はじめに
4月にプライベート用に購入したLet's Note CF-SX3。法人モデルでWindows 10 Proになったし、SSD搭載できびきび動くしで、よい買い物をした。しかし、半年以上たって、内蔵SSDの容量が足りなくなってきた。解析ソフトで見てみると、iPhoneとiPadのバックアップファイルがかなりの容量を占めているという。これらのファイルはほかのフォルダには作れないので、さて困った。
そこで、内蔵SSDを大容量のものに換装してみることにした。もちろん、素人の自分では何もわからないので、先達の教えを乞うことに。参考にしたブログは以下の通り。
手順としては、①SSDのフォーマット、②元のディスクのクローン作成、③クローンディスクと元のディスクの入れ替え となる。
今回ヨドバシカメラで入手したものは、SSD本体と取り出した元のSSDを格納して外付けとして使うためのHDDケース。SSDはSanDiskのUltra 3Dの500GB、8,480円。ケースはセンチュリーの汎用ディスクケース3,030円だった。Let's Noteの内蔵ディスクは7mm厚とのことなので、そこは注意しておく必要がある。
SSDのフォーマット
まず、SSDを開封。なんだか豆腐みたいなケースに入っている。
続いてケースを開封。ケースとケーブル、そして7mm厚のドライブのためのスペーサーが同梱されている。
端子を保護している黄色いシールをはがして、ケースにセットする。
この状態でPCに接続する。管理ツールから「コンピュータの管理」>「ディスクの管理」を開く。
フォーマットを促す画面がポップアップするがいったんキャンセル。
「ディスクの管理」画面では新しいSSDは「未割り当て」「初期化されていません」といった状態。
左下の「初期化されていません」の部分を右クリックして「ディスクの初期化」を実行する。
ここで重要なのは、「マスターブートレコード(MBR)」をチェックして、起動ディスクとすること。しばらくすると「初期化されていません」が「オンライン」に変化する。
今度はディスクの内容の表示領域を右クリックして、「新しいシンプルウイザード」を選ぶ。
するとウィザードが立ち上がる。
ここではパーティションを区切らず最大容量を設定する。どうせクローンになった時に前の要領でパーティションが切られてしまう。
ドライブ文字はデフォルトで構わない。
「次へ」をクリックして、最終確認画面。
すぐにウィザードは完了する。
ディスクの管理画面ではまだ「フォーマット中」になっていたが、実際には完了していた。20分ほどロス。
クローンの作成
続いて現行のディスクのクローンを新SSDに作成する。使ったソフトはEaseUS Todo Backup Free 12.0。インストールして立ち上げるとこんな画面が現れる。
まずコピー元のディスクを選ぶ。もちろんハードディスク0。
チェックを入れると青く反転する。
続いて、コピー先を選ぶ。今は外付けになっているハードディスク1にチェックを入れる。
左下の「高度なオプション」をクリックして、「SSDに最適化」にチェックをいれてから「OK 」。
いよいよこれでクローンの開始。次のような恐ろしいアラートが出てくるが、設定を確認してOK。
ここから、50分ほどかかってクローンが作成された。
寄り道して面倒なことに
ここまでで手順は問題なく終了した、はず。そこで、外付けのまま、BIOSで設定を変えて起動してみることに。ところが、ブルースクリーン。
いろいろ調べてみたが、「諸説あります」の状態。えい、ままよとばかりディスクを入れ替えてみることにした。
その前に、前の起動ディスクの状態そのままなので、増やした分の容量が未割当のままの状態になっている。そこで、「EaseUS Partition Master 13.5」を使ってパーティションを切りなおす。インストールして、立ち上げたのちに、右側の「サイズ調整/移動」をクリック。
真ん中のバーの黒丸を移動させて設定する。
ディスクの入れ替え
ここでSSDを入れ替える。まずACアダプタとバッテリーを取り外す。
バッテリーを取り外すとディスクのカバーになっているステンレス製のパーツが見える。
ビスを取り外し、少し右にずらすとカバーが外れる。
外すとこんな感じ。保護用の透明シートがややこしそう。ディスクについているベロをゆっくりと引き出す。
すると既存のSSDが現れた。
セットアップしておいた新しいSSDをコネクタにつなぎ、元通り収納する。おっと、引き出す時のベロを作っておいたほうがいい。
前に入っていたものは東芝製の128GB版だった。さすがに128GBだときつかったのだろうな。
元通りディスクを収納。透明のスペーサーのようなものは薄いPETでできたポイントカードを靴ベラのように使うとうまく収納できた。ビスを締めた後で祈る気持ちで電源投入。すると、何事もなかったのように立ち上がった。なんと。これで快適な作業環境が継続できる。