hulali~noの大事な1秒

好きなもの、好きな事、好きな人たちとの大事な関わりの1秒1秒の記憶を記録して・・・。エンタメレポが今や治療日記。

Tree tour at Yokohama Arena 4.24

2014-04-29 21:26:01 | トン
やっと、平日、土日の時間の配分が出来てきて、祝日は自分のことを出来る余裕が出てきたので、精神的にも安定してきてます。
良かった、良かった。
結局、こんな風に思えるようになるのに半年かかってしまった…。

と、こんな個人的事情は置いといて、既に始まっている~TreeTour 2014~
横アリをスタートして、既に名古屋の2日目が終わってしまいましたね、始まると、ホントに早い。

で、MY初日だった横アリ4月24日。
ネタバレ多々ありですので、ご注意くださいね。

席は本ステージから一番遠いけど、ほぼ正面のアリーナBブロック。横アリのアリーナはスタンド1階席ですね。(紛らわしい

初見なので、全体が見ることができるのと、スクリーン映像をしっかり見ることができるので、良かったです。
アルバムを聴いた時から、ライブ1曲目は♪Champion♪だろうな、イントロ長めにして、重低音リズムで登場か?って思ってました。
曲は正解
ただ、毎回感心しますが、SM系のライブは、本当に映像が作りこまれてますね。

映像の中のゴールドのフード付きマントを着た2人。フードを深めにかぶり、顔が見えないようにしてます。
映像から、そのまま現実のステージへの、その姿で登場。フードを取った時の会場の歓喜の悲鳴が会場を揺らし、テンション急上昇

TONEやTIMEの時の白の王子姿も良かったけど、「金」の、似合うこと、この上なし。

冒頭はダンスナンバーで、会場の勢いをつけます。煽るようにレーザーの演出が綺麗でカッコいい。
レーザーの綺麗さは、遠い正面からの方が堪能できます。思わず「おーっ!」って声が出ちゃう。

会場が小さい分、両サイドのスクリーンも小さく、それを双眼鏡で見るくらいでしたが、本ステから花道でアリーナ中央から浅いYの字に
横に伸びたステージです。
それでも、本ステから花道に階段状に前方へ移動できる可動式で、花道先は円形で回るようになってました。

そうそう、最初のダンスナンバーが続く中で、本ステの3Dマッピング映像と2人が重なります。これが、面白くてカッコいいです。
これも、正面から見てほしい演出です。
ダンスナンバーで♪Scream♪のカップリング曲♪Disvelocity♪をやってくれたのは、個人的に「やった!」って思いました。
好きなんです、この曲。
早くも、もう1度振付も含めじっくり見たい1曲になってます

始めの挨拶までのダンスナンバーで、チャミがかなり飛ばしてまして、挨拶の時には汗がダラダラです…あ、いつもか。

チャミは横浜の最終日だから、更にお客さんが熱いって言ってました。

バラードの部分はブルーの柔らかめの生地の衣装で、涼やかです。
♪I LOVE YOU♪…歌詞の一言一言を大事に歌ってくれて、2人の想いがひしひしと伝わってきます。
会場みなそう感じていたのか、ワンコーラス終わった時点で、自然と拍手がおきました。2人の想い対して「ありがとう」の拍手だったと思います。

そして、この曲はCDにはなっていたものの、生で聴くとは無いと思っていた歌…♪With All My Heart♪
何故、聴けないと思っていたかというと、この曲がリリースされたのは、映画の主題歌としてですが、5人の関係性が微妙な時期でした。
事実上、5人での活動は停止状態の時で、いつか5人が揃った時に歌ってくれる、そう感じさせてくれる歌詞でもあり、でも戻ることは
無くなった今、もう無いなって。

だから、イントロ聴いた時の驚きは大きかったです。
でも、2人の歌を聴いていて、歌詞の内容も改めて聴いていたら、この歌は既に2人とファンが互いを想い合う…そういう歌になってました。
そのことが嬉しくて泣いてしまいました。
やはり、この歌の時も会場のみんなの色んな想いがあり、ワンコーラス終わりで拍手、歌い終わった後の拍手は、しばらく続いていました。

