潰瘍性大腸炎に思うこと

発酵や微生物を大切にしている人なら
この病気の名前を聞いただけですぐにピン！とくるはず。

腸内で微生物（細菌）のバランスが崩れてしまっていると！

そして心配なのは新型コロナのこの時期、
潰瘍性大腸炎の再発や発症する人が増えるのでは？
ということ。

愛読しているブログでもとりあげていましたので
このブログでも情報をシェアしておきます。

この病気1970年代にはほとんど存在しなかった病気なのに
この頃は日本だけで約16万人（1000人に1人）ずつ増え、
完治しない難病ということで多くの人たちが
苦しんでいらっしゃいます。
（厚生労働省https://www.nanbyou.or.jp/entry/62）

アメリカのスタンフォード大学では
潰瘍性大腸炎は腸内微生物の不足に関係しているという
研究結果をこの2月に発表したそう。

この病気の発症年齢は特徴的で
5歳くらいから発症しピークは20歳の頃。
その後の残りの人生、ずっと腹痛と下痢と下血と
お付き合いしていかなくてはならないそうです。

この病気の原因って？
細菌なんです！
しかも細菌に感染したからでなく
細菌が不足しているから

お腹の中にいる赤ちゃんは産道を通ってくる間に
お母さんから譲り受けた細菌を
腸内フローラという細菌叢に育てあげるのですが
母乳からもさらに細菌を受け取りつつ
3歳までに腸内フローラを確立します。

ただしお母さんの細菌が少なかったり
バランスを崩していたりすると
3歳の時点の腸内フローラもバランスが崩れ
脆いものになってしまうのです。

3歳以降に口にする食べ物の影響も大きく
ある一部の細菌が極端に減ってしまったりすると
免疫力が弱まったり、様々な疾患の原因になってしまいます。

腸内細菌のある特定の細菌がなくなってしまって
起こっているのが「潰瘍性大腸炎」だということです。

さらに今のコロナ禍では、ありとあらゆる場所で
除菌・殺菌というのが常識になり
これからが本当に怖い世界の始まり！
なんだと思います。

除菌・殺菌は皮膚の常在菌を殺すだけでなく
その手で食事をするということは
手を介して付着した殺菌剤が付いてしまった食物を
胃や腸に入れてしまう可能性もあります。
それは大切な働きをしている体内の細菌をも
殺菌・除菌してしまうということです。

農薬を使った野菜や
除草剤のかかってしまった野菜
もしくは遺伝子組み換えの食品や
化学調味料を含んだ加工食品など
知らず知らずのうちに口にしてしまうことで
腸内細菌のバランスが崩れている私たちです。
除菌・殺菌でさらに腸内細菌を殺してしまい
新しい病気が発症するかもしれません。

これからはいかに自分の細菌を守ってゆくかで
健康と不健康が分かれてしまう
そんな世の中になりそうです。

お母さんから譲り受けた細菌、
お母さんの作り出す生活環境（過度の除菌された環境）、
お母さんの用意する食物、
お母さんから影響を受けるすべてが子供の健康だけでなく
その子の人生を大きく左右してしまうことを
ぜひ女性には知っておいて欲しいと思います。

