見知らぬあなたへ

妄想史観、路上観察学、民俗妄想学、囚われの俳句エトセトラ 要するに浅はかな好奇高齢者の迷言。

さみしい家

2020-08-21 11:58:43 | 日記 里山散策 俳句 路上観察 散文
仕事先の近くで出会っ
一軒の空き家。

休みの日に、
おとうさんが塗ったであろ
青いペンキは剥げ、
置き忘れられた椅子が
寂しげに一脚。

もう暫く待つと、
窓に灯りが零れ
子供たちの賑やかな声が
聞こえて来るような
気がして
立ち去り難かった。






3 コメント

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Unknown (nognogblack)
2020-09-04 08:52:29
初めましてノグブラックです。

こういうの凄く分かります❗

ボクも見掛けると、まだ新築だった頃の情景とか想像してしまいます。
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Unknown (ifuri36)
2020-09-04 11:02:38
時々、つまみ読みしていただけると嬉しいです~
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Unknown (ことねこ)
2020-09-12 17:51:28
美しい哀愁を感じます。
朽ちた青い家も味わい深いですね。

米津玄師の「海の幽霊」という歌がぴったり、どんな部屋なんだろう、といつも想像していましたが、まさにこんな感じだと思いました。
よかったら、聞いてみてください。
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