Humoreske(小噺ひとつ)

ここでおひとつ、小噺をひとつ。
フモレスケはユーモアからきたことば。

短い命の永遠性

2009-04-08 | すきなもの
早く咲いて
寒さを経て
なかなか咲けず
咲ききれぬ
満開の命は短く
散るそのときまでも美しい


今年の桜の運命は。。。


「がんばるしかない」毎日に

さくらを仰ぎ見ている間だけは

「無心」でいられました。


それがわかっていたので、
むりやり、、、むりやりでしたが、
京都まで行きました。


静かな心で向き合う桜には

「永遠につづく」かのような時間を感じさせました。

このまま枝にうもれて、
花びらにうもれて、


だれにーーーーーも
見つけられることなく


土になって

太陽を浴びて

水を含み

桜の養分になるのも

ありかなーーーーーと思わせる「魔力」を持った
桜が、、、たくさんたくさんあります。。。


別に心を病んでいるわけではないんですが


限りあるのに永遠性を感じるんですね。。。


木肌にふれて
すべすべとした花びらにふれて
ひとすじの風が吹いて花びらにつつまれたときに

別になんの罪をおかしているとか、そういうことではなくて

「ゆるされている」

気持になるのは、、、


なんなんでしょう。


人があつまり、
こどもたちがそのまわりをかけぬけ

若き者も、老いた者も
さくらの前にみな同じで。


うれしいし
かなしいし
しあわせだし
へいわだし
さみしいし
こわいし


今年もたっぷり

魔力にやられているようです。



最新の画像もっと見る