見知らぬあなたへ

妄想史観、路上観察学、民俗妄想学、囚われの俳句エトセトラ 要するに浅はかな好奇高齢者の迷言。

荒ぶる神に 添い寝して

2020-09-29 20:22:30 | 日記 里山散策 俳句 路上観察 散文

コスモスや荒ぶる神に添い寝して
           いふり山麓

ずいぶん前の句です

とあるインターネット俳句会では
不評の句でした

でも思い入れが
強かったのでしょう

秋桜が
あちこちで咲きだすと

この句が浮かび
あがります


秋の大風が 吹き渡る日

か細い 秋桜
なぎ倒されて しまいます

でも
翌日には
立ち直っていたりして
ホッとします

ほんとうは

秋桜は
ヤンチャな 荒ぶる神に
優しく
添い寝して あげた
だけなのかも しれません

荒ぶる神の 悲しみ
荒ぶることの かなしみが
わかって いるのですね

秋桜の 美しさ
しなやかさ
芯の 強さに
目を瞠る 想いです

秋がきました
あちこちで
秋桜が 微笑んでいます




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