「 あぁ 無情 」

ミュージカル映画 『 レ・ミレザブル 』 が公開されている

未だ 映画は観に行っていないのだけれど・・・

ジャン・バルジャンは
かつて パンをひと切れ盗み　そのために長い間 投獄され
仮釈放されたところから・・・ストーリーは始まるらしい


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ず～っと前のブログにも書いたことがあるのだけれど・・・

小学校二年生の時
担任の先生が、病気で数日 学校を休まれたことがあった

代わりでこられていたＷ先生は
子供の私たちからすると 随分オバアサンの先生に思え
（ 何て失礼な事！　今の私より、ずっと若かったはず！ ）

子供たちはなかなか馴染めず、
先生も困っておられたようだった。



最初は、担任から出されている課題をこなすだけの
１～２日が過ぎた。

・・・課題も無くなり・・・することが無くなってしまった


そして・・・


Ｗ先生が・・・「 今から ＜ ああ 無情 ＞ というお話をします 」
と、不幸な ジャン・バルジャン の物語を話始められた



教室は し～～～～～～ん と静まり返り
子供たちは先生のお話に引き込まれていった！！！

まる二日間、ジャン・バルジャンの物語を聞かせてもらった

・・・・・・・・・・

お話は終わり・・・Ｗ先生が
「 明日から、（担任の）Ｆ先生が来られます。
皆さんとはきょうでお別れです。
お話を聞いてくれてありがとう 」
といわれると

クラスが一斉に
「 嫌やぁ～～～。 帰ったらアカン！　また来て～！ 」
叫びに近いような子供たちの声だった

Ｗ先生の声も表情も
今でもハッキリ覚えている


子供の時に
本当に良い時間をもらった！

＜ ああ 無情 ＞ という物語は
今でも、皆のこころの宝物になっていると思う