このパートで♪Wedding Dress♪円形ステージが周り噴水で水が2人を囲みます。
そして、両サイドに伸びたステージでは、男女カップルのダンサーが踊ります。
下手側にRuiくん登場。
相手の女性は、おとなしめのRuiくんには、ちょっと手におえない感じ?(笑)。

ドームだと途中とラストで、トロッコに乗り、スタンド後方まで回ってくれますが、アリーナでは、それは無しでした。
割と本ステにいることが多かった気がします。本ステ寄りのP席の人にとっては嬉しいですね。
本ステ寄りのPだと、2人が花道先へ行ってしまうと、スクリーン見るか、2人を生で見るには後ろに向いて、2人の後ろ姿を見るかになってしまいますから。

会場の小ささを一番感じるのは、Yの字のステージ先端が、スタンド席の目の前くらい近いってことです。
私が次に行くのは仙台ですが、セキスイハイムアリーナはスタンドの1階しかないようで、更に小さいかもしれません。
どんな感じになるでしょう。

被災地での開催は2人が強く望んんだことだと聞いています。遠征して行く者としては、自分が行くことで地元で行けない人がいるかもしれないと
思うと少し申し訳ないような…、2人の想いを阻んでいるような気になってしまいますが…。
ただ、仙台に行くことで、やっと気仙沼の友人を訪ねるきっかけになったし、遠征して行く人は、その地の物を食べたりお土産を買ったりすることも
支援の一つです。
是非、「金のさんま」を買って帰ってください。ごはんに合います

さて、ライブの話に戻りますが、今回ファンが楽しみにしている♪Something♪
これは、今までのトンのイメージから、さらに広がり、世界観はクラシカルでSWING Jazzです。それまでの流れとは、色合いがかなり変わります。

で、さすがって思ったのは、MVのようなステージ上でカードゲームシーンを再現、空気をそこに持っていってからの・・・

♪スリスリ♪
きゃぁ、これまた聴けるとは思ってなかったのでテンション上がりました。毎度律儀に日本語に訳して、日本語でのパフォーマンス。
会場も大喜びです。
そして、さらに客席を楽しませる小芝居があり(無声映画のように動きだけで見せます、笑いも誘います)
♪Something♪
楽しくて、楽しくて、自分がずっと笑ってるのが分かります。

トークの時間は、アルバムタイトルを言わされます。で、会場「Tree!!」と叫びますが、ダメ出しです。
数名「ツリー」と言ってると(笑)。
ユノのお手本「Tree」トゥリーです。
会場やり直し、こころなしか、会場も1回目より英語っぽく聞こえた(笑)。

トーク中にこんなことがありました。
2人の他愛もない会話の途中に、ユノが「来年は…」と口走りました。会話の流れで大意は無かった思うのですが、会場はこれに過剰に反応。
少しざわつきました。来年もやってくれるの?っていうね・・・。
2人は気にせず話し続けてましたが。

パートの間の映像で、多分会場が一番喜んだのは(萌えたのは)、ちびユノ軍団、ちびチャミ軍団の登場でしょう

このちび軍団が、でかチャミ、でかユノの指示で街づくりをします。これ、可愛すぎてたまらん映像です。会場萌えまくり、癒されまくりの時間となりました。

今回のソロ、チャミは座ったままでバラードを、ユノは丸いサングラスでキュートなダンスナンバーです。
今までセクシー系を強く望んできましたが、このユノも良いです

アンコールは客席後方両サイドの入り口から登場。
スポットが当たってたけど、お客さんと同じ高さなので、なかなか見つけられなかった。せっかく客席通路からの登場でしたが、スーツ姿のセキュリティに
しっかりガードされてました

客席から登場したことより、私的に上がったのはその時の曲…♪Miss you♪でした。
会場も、「WO.o.oh!」と掛け声を忘れません。懐かしくて嬉しい。
この曲の最後はコーラスで「I miss you,I miss you,I miss you…」とだんだん小さくなっていくんですが、会場の声も、しっかりフェードアウトしてるのが
面白かった。ファンも楽曲に忠実だぁって。自分もやったんですけどね(笑)。

帰ってこの曲が聴きたくなって聴いたら、皆、声が若いっ
流れで、この曲が入っているアルバムを聴いていて…やはり「東方神起」の楽曲はいい曲が多いなぁって、しみじみ思いましたね。
そして、大人になった2人にぜひぜひ♪Choosey Lover♪をセクシー全開で歌って踊って欲しいなと切望

