コチラの記事の続編です…♡
愛知県渥美半島の「どろんこ村」では、野菜や動物を育てて食べて、いのちがつながっていくことや地球一個分の暮らしを小さなお子さんから大人まで、実践することができる場所です。
こちらのお父さんである小笠原さんは、「ファームステイ」を長年実施されていて、1999年から現在まで小学生や中学生、たくさんの子どもたちを受け入れられてきています。
わたしたちも午前中から夕方まででしたが、貴重な体験を盛りだくさんさせてもらってきました。
午前中は豚さんの飼料づくりと餌やりをしたり、燃料になる流木を海岸まで歩いて拾いにいったり、キャベツ畑でキャベツを収穫させてもらったりしつつ、動物たちと触れ合わせてもらいました。
お昼は海岸で拾った燃料(流木)で石窯ピザを焼き、外の大きな鉄板で焼きそばを焼き、みんなでいただきました。午前中、身体を動かした後の野外での食事はもう最高です…!
お母さんが準備してくれた生地をのばして、みんなでトッピングしたピザ!みんなで12枚も作りました。
トマトソースにどろんこ村のブーちゃんのお肉をのせて、さらにスライス玉ねぎとチーズをのせました。
こちらは大きな平たい釜でピラフを作ってもらいました。
我が家も切り干し大根を切らしたときは、どろんこ村の美味しい切り干し大根を買わせてもらっているのですが、切り干し大根が入ったピラフで甘くてコリっとした食感が美味しくて子どもたちもパクパク食べていました。
どろんこ村の切り干し大根は水戻ししているときも戻し汁が澄んでいて香りもいいのでとっても気に入っているんです。
みんなで畑で収穫したキャベツが丸ごと4~5個分はいっている焼きそば!
流木を燃やし、鉄板を乗せてジュウジュウと焼きました。
これはなんでしょう…!?!?
畑から持ち帰った青虫くんのて・ん・ぷ・ら…!
わたしたちは、ひゃ~~とか言ってたんですが、そうこう言っているうちにふと見ると空っぽになっていました。食べた人は「結構美味しかったよ!」と言われていました!
青虫くんはわたしの畑にも葉っぱものの野菜にもしょっちゅういるので虫自体はぜんぜん平気なんですがね~!
そしてこの後は、抱っこされているこの鶏ちゃんをしめてお肉にする体験もさせてもらいました。
さっきまで温かくて生きていた鶏さん。ウチの末っ子(小2)は、なにが起こるかを察知して「わたしは絶対無理だ~」と逃げて見れなかったんですが、ちゃんと見ているお子さんもたくさんいました。
娘に対してはせっかくこういう貴重な経験させてもらえるのに~と思いました…が、こういう風にまだ受け入れるのが大変な時は察知して、自分でその場から距離を置くというのもある意味生きる力なのかなとも思いましたがね…💦
小4になる長男はきっと受け入れることができたかもなと思い、部活休ませてでも連れて来ればよかったな~なと思いつつ見ていました。中1の長女も、やっぱり連れて来たかったな~。。。
そうそう、わたしは魚をさばくのもニオイもぜんぜん平気なんですが、お肉はパックに入ったものを捏ねることさえ実は今だに苦手なんですよね。
見てるのはなんとも言えない気持ちにはなりますがなんとか大丈夫ですが、触るのはきっと無理…!!と思い、ずっと見学していました。
午前中に豚さんの餌をやったり動物を触れ合ったりして、可愛がる経験をしたうえで、こうして命をいただくこともさせてもらって、理屈じゃなくて動物たちや自然とわたしたちがこのように共存していることを体感することができました。
…はじめて生きている鶏さんをしめる、という現場に立ち会わせてもらい、いろいろなことを学ばせてもらってさまざまなことを思ったのでしたが、思った以上に翌日も思い出すことがたくさんあって、鶏さんを見るのは悲しい気持ちもあったのに、それなのに「あ~、どろんこ村にまた行きたいな!」という気持ちが沸々と湧いてきました。
それは娘も同じだったみたいで、あんなに鶏さんをしめる時には怖がってにげていたのに、やっぱりまた絶対行きたい!って言っていますし、一緒に参加したmicoちゃんちの娘っ子ちゃんも同じこと言ってるそうです。…この日集まったみんなが、きっと同じような気持ちになっている…そんな気がしました。
どろんこ村に、すっかり魅了されてしまっていますね…!
さて、時間が経つの早いもので、時計を見るともう15時前になっていて、建物の中からお母さんのシフォンとコーヒーの準備できたよ~と呼んでもらいました。みんなで40~50人いたと思うんですが、ワイワイとシフォンケーキの美味しいおやつをいただきました。
すごく後悔しているんですが、ケーキを配ったりなんなりしていて写真撮り損ねちゃいました…涙!見ても美味しい食べても絶品シフォンだったのにぃ~💦残念~💦
お母さんのシフォン、どろんこ村の鶏さんが産んだ卵とヤギさんが出したお乳がたっぷり入っているんですよ。ホントすっごく美味しくて最高でした…!
本当に美味しくてあ~また食べたいな~って忘れられない味になりました。
最後は、畑でたくさん収穫させてもらったキャベツをお土産にいただいて帰路につきました。
キャベツがたくさん乗った軽トラで外葉をかぶって遊ぶ子どもたち。
…なんともエキサイティングな一日を過ごさせてもらったねえ!
農業ってどろもついちゃうし、有機的な動物さんや飼料のにおいもするし、汚いって思う人もいるかもしれないけど、なんというか心の底から、ああ生きてるな!ああおもしろいな!と思えるんですよね。
かっこいいけど味気ないものってあるし…かっこよくはないけれどなにか手ごたえを感じるような、面白いことって…ありますよね。
子どもたちも、理屈ではないいろいろなことを感じ、体験させてもらい、帰る頃には知らなかった子ともとても仲良く遊んで、離れがたいくらいでした。
さんざん遊んでさんざん学んでさんざん食べてお土産までいただいて…参加費もすっごく良心的できっと生クのほうでも負担してくださっているのじゃないかな…
いつも生クの伊澤さんやゆう子さんは「こういう場を持てたらいいなと思って…」といろいろな企画をほとんど無料とか、かなりの良心的なお値段で開催してくださるんですよ。
毎回、親子でめちゃめちゃ楽しませてもらっているし、すごく刺激をもらっています。
いろいろ食材を宅配してくれるところがあって、みんなそれぞれいいんだけど、こういう生産者さんと直接触れ合って、生産地まで遊びにいったりできる関係があるのが生クのすごく面白くて好きなところです。
今回も本当にお世話になりっぱなしで。。。ありがとうございました!!