたちはどこにいる」はもう20年以上前の作品
息の長い作家に感嘆


カーの復讐

2007-02-28 20:31:14 | 読む
 朝は雪交じりの雨

「カーの復讐」  ( 二階堂黎人著 講談社 )

ネタばれあり

講談社 ミステリーランド第8回配本

昨日とパスティーシュつながりと言うことで

発掘された古代エジプトの秘宝「ホルスの眼」をねらう怪盗ルパン。
その持ち主であるバーボン博士の家で起こる数々の不可解な出来事。
やがて連続殺人が起こり、ルパンはその事件に巻き込まれていく。
一連の奇妙な出来事は生霊≪カー≫の呪いなのか?

怪盗でありながら、颯爽と難事件を解決してしまうルパンがかっこいい
オリジナルの持つ、ちょっと不気味ででもドキドキ夢中になれる世界も
よみがえって、懐かしく読みました。
何たって、プロローグの翻訳発言をすっかり信じ込み、ラストでびっくり。
これもミステリーのトリックの一つだったのかな。
すっかりだまされました

作者のルパンへの愛を感じます
息子にも是非読んで欲しい作品。


贈る物語 Mystery  九つの謎宮

2007-02-27 20:19:04 | 読む
  花粉飛来? 心なしか、目がかゆい

「贈る物語 Mystery  九つの謎宮」 ( 綾辻行人編 光文社文庫)

 ミステリー好きな綾辻氏、選りすぐりの短編9作。
自信を持って勧めてるだけあって、どれもこれも面白かった

特に面白かったのは、山田風太郎作「黄色い下宿人」
山田風太郎と言えば、「魔界転生」を代表とする忍法帖シリーズ。
(読んだことないけど、映画は見た!)
本格ミステリーも数多いらしいです。早速チェックしなくては。
この作品は シャーロック・ホームズ物のパスティーシュ(贋作)。
こうゆう小説の手法もあるんですね。

”日本人ならでは”のホームズのパスティーシュに
すっかり驚かされました



となり町戦争

2007-02-26 20:32:41 | 読む
 外は暖かい。でも室内は寒い。すっかり春の陽気です。

「となり町戦争」 ( 三崎亜記著 集英社文庫 )

 自分の住んでる町ととなりの町で戦争が始まった・・・ 
こんな奇妙な(に思える)お話、どんな小説なんだろう、と前から気になってました。
文庫本になったので読んでみることに。

最初に感じたのは「これって行政批判?」
地域住民説明会や国からの戦争予算など、まんま、役場の公報に載ってる記事みたい。
なんたって、「戦争」が役場推進の「地域振興」事業なのだ。

自分の日常とは無縁なようでいて、着々と増える戦死者数。
そこにある「戦争」だけど、目に見えなければ無関係なのか?
本編はそんな問いかけをオブラートに包んだようにまとめてて。
文庫で新たに書き下ろされた別章で答えが出されていたように感じた。

文章がすきです。
情景描写が柔らかで。

映画化されるようですが、ヒロインの香西さん、原田知世さんのイメージぴったり。
まるで、彼女がモデルに書かれたような。





邪魅の雫

2006-12-30 22:04:55 | 読む
 大掃除2日目。疲れた

「邪魅の雫」 (京極夏彦著 講談社) 読了

やっと読み終えました 年内に読めて良かった。
あんまり厚い本で、持ち歩くこともできず、
寝る前に布団でちょっとづつ読んでました。
一ヶ月以上かかった

この厚さで、主人公の出る部分が少ない。一種の記録ですね
珍しく関口がまともな感じだったでしょうか。
「陰摩羅鬼の瑕」よりは面白かったかな。