2人は、この♪Miss you♪が8年前の曲だと話始め、その頃からファンの人も8年経って老けたと、チャミ。こちらは笑うしかない

ユノに言い方を直されてました(笑)。

ラストのダンサーさん、バンドメンバーを呼び込んでの挨拶の時、何故か2人とも低姿勢、低くなりすぎて、ほぼ土下座(笑)。
で、ユノは、最後にそばに来たカキやんと、座った状態から、BoAダンスみたいに両手のひらを合わせて、立ち上がって、ユノ、客席見てニヤっとしました。
会場もそれ見て笑って…。

3時間を超えるライブなのに、あっという間です。
楽曲のジャンルがぐーんと広がって、また階段を上がったって思わされたライブでした。

こんなに楽しく幸せな時間を、ありがとう。2人にはこの言葉に尽きますね。
ツアースケジュールは、かなりタイトですが、どうか、無事完走できますように。

ついでみたいですが、横アリでのショット、他数点。

事前購入では、かさばるパンフとか売れきれてしまいそうなもの、ライブまでにデコ完了させて参戦したいのでTシャツなど。
 どのページもクラクラきます。

 右の方がかなり可愛いです。

 缶バッチはタペストリーに追加。


ライブ会場には、こんな書き割りが、グッズ紹介の所にあります。
 並んで写真撮れればいいのに。

写真撮ってください!と言わんばかりのトントラ。

反対側は人が多くて、諦めました。

今回、Tシャツはピンクを選択。成長型デコとしました…意味はツアー終了後に。
ウチワも今日、一気に完成させました。

さ、明日から3日仕事したら、ライブだ

いよいよ!

2014-04-21 08:10:35 | トン
ツアー開始直前です。
2人はどんな気持ちでしょう?
去年のツアー前にも同じこと書いたような・・・。

ツアー前のタイミングで韓国では痛ましい事故があり、韓国芸能界でも、カムバやファンミが延期、音楽やバラエティー番組も当面放送しないとのことで、当然、ゆのちゃみも、心を痛めているでしょう。

正直、それを全く考えないでツアーに参加するのは難しいですね。
どういった心持ちでライブに参加したらいいか、きっと2人が導いてくれるでしょう。

まずは、この状況でツアーを決行してくれることに感謝、そして、2人とライブに参加する皆が怪我や病気などなく、最終日までたどり着けることを祈ります。

MY初日は、24日。
今回のデコTシャツは、成長型にしようと考えてます!

MOZU

2014-04-10 22:50:38 | バラエティ&ドラマ エンタメ全般
いやぁ、お風呂後回しで見てしまった。
先日このドラマの番宣で、香川さんと西島さんが、映画でもなくドラマでもない『MOZU』という唯一無二のジャンルを作ってると言ってましたが、納得。
複雑に絡んだ事件や人間関係、これが、どう展開していくのか、先が気になる!
かといって簡単に答えを出しては欲しくない、もっとハマりたいですねえ。

ヒロッキーと鋼太郎さんの関係もいつもの舞台とは逆転してる。
映像では、特に影のある役が多いヒロッキーですが、そこに黒い、世の中の裏側を見せる、ストーリー展開にも重要なポジションですね。

舞台で培われた演技力は映像の世界でも、クレジットもいきなり一枚看板です。
細身のスーツ姿もかっこいい。これは、ストーリーには関係ないですが。

出てくる人、皆が何かしら抱えてると思わせる世界観。
その全てが興味深く、どうでもいいキャストがいない。
役者さんたちの本気度がビシビシ伝わる『MOZU』、どっぷりとハマろう!







はじまるよ~!

2014-04-09 22:46:03 | トン
急にドキドキしてきた。
今日には横アリのチケットが届くと分かってはいましたが、家に帰って、チケットとペンラ見たら、はじまるぅぅぅ!って。

なんかね、好きになって何年か経って、最近思うのは、二人を囲む何万人もの輪が、二人を含めて仲間のような。

二人がチャレンジするなら応援して、成功すれば自分のことのように嬉しい。
楽しいことは一緒に楽しんで、辛ければ元気付けたいと思う。
それは決して二人へ一方通行ではなく、ゆのちゃみも、ファンに対して、同じ気持ちなのかなって。

はじまるよ~!

