下天の内をくらぶれば、夢幻の如く也 2006-12-31 11:51:48 | 映画 今日は、私が今年見た最後の映画である『パプリカ』(監督:今敏)について書きます。 1.本作は筒井康隆の同名小説をアニメ映画化したものです。 私は、小説の映像化というのは一種の「翻訳」だと思っています。しかし、小説というのは読者のイマジネーションに直接訴えかけるものですから、いくらでもスケールを大きくして描ける媒体といえます。他方、映像は映画にせよドラマにせよ時間的・技術的な制約があるので、小説と . . . 本文を読む