今僕は小笠原諸島に夏季研修で来ています。こちらのNPOで固有生態系の調査・保護を行っています。
その傍らで南国を満喫しています。
こちらに来て数日が経過しましたが、すでにたくさんの貴重な体験をさせてもらったので紹介します。
9月8日、東京の竹芝桟橋で小笠原への唯一の交通手段であるおがさわら丸に乗り込みます。一部屋に大量の人が詰め込まれ、窮屈な思いをしながら25時間30分の船旅でした。
となりの一人旅のお兄さんと仲良くなっておしゃべりをしたり、デッキに上がると海鳥たちが船のまわりを飛び交っているのを眺めたりしながら過ごしました。
小笠原の父島に到着し、先に行っていた我らが生田先輩に出迎えてもらいました。生田さんは真っ黒になっていました。その日はオフだったので、生田さんに島を案内してもらいました。
山頂からの眺め
我らが生田大先輩
初めにやった調査は、ダムとその上流・下流での水生生物の分布調査です。
調査風景
固有種であるオガサワラヨシノボリ、オガサワラカワニナなど多くの貴重な生物がいました。
最近、外来種に脅かされているそうです。
左;オガサワラカワニナ 右;ヌノメカワニナ(外来種)
ダムの中や下流域の一部は外来種に脅かされていますが、多くの場所ではまだ大丈夫です。
また、調査の関係で農家におじゃまさせてもらいました。
そこでたくさんの南国フルーツをいただきました。
バナナ
グァバ
島レモン
スターフルーツ
ほかにも、パッションフルーツやマンゴーもいただきました。
ミツバチも飼っておられました。
蜜たっぷり蜂の巣うまーい!
また、固有種であり、絶滅危惧種であるアカガシラカラスバトにも偶然遭遇しました。
ある日の晩に、五藤さんから生田さんに電話がかかってきました。
いろいろ話しているようでしたが、要約すると自分と彼女がうまくいっている自慢でした。生田さんは終始、電話をきりたそうにしていたのが面白かったです。
そして生田さんは研修期間を終え、水曜日に帰って行かれました。
僕の一人暮らしスタートです。
絶滅危惧種のオガサワラオオコウモリのカウントもしました。日没前から1時間、道路に寝転がって空を飛んでいくコウモリの数を数えます。
やつらにションベンをかけられました。く~っさい!
時間があるときに、シュノーケルも教えてもらいました。水中で写真を撮れなかったのが残念。
透き通るような海
サンゴ礁を眺めながら海を泳ぎます。
とってもきれいで、みんなに教えてあげたい。
でも1mくらいあるサメを見つけたときは心臓がやばかったです。マジ怖い。
何サメかわからないけども、この海域には人を襲うこともある凶暴なイタチザメ(通称タイガーシャーク)もいるそうです。くわばらくわばら
昨日は朝4時半から漁船で2時間かけて嫁島(無人島)に行ってきました。
道なき岩場を登ります。
上からの眺め
海鳥の調査が目的です。いろんな種類がいるそうですが、今の時期的に有名なカツオドリはいません。
テナガミズナギドリの巣を調査しました。
巣を発見
巣があったら手を突っ込みます。噛まれたらヒナがいます。
愛らしいヒナ
ヒナは自分ではほとんど移動できません。
永遠と巣を探しては手を突っ込む作業を繰り返します。
日陰などありません。小笠原の強い日差しでヘトヘトになりました。
船の上で食べる飯は格別でした。
途中、野生のイルカにも出会えました。調教されてないのに、複数頭で同時にジャンプしたりしていて感動しました。
アサガオならぬヒルガオです。昼に咲きます。
そして今日は何をするのやら。
これで終わります。
また時間があって気が向いたら書きます。
PS.宮は早く書きなさい
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