
何回目かの観劇をして、本日MY楽でございました。
「堕天使の涙」 ( 雪組 作・演出 植田景子 )
神に逆らい地獄に落とされたルシファー。
深い孤独を抱えながら永遠の闇に生きる。
何故神は人間を作ったのか。
欲望と醜さにまみれ、時に地獄よりも地獄らしい人間界で、その答えを探し求める。
苦しみを抱えながら懸命に生きる人々や薄幸の女性との出会い。
彼はその答えを見つけるのだろうか・・・。
トップスター朝海ひかるさんの退団公演。
天使の妖しい魅力と透明感。コムちゃんにぴったり。
まーちゃんの清らかな歌声には涙がこぼれます。
個人的には、水さんの孤独のかげりを背負った美青年姿に

「タランテラ!」 (作・演出 荻田浩一)
音楽と踊りで綴る、一匹の毒蜘蛛が時の流れをたゆたう情景。
別れのショーであると同時に、始まりのショーでもあって。
心配りの効いたフィナーレの演出・歌声・振り付けがそれを物語っているような。
ひたむき踊りまくる姿をこれでもかと目に焼き付けて。
流れる歌声に心躍り。
別れと始まりの感動を味わい。
一生忘れられないショーになりました。
すてきなショーをありがとう。
今日DVDを買ってきて、見入ってしまい、
TVに向かって思わず


*写真は仙台名物「萩の月」のパッケージ

もう最後かな~と思って、買ってきました(笑)

担任と話すのに緊張している娘はかわいいというか、内気すぎると言うか

「ダ・ヴィンチ・コード」( ロン・ハワード監督 2006 アメリカ )
あの長い原作をよくまとめたなぁと言うのが第一の感想。
裏を返せば、原作を読んでない人にはもしかしたら、キリスト教云々の話は
助長感が漂ってしまうのかもしれないけど。
私は好きだな


本を読んだだけでは想像できなかったルーブルやパリの町並みなんかもきれいだった。
このシリーズでは前作の「天使と悪魔」のがすき。
これも映画化されるそうで。今度は映画館に観に行こう



「M.A.」(帝国劇場 演出 栗山 民也) 観劇
お友達に誘われて。G列センターのとても良いお席でした

お値段もとても良かったけど


読売新聞の貸切公演で、クリアファイルをいただきました。
何の不自由もなく育ったフランス王妃マリーアントワネットと
赤貧の中を生きてきた孤児のマルグリット・アルゴー。
18世紀のフランス革命を舞台に、二人のM.A.の生き方が描かれます。
革命の前もひどい世界だったけれど、革命がおき、世界が変わっても
それは彼女の望んでいたものではなかった・・・。
メッセージ性の強いミュージカル。
王妃への憎しみにより、革命運動に突き進むマルグリットの歌声がすごい迫力とか。
(ちなみに私が観たマルグリットは笹本玲奈)
捕らえられ処刑される寸前のマリーアントワネットの美しさとか。
王のいとこのオルレアン公(高嶋政宏)や存在感ばっちりの錬金術師(山口祐一郎)、
まさに王子様、なフェルゼン(井上芳雄)などの多彩なキャストとか。
そんなものを堪能してきました。


「7月24日通りのクリスマス」( 村上正典監督 2006 日本 )
外出していてちょっとあいた時間に観ました

「プラダを着た悪魔」とちょっと迷ったのですが

大学生の頃知り合って、それから8年後の話と言うことは、主人公は28歳くらい?!
いつまでも少女漫画の王子さまにあこがれて、
自分の住んでいる街を外国におきかえて夢見るそんな主人公さゆりに中谷美紀。
彼女が王子さまランキング1位としてあこがれる先輩に大沢たかお。
二人ともいい歳・・・って感じだけど、大人の恋愛って言う話でもないような。
後でプログラムを読んだらメグ・ライアン、ヒューグラントに代表されるような
「ラブコメ」の日本版を目指したとか。
う~ん、・・・その割には微妙にリアルな現実感がかいま見られて、
ちょっと違うような気もするけど、
ロマンチックで、ハッピーエンドで、大沢たかおがかっこいいので
見終わった後、ほっこりしました