細菌もウィルスも人間にとって大切な働きをしているものも
存在することを知っておいてください

そして私は
今日も白馬の野草や雑草から微生物（細菌）を頂いています

冬に逆戻り

上旬は暖かな日が多く　今年の春は早いと思っていたのに

今週は雪マークばかりの白馬です。



東京では今週末、桜が見ごろを迎えると聞きましたが

白馬はまだまだ雪

桜は例年通りゴールデンウィーク頃になるのかなぁ



ちょっとお花に癒されたくなって

今日はエディブルフラワーとハーブをふんだんに使った

オランダ風サラダをつくってみました。



レシピはキュレーター林綾乃さんのフェルメールの食卓から









フェルメールも食べていたであろう当時のオランダのレシピだそうです。







レシピには10種類の野菜やハーブとエディブルフラワーとありましたので

冷蔵庫にあった地場産ベビーリーフと小葱

窓辺で育てているミント・タイム・オキザリス

同じく窓辺で育てている　切り落とし大根から出てきた大根の葉

ビオラにプリムラ

バタードレッシングで頂きました。




溶かし無塩バターに　少し温めた白ワインヴィネガー

塩で味を調えて混ぜれば

当時のオランダらしいサラダの出来上がり

よもぎご飯

朝夕はまだまだ冷え込んでいますが、

週末に積もった雪も融け

春のぽかぽか陽気



春の恵みを探そうと思って南向きの斜面に

探しに行ったら

可愛いよもぎの若葉をみつけました。



ということで　今日はよもぎご飯





若いよもぎは苦みがほとんどないので

さっとゆでて刻んで藻塩と胡麻と一緒にご飯に混ぜていただきました。

上に散らしたのは　ベロニカペルシカの小さなお花。

この花もよもぎの近くに揺れていたので採取

お花があるだけで幸せな気持ちになります



日本ではただの雑草で　毒もなければ

美味しくもないとされていますが、

ベロニカペルシカはヨーロッパではハーブの一種で

乾燥したものをお茶にして飲んでいるようです



話がそれましたが　



よもぎは女性に優しい和製ハーブの女王といわれています



浄血・増血作用

デトックス作用

腸内環境の改善・便秘の解消

コレステロール値の改善

胃の健康維持

体を温める効果

抗菌作用

止血作用

肌の美白効果

リラックス効果



ざっと挙げただけでもたくさんあります

よもぎは食べたり、飲んだり、

お灸にしたり、化粧品に含まれていたり

用途の幅の広いハーブなのも納得です



浄血・増血作用



「緑の血液」と呼ばれる葉緑素クロロフィル。

よもぎのクロロフィルは他の植物に比べ

良質で体内に摂り入れやすいのです。

血液をサラサラにして循環を良くするため、

冷え性、貧血の予防、末梢血管の拡張作用、

そして豊富に含まれている鉄分が、

葉緑素との相乗効果で造血作用を促進します。



デトックス作用



利尿作用があり、老廃物を排出して新陳代謝を高めてくれます。

血液循環がよくなるため　身体にたまった有害物質を

外に排出してくれるデトックス効果が期待できます。



腸内環境の改善



食物繊維がほうれん草の約3倍

腸内に溜まった有害物質を排出する働きがあり

便秘の解消にも役立ち、肌もキレイになりそう



他にも新陳代謝促進や

コレステロール値を下げる効果もあるとされています。

リラックス効果は香りの成分シネオール由来。

交感神経を抑えて副交感神経を強める働きがあるため、

睡眠を促す作用に優れています。


よもぎ餅や草団子　今が旬の季節

美味しいから食べるのはもちろん

目的を持って食べるのも効果が上がるかもしれません


よもぎを摘む場所は　

衛生面を考慮して道端は避ける

農薬にも注意して　田畑や農園近くは避ける

摘んだものは水にしばらくつけて汚れを落としてから食しましょう　

キッチンアルケミー

卑金属類を金・銀などの貴金属に変化させようとする術、

ありふれたもの、値打ちのないものを貴重なものに作り変える術

もしくは野草から不老長寿の薬や万能薬を作り出す技術などが錬金術、alchemy



キッチンアルケミーは

地球からの賜物　食材を　

心身ともに健康な身体をつくるため

料理して食べることを意図しています。






ということで



地球の賜物　自然からの贈り物　

山野草や野菜、魚、肉　e.t.c.

何でも感謝して食べることで

自分の血肉に変え健康な身体を維持することや

それらが自分の何に変わるのか？

どんな影響があるのか？

少しでも考えるきっかけになったらいいなと思い

このブログを綴ってみます



人が幸せを感じるのは

仕事・活動・生活のバランスが取れているとき。

でもそのバランスを保つには

健康が根底にあってこそだと思うのです