折原ようこ「I'm fine and sing♪」 ・・・jazz vocalist の 独り言・・・

Jazz Vocalist 折原ようこの Live schedule と Live 日記 and...

永遠の・・・

2015年02月16日 | Weblog
テレビで
三夜に分けて
「 永遠の0 」
というドラマを
放送していた。

特攻隊員として
太平洋戦争で亡くなった
宮部久蔵と言う人の話。


そして・・・
NHK 朝の連ドラ
「 まっさん 」 の話も
戦争と言う時代に
突入した。


・・・・・

私は
戦後生まれだから
実際の戦争は知らない

昭和三十年代後半になっても

傷痍軍人が
町に居たこと

近所に
国民服を着ているオジサンが
居たこと


小学校の時の
担任だった先生は戦争へ行き
海軍の学校にいた
という先生も
学校にはいた。

今から思えば
まだまだ
< 戦後 >
だった様に思う


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そのころ我が家では
両親は
全くと言っていいほど
戦争の話をしなかった

後年 母に
なぜ戦争の話をしなかったのか・・・
なぜその時代の事を
伝えようと思わなかったのか・・・
聞いた事がある。

「 思いだしたくもない時代だから 」
「 戦争を体験していない人に
いくら戦争の話をしても
わからないと思う 」
と言った。

・・・・・

それから 数年後
両親は
鹿児島へ旅行に行き
帰ってきてから
母はしばらく沈んでいた


学徒動員で召集され
鹿児島・知覧から
特攻隊員として飛び立ち
亡くなった多くの人の事を
記念館で見たから
という。


その中には
自分が見送ったであろう
学徒で出征していった人達も
たくさんいたのだと思う
といっていた。

死ぬ事がわかっていたのに
それを送りだしたという思いを
ずっと引きずって居る様だった。

当時は
当たり前だった事が

後に
心の傷となっている。


・・・・・


その母も
来月には90歳になる。

最近は
いつもニコニコしているけれど
心には
永遠に消えない
「 戦争の傷 」 を
負っているのかもしれない。

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