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《富裕層の資産形成大研究!》 【2011/03/26】
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本日のテーマ【デリバティブ規制をする意味】
金や原油、穀物などの一次産品と為替に関しては、価格上下の方向性
は別として、上下動の変動率が大きいことは実需社会にとって明らか
に不都合な事態です。
価格の変動の増幅を助長しているのは、商品先物市場と為替のFX取
引などのレバレッジ取引であることは、今回の東北関東巨大地震前後
の市場の動きや過去の事例を見ても明らかです。
過去に思い起こすのは2000年のパラジウム先物市場価格凍結騒動。
パラジウムの主要産出国であるロシアの供給不安を背景に東京工業品
取引所の先物価格が青天井の暴騰。決済できぬまま膨らむ売り方の追
証を立て替える商品先物会社が続出したと言います。立て替え損失を
抱えた先物会社は撤退。今回の震災後の株式先物やオプション取引か
ら撤退する証券会社が出てきたのも同じ構図。
デリバティブ取引推進派にとっては、穀物市場の高騰を主導した真犯
人はデリバティブそのものにあるわけではなく、経済的に急速に豊か
になった新興国の需要増と供給バランスが崩れていることに本質があ
るという解釈。しかし問題のポイントは、実需社会にとって方向性と
言うよりも短期的な価格変動が大きいことです。
これに対してデリバティブ取引推進派にとっては、取引参加者が増え
ることによって価格安定の方向に向かうと主張。しかし実際は、投機
取引参加者が極端に多い市場では一方方向に乱高下しやすいというこ
とにつながることが明らかです。
これを抑えるには、デリバティブのレバレッジ比率を下げることが効
果的であることは明らか。なぜならば投機取引の魅力が薄れるからで
す。しかし、推進派にとってレバレッジ規制は最も嫌う措置であるこ
とも確か。デリバティブはレバレッジが効くからこそ魅力があり、こ
の措置によって取引参加者の減少が不可避となるからです。
さて、問題は誰の立場で規制をするかという事です。
FP分野に関心のある方
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過去に思い起こすのは2000年のパラジウム先物市場価格凍結騒動。
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人はデリバティブそのものにあるわけではなく、経済的に急速に豊か
になった新興国の需要増と供給バランスが崩れていることに本質があ
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言うよりも短期的な価格変動が大きいことです。
これに対してデリバティブ取引推進派にとっては、取引参加者が増え
ることによって価格安定の方向に向かうと主張。しかし実際は、投機
取引参加者が極端に多い市場では一方方向に乱高下しやすいというこ
とにつながることが明らかです。
これを抑えるには、デリバティブのレバレッジ比率を下げることが効
果的であることは明らか。なぜならば投機取引の魅力が薄れるからで
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