介護の中で1番やっかいなことは、食事の介助です。
手が動かないばかりでなく、嚥下するのも大変な作業、
尚且つ精神状態もよくない状況での食事なのです。
調子のいい日には自分でスプーンを持ってなんとか食べるのですが
そうでない日は私らが食べ物を口まで運んでやる必要があります。
それでも食べてくれたら良いのですが、口に入れたままボーッとして
なかなか飲み込もうとしない時がよくあります。
結局、ほんのひとくちか、ふたくちしか食べない日もあるので困るのです。
そんな日は水も飲まないし、食後のうがいもしません。
私が戻って最初の頃、食事の時間になると親父はこう言うのです。
「さあ、また戦争かぁ?」
最初それがどういう意味か分からなかったのですが、その答えは
まもなく明確になっていきます。
ちゃんと食べないといっては怒鳴り、口の中の物を出したと言っては叩き、
薬を飲まないといってはコップの水をかけるのです。
そりゃ、しっかり食べさせないといけないけれど、そのやり方があまりにも
酷い。先の投稿にも書いたように、抵抗のできない老人にストレスを
与え続けると、それを回避するためボケに陥ってしまいます。
親父は馬鹿だから、自分のやり方で食べさせようとすればするほど悪循環に
陥ることを理解していません。
私が戻った当初はまだ調子良く食べる日も多かったのですが、最近では
そんな日もごく僅かになりました。
手が動かないばかりでなく、嚥下するのも大変な作業、
尚且つ精神状態もよくない状況での食事なのです。
調子のいい日には自分でスプーンを持ってなんとか食べるのですが
そうでない日は私らが食べ物を口まで運んでやる必要があります。
それでも食べてくれたら良いのですが、口に入れたままボーッとして
なかなか飲み込もうとしない時がよくあります。
結局、ほんのひとくちか、ふたくちしか食べない日もあるので困るのです。
そんな日は水も飲まないし、食後のうがいもしません。
私が戻って最初の頃、食事の時間になると親父はこう言うのです。
「さあ、また戦争かぁ?」
最初それがどういう意味か分からなかったのですが、その答えは
まもなく明確になっていきます。
ちゃんと食べないといっては怒鳴り、口の中の物を出したと言っては叩き、
薬を飲まないといってはコップの水をかけるのです。
そりゃ、しっかり食べさせないといけないけれど、そのやり方があまりにも
酷い。先の投稿にも書いたように、抵抗のできない老人にストレスを
与え続けると、それを回避するためボケに陥ってしまいます。
親父は馬鹿だから、自分のやり方で食べさせようとすればするほど悪循環に
陥ることを理解していません。
私が戻った当初はまだ調子良く食べる日も多かったのですが、最近では
そんな日もごく僅かになりました。