酒と涙とジキルとハイド(ネタバレします・追記あり)

2014-04-09 22:12:33 | 舞台・演劇
プレビュー公演に行ってきました。
平日仕事後は、しんどいと思いつつ、随分前から取ってあったチケットで、プレビューは安いしね。
とは言っても長いのかとなぁと、劇場へ行く途中、シアターガイドで調べたら、なんと休憩なしの1時間45分!
最近の映画より短い!これは、三谷テンポで、一気にいくのね、と期待が膨らみました。

キャストは、片岡愛之助、優香、藤井隆。三人芝居かと思いきや、その横に小さく迫田孝也さんという方。

多分観たことない方かと。

内容は、ここは、事前にストーリーとしてサイトに出てる部分ですが、善と悪の人格を分けられる薬を学会で発表するはずだったジキル。
が、前日になっても薬ができない、さてジキルはどうするのか?!ってところから始まります。

本物ジキハイは、当然一人二役ですが、三谷版は違います。
ジキル博士に愛之助さん、悪の人格に売れない役者、藤井隆にやらせようという、明らかにバレる作戦(笑)。
そもそも顔が違いすぎです。
そこに面倒くさく絡むのが、優香演じるジキル博士の婚約者イブ。

話事態も学会前日の数時間の話。

私ね、四人目のキャストの迫田さん、実はこの人が後半ドタバタの笑いを引き出すキーマンなのですよ。
なぜ、名前が小さくなってるか納得できない。
今日一番印象に残りました。

愛之助さんのドタバタも見ものだし、藤井隆くんは間が上手いし、優香ちゃんの誘い笑いも絶妙です。
そしてその3人をもてあそぶかのように、運動会させてる迫田さん、Sな感じがたまらないです。

たくさん笑って、さくっと終わる気軽な作品、楽しかったです。

これ書くの忘れたわ~。
5分前の1ベルが鳴り、影アナが流れました。
男性の声ですが、間違えないように懸命に読んでる感が満載で、誰だ?この声。
劇場スタッフでもなければ、ましてや俳優であるわけがない、棒読み(笑)。
すると、途中で声が変わった。影アナが2人?
この後、2人が交互に読んでいきます。あ、ジキハイだからね、それにしても、下手すぎる(笑)。
客席が皆さん、心の中でそう思っていて、で、最後の
「それでは・・・」の部分を2人で一緒に読んだのですが、その2人が笑いだしてグダクダで終わるという。
2人の笑い声に客席も笑ってしまい、笑い声がおさまった時に
「さま~ずでした!」だって!
そー言われれば、そんな声だった。
三谷さん、これは何狙い?
でも、ここから、あぁ、三谷作品観に来たんだなって、思いました。

影アナは、毎日さま~ず?それとも日替わりかなぁ。




やっと行ける

2014-04-06 16:44:45 | 日常 そして独り言
もう今月からですよ、トンツアー!
今年のツアーは平日が多いため去年のように全箇所行くのは無理ですが、GWの仙台には行きます。
で、仙台に行くなら気仙沼の友人を訪ねたい!って思って連絡しました。

友人は自分のところに泊まってと言ってくれましたが、ホテルに泊まったり、地元のものを食べたり買ったりするのも復興支援かなと
あえてホテルを探しました。
友人の家のすぐそばにご夫婦でやってる小さな旅館があり、早速電話しました。
が、いくら鳴らしても誰もでない。昨日は諦め、今日また電話しても、また誰も出ない。
空室状況が昨日は○だったのに、今日は、△になってて、仕方なくメールを送りました。
それから、また電話したらやっと女性が出てくれました。
何回か電話したけど、どなたも出なかったと伝えたら「すみません、出かけてて。」
笑った、さすが気仙沼だ。旅館の代表電話なのに、電話番もおかず、皆で出かけちゃうって。
のんびりしてんなぁ(^^)
3.11以来、ずっと行きたくて、でも友人は来るなって言うし、でも、やっと、行くことを喜んでくれて、私も嬉しい。

気仙沼は被災地でも一番復興が遅れていると言われていて、行ったら私も現実を目にすることになります。
そのことが大事だと思っていて、行って、見て、感じて、考える。考えたことを行動にうつす。
滞在時間は少ないけど、しっかり見てこようと思ってます。

