Humoreske(小噺ひとつ)

ここでおひとつ、小噺をひとつ。
フモレスケはユーモアからきたことば。

NYフィル、北朝鮮へ行く

2008-02-26 | おもうこと
マゼール率いるNYフィルが北朝鮮入りしたらしい。

日本が伝えるニュースは、金総書記が演奏会に姿を見せるかどうかのみ。


NYフィル、北朝鮮に到着=26日に歴史的公演(時事通信) - goo ニュース

オーケストラが、世界の歴史にひとつの礎を
築くことはこれまでもあったし、音楽はいかなる
政治介入関係なくあるべしって思うから別に構わないのだけど
淡々とした日本の報道を見てると、「何か?」と
むしろ聞きたくなる。

CNNのAsiaニュースではこんな感じ。
CNN.com

ABCではこんな感じ。

abc

ABCのニュースの中の映像で、
Music Rocks North Korea's Isolation
というタイトルのを見てみると、
日本では映し出されない北朝鮮の「今」が見えてくる。

(The New York Philharmonic is set to perform in previously 'closed' North Korea.
02/25/2008From: World News Tonight with Charles Gibson)

アジアの「英語教育」の様子って、日本であまり
報道されないけれど、実際、ロンドンで会った韓国の子も
中国の子も皆、学校教育の中である程度は話せるように
なるのよっていっていた。もちろん、それって、一部、
高等教育を受けられる一握りなのかもしれないけれど、
ずーーーっと長いこと英語教育を受けて、しかも難しい
英語入試問題まで解かされていながら、外国であまりにも
喋れない日本って、なんでしょうね。。。

日本におけるアジア報道ってのは、
どっか、日本目線(当たり前だけど)、
アジアの成長を脅威のように外まきから煽り立てたり、
或いは底辺を見せて上層部を批判することだったり、
もちろん、、、それも然りなんだろうけれど、、、
なんだかとても極端な気がしてくる。

餃子の問題も、サッカーの試合の報道も、
一局の見方ばかりしてると、問題の
容積が見えなくなりそう。

演奏されるのは、パリのアメリカ人に、新世界。。。
北朝鮮の子どもは聴けるのかしら。
団員は、気を抜かず真剣に弾いてくれるのかしら。
ホールの環境とかってどうなのかしら。
スタッフはいるのかしら。

「揺さぶり外交」と揶揄される国だけれども、
NYフィルの音楽は、彼らの心をホンキで
揺さぶれるものかしら。。。

全世界に中継だって。
どうやったら見られるのかしら。

難しいことはいえないので、
見つめることしかできないけれど。


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