店チョtoペダル車

美容室 I-WALK Presents'
日常の色んな雑談&プロから見たヘア、ケアーの独り言。。

カラーの事!!

2007-10-03 17:47:14 | Weblog
最近やっと涼しくなって来ました。そこで
今秋、流行りそうなヘアカラーのnewラインを提案する事になり。
色々な情報から、やはり今年も、ブラウン系のカラー
「ガーネット・オーク・リーフ・チョコレート」ブラウン等。
お奨めで~す。秋色美人!!に変身。。
そこで、思い出したのですが、
先日「自分で染めたら暗くなりすぎたので、明るく染めて欲しい!」
お客様がご来店されました。
良く話を聞くと、
自分でホームヘアカラーで染めたら暗くなったので、すぐに「少し明るめ」で染め直したら、余計に暗くなったので、、、と言う事でした。。??

他のお客様からも、良く聞く話です。

皆さんヘアカラーに関して結構間違った知識でされている方が多いみたいです。

ヘアカラーは、ブリーチ(脱色)とテイント(染料)とのバランスで色んな毛髪にあわせて、作り上げて行きます。
美容師からみても、難しい施術です。日本では、まだまだ少ないですが、海外では、カラー専属の美容師がいるくらいです。

明るさ一つにしても、ブリーチ剤が当然関係して来ますが、
毛髪自体が元々持っている「新生部・天然のメラニン色素」とヘアカラー等で一度染めた「既染部・人工色素」は同じ色素でも反応が違います。

色味も染料(テイント)の組み合わせや、混ざり合わせ等で、変わります。
ヘアカラーや絵の具などの染料は、たとえば、赤色に青色を混ぜると紫色になります。それに黄色を加えると黒色になります。

パソコンのプリンターのインク等も、この3色が基本ですよね!これは、プライマリーカラーと言います。(色の3原色)正式には、赤=マゼンダ・青=シアン・黄=イエローです。
この3色から色んな色を作っているのです。。


これを「減法混色」と言います。
カラー剤など染料は混ざり合わせていくと染料も多くなり濃く暗くなってしまうのです。

お客様が良く言われるのですが!
薬局でホームヘアカラーを選ぶ時パッケージや見本帳等を見て、
「この明るさのこの色にしよう!」
と思って、いざ染めてみたら全然違う。。。!
これも同じ間違いです。
その色を使えばその色になる!! そう簡単にはなりません!

壁の色を塗り替えるように、上から新しい色を塗ればその色になると。。思っている方が多い見たいです。

今回のようにすぐに明るい染料で染め直してたにしても、染料が混ざり合ったり染料の量が増えて重なる事で暗くなってしまったのでしょう。

通常このような暗く染まった毛髪の場合、最初に溜まっている染料を脱染してから、希望色に染め直す。。。2回に分けて施術を施す必要が有ります。

が、ゆえに 毛髪にも負担がかかりあまりお奨めは出来ません!

でも、隠れ技で髪の負担をなるべく無くしてする方法も有りますが、企業秘密でここでは言えません!!

この他にも、髪の状態や時間差、温度、毛量、等色んな毛髪の環境で異なった施術方法でやって行きます。勿論美容室では、プラス 多種多様な蛋白質や保護剤、特殊なやり方など痛ませない方法の最善を尽くして行います。

ホームヘアカラーでは限界が有りますが。。

語ると長くなりますけど!

一つアドバイスをするとしたら、
ご自分でホームヘアカラーをされる時、希望の明るさよりも暗くならないように!!


「明るくなった毛髪を暗くするのはまだ良いですが!暗くなった毛髪は明るくするには何倍も毛髪を痛めることになります。」

注意・・暗く染めたら痛むと言う意味では有りません!!
あくまでも、暗くなった色を明るく染め直す場合です。誤解が無いように。。あしからず!!


パーマもカラーも毛髪が痛めば痛む程、掛かりも染まりも持ちまでが悪くなります。。
髪を大事にして下さい。

皆さんも髪を労りながら秋色カラーで楽しんで下さい。


只今 美容師 募集中!です。

  宇城市松橋町大野8-5
  美容室 I-WALK
   0964-33-3937