議会での代表質問・答弁については、バックナンバーをご覧下さい。
なお、市原市議会の録画中継は、下記のホームページよりご覧いただけます。
http://www.gikaitv.net/dvl-ichihara/2.html
08年6月議会 桑田の代表質問
山本一太副大臣の「日本政府として何ができるか考えたい」とのコメントは一時しのぎの言い訳でしかなく、怒るより哀しい。
「かなり前から治安は悪くなっていたのに、伊藤さんを帰さなかった」というような会へのバッシングが始まりそうだ。イラクで高遠さん達がさんざんに叩かれたときのことを思い出す。今度こそ、そんな口さがない中傷は阻止しなければならない。
「誰も行かないところへゆき、誰にも出来ない事をする」が、同会のモットーであるという。着実にアフガンの大地を、部分的にせよ作物の実りをもたらす緑の畑に変えてきたのだ。何もしなかった私たちには批判する資格はない。
「伊藤君の想いをつなぐためにも今後もアフガン支援を続ける」とペシャワール会日本事務所の代表は語る。アフガン現地人スタッフもまた、今回のタリバンの暴挙を恥じている。きっと、ご家族や中村代表と同じくらい傷ついていると思う。
会のメンバーは、今後も活動を続けていくことでしか、この悲しみを乗り越えられないと思いを新たにしていることだろう。私たちもまた、支援し続けることを止めてはいけない、と思う。
100年の憲法を!
世界の紛争地域で命を失った日本人はどのくらいの数にのぼるだろうか?国連の文民警察官、ジャーナリスト、外交官、誘拐やテロの犠牲になった民間人やNGOのメンバー、伊藤さんを含めて随分沢山になるだろう。しかし日本人は犯罪行為と死刑の執行以外には人を殺してはいない。
憲法で武力を持つ事を自ら禁じて来たからこそ60年以上も「殺さない」ことを実行できたのである。これは偉大なことではないだろうか?改憲を望む人たちの望むとおりに自衛隊が戦闘行為をできるようにしたらどうなるか?
殺されるばかりか殺す様にもなるのだ。
やったらやり返すのことを当たり前の世の中にはしたくない。
やりたくても出来ない状態の今を守りたい。
殺さなかった60年の歴史を100年に延ばし、そして永久にしたいと願う。
(平和部会 高原 2008年9月)