custom ue 11 pro (1)

　結局、次期イヤホンは custom ue 11 pro に決定です。

　custom IEM (In Ear Monitor) は他にも Westone や Sensaphonics から出てますが、私は使ったことがないメーカーであるため、音の傾向など全く分からないことから見送りました。

　ちなみに Ultimate Ears に対する私の印象は、「可聴周波数帯は低音から高音まで広くて、ちょーっと低音強調気味で、気持ちドンシャリ。音の分解は良好」です。

　UE の custom シリーズのラインナップには、前フラグシップの ue 10 pro も残っています。mixi のコミュニティなどを見ると「ue 11 pro って、"10EB" って雰囲気で低音過多」なんて言われてたりもします。でも、ボーカルの帯域用のドライバが追加されており、Tripple.fi 10 pro で不満だった「ボーカルが引っ込んでしまいがち」ってのは解消されていると信じたい、ところです。

　そういえば Ultimate Ears って、カリフォルニアの Irvine ってトコにあります。8年前に3ヶ月ほど仕事で出張してたトコから、東南東へ10kmぐらいの場所。…あんとき耳型採って、納めときゃよかったなｗ　そしたら直接オーダーもやりやすかったのに。

 

　私の場合、Extreme Wave 社を介して日本語での発注だったため、難しいことは一切無し。Ultimate Ears への直接発注に比べ、費用は倍近く取られますが。入手後具合が悪かったときや、故障時の意思の疎通の簡便さを優先したってことで。

　ここ、日本語通じますがアメリカの会社らしい。なのでメールのやりとりには時差が発生します。

　UE に直接発注する場合は、Music TO GO! をご覧になるとよいかと思います。非常に詳しく、丁寧に注文の経過が書かれており、参考になります。

 

　さて、Extreme Wave 経由で発注するとしても、耳型（インプレッションと呼ぶ）を採取できるところが近くにあるのか、ってのが心配でした。が、うちから300mぐらいのご近所で、理研産業補聴器センターの営業所、ってトコを紹介されました。結構どこにでもあるもんなんですね。

 

　耳型の採取ではまず、鼓膜を保護するために、耳道の奥まで綿球を入れます。

　custom IEM 用の耳型は、補聴器の耳型より少し奥まで型を採るよう、UE から指示されたんだとか。耳道ってのは一旦捻りが入ってものらしいですが、その捻りを超えたところまで採れ、という指示だそうで。

　2液混合で硬化が始まる粘土のようなものを、綿球で蓋した耳道にチューブで注入します。　

　私の耳道は、通常より曲がりが少なく真っ直ぐらしい。そのため耳道の「捻り」が分かりづらく、結構奥まで採れちゃった模様。そういえば、よく髪の毛とかが耳道に入り込んで、鼓膜に当たってガサガサうるさいことがあるんですよねー。そういう体質だったから、なのかー

　耳道の直径は通常より細い一方、入り口は広く、粘土の量は通常の倍ぐらい必要でした。

　早い話、外耳が傾斜の緩い漏斗状になっている、と。

　だから、多くのカナル型ヘッドホンで、イヤーチップを無理矢理奥までねじ込んでもすぐ外れちゃってたのね。ヽ('ー`)ノ

私の耳型

　硬化まで5分程度。左の耳毛が堅いのか、「す」が出来て３回ほど取り直しとなりました。右は２回。一番出来が良い物をアメリカへ送るそうです。

 

　請求書キターｗ　こちらは三菱東京UFJの指定口座へ振り込み。耳型を採取した補聴器営業所には、直接支払いの必要はありませんでした。

　本体価格が￥178,000-。送料込みです。

　更に到着から半年間に故障した場合の送料も含まれています。

　その後１年半の故障時は、送料￥5000- で対応（修理自体は無料）。

　購入から２年以降後は、送料全額(日米往復250～300$)、状態によっては修理代金が必要、とのこと。

　UE に直接発注した場合の請求は（アートワーク代別で）1150$ ですが、こちらは送料別。万一修理が必要になった場合の送料を考えると、案外 Extreme Wave の請求額はそんなに高くないのかもしれません。ま、SHURE 並にガンガン故障されても困るんですがｗ

 

　ちなみに、自作アートワークは左右それぞれ１万円。同じ柄なら両方で１万だそうで。よかった。ちゃんと「イルカ」じゃなくて「シャチ」と認識してくれたｗｗ

　ORBEA マークは…白ライン２本、ですか。ｗ

　ORBEA の Webサイトのマークのように、左上側を黄色にしようか、とも迷ったんですが…やはりいつも orca のトップチューブ上で見慣れてる、「２本とも白」のマークで決定。

　さて、できあがりは１２月半ばの予定…時間かかるねぇ流石に。

 

つづく