平日の昼間観たのですが、
カップルあり、私のように一人の女性あり・・・はわかるけど、
年輩のおじさまらしき方が、何人かいらっしゃって、
さすが有楽町


「ALWAYS 三丁目の夕日」 ( 山崎貴監督 2005 日本 )
いつも行ってるレンタル店で「2本目はただ」券をもらったので、
ついでに借りてみた。
・・・見て良かった。本当に良かった

ぼろぼろ涙して見てしまった。
日本のアカデミー賞総なめなのもよくわかる。
みんなに勧めたくなった・・・と思ったら、TVでもうすぐ放映するそうな

こうゆう人情あふれる映画が絶賛されると言うことは、
日本もまだまだ捨てたものじゃないとみるのか、
それとも、昭和30年代を舞台にしてしか、あり得ない物語を
もう手に入らないものとして、回顧しているだけなのか・・・。
昭和30年代を懐かしみつつ(実はまだ生まれてないけど)
この時代でないと、この物語がこれほどに生きてこないことが余計しんみりさせるんだろうな。



お遣いもののついでに、自分の分も買っちゃいました。抹茶&マーブル
「嫌われ松子の一生」 (中島哲也監督 2006 日本)
松子のものすごい生き様とちょっとレトロな映像、ミュージカルかと思わせるような
ポップな歌。
ものすご~くミスマッチでありながら、実は意外に絶妙な組み合わせで、おいしいかも??って言う食べ物ってあるよね。そんな感じ。
でもって、そうゆうのは妙に癖になる。

かぎ針編みのモチーフバッグ 6段目まで編みました。
あと一段

「県庁の星」(西谷弘監督 2006 日本)
原作は読んでません。
設定に興味があったので、お手軽に映画で展開だけ知ろうと思って見ました。
そんな程度の期待で見たからか、なかなか良かった。
民間に研修に出たことで変わっていく主人公(織田裕二)。
「何かを成し遂げるには仲間が必要なこと」・・研修で得たことを語る言葉。
前半のいけ好かないエリートから人間関係を通して変わっていく姿が
ちょっと感動的で、ちょっと自分もがんばろうかなって、元気をもらえた。
「マスコミは地方の不正にも目を向けている」って
ここ何日かのニュースを予言したかのようで苦笑。


季節はずれの桜。別に狂い咲きした訳ではありません。
春に撮った画像をいただきました。
「博士の愛した数式」( 小泉堯史監督 2005 日本)
この写真の場所でロケが行われたので載せてみました

原作がすごく好きだったので、期待もしないで観ました。
キャストが私的にはぴったりはまった感じで、嬉しかった。
本では家政婦さんの側から語られる博士と息子と彼女とのふれあいが、
この上もなく暖かな優しいものであるように感じられてて。
映画では彼女の語る言葉ではなく、美しい風景描写から、
それぞれの間に流れる優しい時間がちゃんと伝わってきました。
見慣れてるハズの風景もカメラを通すとこんなに美しいのか、
私の瞳が美しさを見逃しているのか・・・



写真はY美のゲーセンの戦利品

「12モンキーズ」(テりー・ギリアム監督 1995 アメリカ)
ちょっと怖いパニック映画を観たいなぁと思って選択。
あらすじがね、
「1996年に発生した謎のウィルスにより、全人類の約99パーセントは死滅。
そして2035年、地下に住んでいた人間たちはその原因を探るため、一人の囚人を過去へと送り出す。
糸口はたったひとつ、“12モンキーズ”という謎の言葉のみだった……。」
何となく、パニック映画っぽいと思いません?
でもSFでした。
タイトルだけは記憶にあったけど、邦画ばっかり観てたので、内容は知らなかったんだよね。
端的に言うと、未来と過去を言ったりきたりする男の人の話。
言ったりきたりするうちに、自分の存在や現実が危うくなるの。
自分のいる世界が誰かの作り物では?
あの山の向こうには、誰か人がいて、私のいる世界をドールハウスのようにみているのでは?
などと考えがちだった少女時代の私(笑)、嫌いじゃないです。こうゆう話。
ブラピ演じる狂気がすごかった。
ブラピって演技派だったんですねぇ

洋画、あんまり観ないモンで・・・

ちょうど、「バルバラ異界(萩尾望都著)」を読んだばかり。
(これは少女の見ている夢が未来の世界・・みたい、一言で言うのは難しい話

何となく共通する思いがあるような。SFだから
