1970年代が子供時代でした。

昭和時代の虐待家庭記録など、自分の不幸についての告白です。

簡単な自己紹介と、不幸のイントロダクションです。

2022-08-18 03:00:00 | 日記
今日からこちらで書き始めます、城南です。女です。

わたしは虐待サバイバーで、なおかつ離婚歴もあり、一人娘ともわけあって離れ離れ…など、不幸ネタが山のようにある人間です。なので、そういうのを少しずつ、ここで面白く書いていきたいと思います。

そんな不幸ばなしは墓場まで持っていけばいいじゃん、一人で引き受けろよ、という考え方もあるのでしょうが、わたしは根が表現者なので、これをなかったことにして葬り去ることがどうしてもできないのです。書かずに死ねるか!
また、物ごとには必ず原因があります。
ですので、自分の不幸を単なる愚痴として垂れ流すのではなく、「なぜそうなったのか?」という原因探求の視点も持ちながら、書いていきたいと思います。大袈裟に言えば、「昭和という時代が生んだ問題を検証していきたい」というような気持ちです。原因があって結果がある…。

などと真面目に言っていますが、必ずしもシリアスに読んでいただかなくてもよくて、「他人の不幸は蜜の味」的エンターテインメントとして楽しむのもあり、でしょう。(エンタメ目指してないけど、やっぱり、面白く読んでもらえたらとは思います。)

よくある「他人の不幸マンガ」や「貧乏や転落に関するネット記事」等を読むとしかし、ホストに貢いだらお金なくなりました、とか、ギャンブルで仕事も家庭も失いました、とか、すべてが見事テンプレどおりです。
しかし、わたしの場合は、あまりに「普通ではない」家庭に生まれ、あまりに「普通ではない」生き方を強いられ、テンプレからはかけ離れていたのです。
わたしと同じ境遇の人というのが世の中にほぼ全くいないので、虐待されていても、誰にも同情も共感もされない。助けてくれる人もいない。
「ありがち」じゃない人生とは、つらいものなのです。

テンプレどおりだと、わかりやすい。ホストに貢いだせいでお金がなくなったなら、貢ぐのをやめればいい、というように、原因と結果および解決策、がはっきりしています。
でも、わたしの場合は、原因がまったくわからないままひどい現実が次々と襲いかかってくるのでした。本当、ピュアな地獄です。渦中にいると全然わけがわからなかったのです。
原因がなんとなく見えてくるまでに、結局、半世紀以上もかかってしまいました。

ここでお気づきのとおり、わたしは半世紀以上生きてますーー1965年生まれです。

父は昭和ひとケタ生まれで、第二次大戦を知っている世代です。

これが思いのほか重大な要素だったことが、ようやく最近見えてきたのでした。
(次回に続く)