春からのドラマ

2014-04-06 16:29:36 | バラエティ&ドラマ エンタメ全般
新なドラマ『MOZU』が面白そう!
ヒロッキー出ますよ!西島さん乗ってますね、香川さんが出るだけで内容にも興味がグンと湧きます。
が、このドラマWOWOWとの共同製作の為、シーズン1は地上波ですが、シーズン2はWOWOWでの放送だそうで、WOWOW見れないじゃん(>_<)

とりあえず地上波は録画しないと。

『アリスの棘』も見たい。上野樹里ちゃんの笑顔なしの復讐劇に、そそられますね。

で、最近気になる若手は山崎賢人くん。
いくつかのドラマで影のある役で出てましたが、『バチスタ』で、やはり気になる子だと。
前髪下ろしてることが多くて、その顔がテミンに似てるのも、目が行ってしまう理由のひとつ。

まだ春ドラを全部は分かってないので、チェックしなあと。
後から、あ、これにこの人出てたの?見とけば良かったってならないように。

Blu-rayのハードを整理しないと!フィギュアだらけで、残り時間が少ない(^^;



蒼の乱 ネタバレします

2014-04-06 12:48:38 | 新感線 SKOMB
昨日のソワレ『蒼の乱』行ってきました。

新感線恒例の音楽…お腹に響く重低音、なんか懐かしいって感じた。

新感線自体、久々??森田剛を観てないんだった…ちょうど観れない時期で、数回チケット持ってて、そのまま譲ることもなく
行かずじまい。残念だったなぁ。

ゲキ×シネも行ってないし、DVDも買えてないから、余計に新感線に触れる時間が無かったんだな。

今回も、1回きりだから、しっかり楽しまなくては!
それにしてもVACになってからチケット全然取れない…平日行けなくなったから、土日エントリーで更に厳しくなってしまって、
今回はぴあで端っこが取れただけ。

それでも、おそらくキャストが出入りするであろう横の扉の近くだったのは、唯一のラッキーでした。

相変わらずの世界観、毎回衣装のカッコよさ、色合いや質感に感心しきり。

今回、メインの天海さんと松ケンに加え、重要な取り巻きに聖子さんや粟根さん、太一君となります。

天海さんの登場シーン、自ずと拍手が沸き上がりました。存在感と綺麗さに双眼鏡でガン見です。
いつもなら、男勝りなリーダーシップという役どころが多い中、前半では、そういった部分は見せず、女性です。

登場後、即囚われ、殺されそうになる所を助けるのが松ケンなのですが、そのシーン、
「あ、ここでこーいう出方する人はメインキャストだな、誰だろう?」と双眼鏡をのぞいても、誰だか分からない。
「あれ?誰?絶対メインの誰かなのに・・・」ともう1度双眼鏡でよーく見てると、松ケンでした

びっくりしました。今までの松ケンのイメージでは全然なく、坂東武者の泥臭さと大雑把で豪快な役どころで、それを見事に
演じていて、一瞬誰だか分からなかったというのは、彼の役者としての幅広さですね。

松ケンというと「L」とか前日テレビで見た「GANTS」のイメージがあって、それとは真逆だったので、そこでまず、いのうえさんに
やられたなって思いました。

骨太なキャラで声も野太く響く声で、将門小次郎とはこーいう人間っていうことを見ている人にしっかりと理解させていく芝居、
いやぁ、こんな松ケン観れただけで、得した気分です。

もう1人、太一君
この世にこんなに「紫」が似合う人がいるでしょうか?これまた、登場シーンの紫の衣装で双眼鏡ガン見。覗いたままで、思わず
カッコいい…と声に出てしまった。

彼が最初に新感線に出た時から見ると、いのうえさんが彼に求めるものが高くなってきている気がしました。
どーしても寡黙でクールなイメージがある彼ですが、今回の太一君は、後半感情むき出しでのセリフや殺陣など、新たな面を魅せてくれます。
そして、本編とは別に客が楽しみにしている兄弟対決。
2回タイマン勝負があります。客席は息を止めて、その激しく美しい殺陣に見入ってしまいました。

