2階がドンドンかまびすしい。
子供たち二人が上阪の旅から帰ってきた。
お土産と、お土産話に花を咲かせているのだろう。アタシはこうして鼻に塩吹いているというのに、母との一瞬の別れと再会すら彼女たちにとっては、ささやかな冒険の証と誇りであるのだろう。
留守中毎朝、母の携帯に電話が入った。
「ねぇ~カアさん♪今朝のワタシの運勢どぉ」
「しゃかしゃかねずみチャンは青い星二つ。で
ザ~ンネン!おねーちゃんの食いしん坊ワンワンは星4つ、おめでとーー」
「むっつりクマくん(チビまるくんです)はどうなってるの?」
「クマくんは、獅子だから・・・うーん、イマイチかもぉー。今日もじーちゃんたちの言いつけ守って安全でね~」
「はぁーい、またねー」
おいおいっ、もうヒトリいるだろがい?
でも、そんなやり取りを小耳にはさみながらも知らん顔して耳をそばだてる(どっちやねん!
いつものジブンツッコミ)。
彼女たちのざわめきがとても心地よい。
間違いなく、今の自分の根っこなのだから。
だから、今日も父さんがんばれる!
こっそり、妻の携帯に入った自分の運勢覗く。
「思いもかけない、素敵な出会いが待ち受けてるかも。ラッキーポイントピンクのバッグ」
こっそり、おねーちゃんの遊び用バッグを自転車のカゴの奥に忍ばせ、鼻歌で出かける。
鼻からダラダラ鼻水が溢れる。
チェ、今日もなんの出会いもなかった、かも。
でも、2階に上がる前、もう1度、ラストチャンス、玄関の外にでてみようか。
窓からは通りすがりのような走り風。
やがて、雨になった。
子供たち二人が上阪の旅から帰ってきた。
お土産と、お土産話に花を咲かせているのだろう。アタシはこうして鼻に塩吹いているというのに、母との一瞬の別れと再会すら彼女たちにとっては、ささやかな冒険の証と誇りであるのだろう。
留守中毎朝、母の携帯に電話が入った。
「ねぇ~カアさん♪今朝のワタシの運勢どぉ」
「しゃかしゃかねずみチャンは青い星二つ。で
ザ~ンネン!おねーちゃんの食いしん坊ワンワンは星4つ、おめでとーー」
「むっつりクマくん(チビまるくんです)はどうなってるの?」
「クマくんは、獅子だから・・・うーん、イマイチかもぉー。今日もじーちゃんたちの言いつけ守って安全でね~」
「はぁーい、またねー」
おいおいっ、もうヒトリいるだろがい?
でも、そんなやり取りを小耳にはさみながらも知らん顔して耳をそばだてる(どっちやねん!
いつものジブンツッコミ)。
彼女たちのざわめきがとても心地よい。
間違いなく、今の自分の根っこなのだから。
だから、今日も父さんがんばれる!
こっそり、妻の携帯に入った自分の運勢覗く。
「思いもかけない、素敵な出会いが待ち受けてるかも。ラッキーポイントピンクのバッグ」
こっそり、おねーちゃんの遊び用バッグを自転車のカゴの奥に忍ばせ、鼻歌で出かける。
鼻からダラダラ鼻水が溢れる。
チェ、今日もなんの出会いもなかった、かも。
でも、2階に上がる前、もう1度、ラストチャンス、玄関の外にでてみようか。
窓からは通りすがりのような走り風。
やがて、雨になった。
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