その健康神話だいじょうぶ? 

地球(自然)とのつながりから考える本当の「健康」 
自分の免疫力を上げて、健康でいることが地球を守ることになる?! 

潰瘍性大腸炎に思うこと

2020-09-02 | カラダのこと
発酵微生物を大切にしている人なら
この病気の名前を聞いただけですぐにピンとくるはず。

腸内で微生物(細菌)のバランスが崩れてしまっていると!

そして心配なのは新型コロナのこの時期、
潰瘍性大腸炎の再発や発症する人が増えるのでは?
ということ。

愛読しているブログでもとりあげていましたので
このブログでも情報をシェアしておきます。

この病気1970年代にはほとんど存在しなかった病気なのに
この頃は日本だけで約16万人(1000人に1人)ずつ増え、
完治しない難病ということで多くの人たちが
苦しんでいらっしゃいます。
(厚生労働省https://www.nanbyou.or.jp/entry/62

アメリカのスタンフォード大学では
潰瘍性大腸炎は腸内微生物の不足に関係しているという
研究結果をこの2月に発表したそう。

この病気の発症年齢は特徴的で
5歳くらいから発症しピークは20歳の頃。
その後の残りの人生、ずっと腹痛と下痢と下血と
お付き合いしていかなくてはならないそうです。

この病気の原因って?
細菌なんです!
しかも細菌に感染したからでなく
細菌が不足しているから

お腹の中にいる赤ちゃんは産道を通ってくる間に
お母さんから譲り受けた細菌を
腸内フローラという細菌叢に育てあげるのですが
母乳からもさらに細菌を受け取りつつ
3歳までに腸内フローラを確立します。

ただしお母さんの細菌が少なかったり
バランスを崩していたりすると
3歳の時点の腸内フローラもバランスが崩れ
脆いものになってしまうのです。

3歳以降に口にする食べ物の影響も大きく
ある一部の細菌が極端に減ってしまったりすると
免疫力が弱まったり、様々な疾患の原因になってしまいます。

腸内細菌のある特定の細菌がなくなってしまって
起こっているのが「潰瘍性大腸炎」だということです。

さらに今のコロナ禍では、ありとあらゆる場所で
除菌・殺菌というのが常識になり
これからが本当に怖い世界の始まり!
なんだと思います。

除菌・殺菌は皮膚の常在菌を殺すだけでなく
その手で食事をするということは
手を介して付着した殺菌剤が付いてしまった食物を
胃や腸に入れてしまう可能性もあります。
それは大切な働きをしている体内の細菌をも
殺菌・除菌してしまうということです。

農薬を使った野菜や
除草剤のかかってしまった野菜
もしくは遺伝子組み換えの食品や
化学調味料を含んだ加工食品など
知らず知らずのうちに口にしてしまうことで
腸内細菌のバランスが崩れている私たちです。
除菌・殺菌でさらに腸内細菌を殺してしまい
新しい病気が発症するかもしれません。

これからはいかに自分の細菌を守ってゆくかで
健康と不健康が分かれてしまう
そんな世の中になりそうです。

お母さんから譲り受けた細菌、
お母さんの作り出す生活環境(過度の除菌された環境)、
お母さんの用意する食物、
お母さんから影響を受けるすべてが子供の健康だけでなく
その子の人生を大きく左右してしまうことを
ぜひ女性には知っておいて欲しいと思います。

細菌もウィルスも人間にとって大切な働きをしているものも
存在することを知っておいてください

そして私は
今日も白馬の野草や雑草から微生物(細菌)を頂いています


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