殺陣というと、太一君が出ていれば、どうしても彼に注目してしまうし、印象に残るのは仕方ないですが、松ケンの殺陣シーンもかなり多いです。
これまた、かなり稽古したであろう、難しく早い殺陣、そして坂東武者らしい豪快さも殺陣に反映されて、いのうえさんやアクションの川原さんの
殺陣の付け方にも感心です。

えー、みんなが大好きなじゅんさんは???
・・・今回、人間じゃなかった・・・「馬」でした(笑)。「馬」で登場しても、みんなが大好きなじゅんさんに大拍手です。
ていうか、馬だったから、余計大きな拍手だったのか(笑)。

松ケン演じる将門小次郎の愛馬で、小次郎は馬のじゅんさんと意志疎通ができるという設定。馬のままの殺陣シーンに参加で笑わせてくれます。
馬でも顔は出てて、ちゃんとメイクしてます(笑)。

休憩入れてトータル3時間50分時間を聞いた時、長いなぁ…って思いましたが、ストーリー展開で、長さを感じさせませんでした。

毎回、ひと癖ふた癖ある役どころの梶原善さん。この人が出てた場合、後半何かどんでん返しがあるだろうと想像させます。
想像していながらも、そのどんでん返しにワクワクできるところが新感線です。

それから、今回の重鎮、平幹次郎さん。
やはり存在感は半端ないです。声とセリフ、目線・・・きっと、いのうえさんは、ほとんど平さんの芝居にダメ出しは無かったんではないでしょうか?
動きだけつけて、それでOKみたいな。

そして、平さんの役どころにも、後半、おぉ、こー来たか?うんうん、これが新感線だよなぁって思う展開です。

1幕では女性だった「蒼真」こと天海さん、2幕で本領発揮です。
将門小次郎が失踪した後に、その代りに坂東を守るべく戦の先頭に立つ将門御前として立ち上がる。
それまでの女性らしい衣装から、和製ジャンヌとなって、登場です。
これまた、誰も近づけないオーラを放っていて、これは天海さんじゃないと出来ないなって、つくづく思いました。
美しくも凛々しく、神々しささえ感じさせる。

新感線…というか、いのうえさんと相思相愛のキャストが何人かいると思うんです。
天海さん、染ちゃん、堤さん、太一君…この辺りは、いのうえ歌舞伎を語るに欠かせない存在ですね。いのうえさんが劇画調に舞台をつくりあげる時に
思い描くカッコよさを、そこに「居る」だけで表現できる人たち。

今回も、それを身体中で体感しました。

それから、忘れてはいけない、みさる・・・じゃなくてみはるちゃん。
彼女もおそらく中島さんのあてがきだと思うんですけど、しっかりみはるちゃんの取り扱い方は、いつも正しい(笑)。

ちょっとずれてて、憎めない。それなのに歌がめちゃ上手くて、後半どんどん各役どころの感情が複雑になっていく中、軽ーい感じで幽霊で
出てくる…みはるちゃんらしいです。
宝塚先輩の天海さんに「大きい女!」と面と向かって言ってしまうところなんか、この2人の関係性を知っていると余計に笑っちゃう、
おぉ、強気に出たねって

いのうえ歌舞伎らしさを、増幅させるキャスト陣で大満足の演目でした。

あと2回くらい観たいところです。
グッズはパンフとクリアファイル、サントラCDを購入しました。
他には、Tシャツとキーホルダー、手ぬぐいだったかな・・・がありました。

カーテンコール、いつも通り、ダンサー、アクションのキャストから順に出てきて挨拶、そして、劇団員のメインどころが順に出てきて
じゅんさんは・・・馬なのに1人登場(笑)。
ここでの最後は平さん、大拍手です。

そして、恒例の拍子木のカンって音で、キャストみんなが花道を作り、メインを迎える。
これに驚いたのは、今回、太一君もこの花道登場でした。
花道は松ケンと天海さんの2人と思っていたので、太一君の花道登場は嬉しかったですね。
で、松ケン、そして天海さん。

やはり、華がありますよね、天海さん。センターに立つ人だなぁって。

うーん、また観たいけど、ゲキ×シネまで我慢かな。

最後に・・・今回、私が一番着たいなと思った衣装は、2幕で太一君が着ていた黒に蝦夷柄の入った衣装でした。