
酒粕は自分にとっては結構ソウルフードで、郷土料理だかなんなのか、実家で母が酒粕をちょっと固めに水で溶いて火にかけて、酒粕が煮溶けたら醤油をたらして、その固めの酒粕のペーストを茹でた青菜(実家ではほとんどホウレンソウ)に和えておかずにしていました。
これはほとんど父しか食べないツマミのような存在でしたがこれがわたしはすごーーく好きだったんです。
小さいころからわたしにとって酒粕は、ちょっとした楽しみでもありました。
そんな酒粕…近頃、酒粕酵母や酒粕パンがトレンドじゃないですか?
簡単にパンがつくれるイーストなどもいいのだけど、いつもお家にあるものでパンが焼けたらもっといいなあと思うし、これが常備している酒粕だったらなおのことありがたいなあと思って、わたしも酵母を起こしてパンを焼いてみています。
酒粕(静岡県:志太泉さん)50gに、水200㏄、粗糖大さじ1程度を450~500㏄くらいの瓶に入れてよく振ります。この瓶を1日2~3回フタを開けてクルクルと全体をかき混ぜると、2~3日でシュワ~っと酵母が起きます。

また50gの液を継ぎ足して強力粉50gを加え半日くらい置きます。
さらに50gの液を注ぎ足して強力粉50gを加えます。

こんな感じで元種ができます。
この元種を使ってパンを焼きます!
水140㏄にこの元種100gを加えてやさしくスケッパーなどで混ぜ、強力粉200g薄力粉100g、粗糖大さじ1、塩3g程度を加えます。これを捏ねて10~12時間くらい発酵させます。

数時間後…

12時間後…

ちょっと発酵しすぎてるかも…と思いつつベンチタイム、成形、2時発酵。

うん、もう焼こう!微妙に残っているチーズを乗っけて!

…冒頭の写真のようになりました。
イースト(我が家はパネトーネマザー酵母を使っています)などを切らしてももう大丈夫!
昔、かんきつやレーズンから酵母を起こしていましたがレーズン酵母はすっごく美味しい。
でも、レーズンはなかなか値が張るし、わざわざ買って来てつくっていたので、もっと手軽に手に入りやすい、しかも失敗が少なく経済的なものでつくれたらいいなあと思っていました。
酒粕はかなり条件を満たしてくれていますね

そして、わざわざこのように元種を起こさなくても酒粕自体で(酵母の固まりだし

美味しそう!やっぱりみっちょん天才だわ!
みっちょんのブログ「おふざまっと」
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あと、こちらの酒粕をわたしはつかったことがないのですが、こちらの酒粕も注目を集めている感じでレシピを公開されています。
「醍醐のしずく」酒粕パン(タップしてください

このようにちょっと調べるとたくさんの方法が今は見ることができますね

ずっと封印していたパンづくりですが、最近ときどき捏ねては焼いています。やっぱりイメージ通りにいかなくて、どうやったら思っているようにつくれるのかなと最近モンモンしてます!
庭で採れた八朔を沢山頂いたので 今朝ピールを
仕込みました。明日から5日かけて仕上げます。
まとまった時間がとれない私にぴったりの作り方です。
出来ることをできるだけ・・・です。
残りは まうちゃん式ママレードを作ろう!!
お仕事しつつ、畑や台所しごと、大変ですよね!わたしはサラリーマンの頃は深夜に夕食を自炊することで精いっぱいでしたw
パンは、ホントまとまった時間がないとなかなか難しいですが、イーストを使用した場合は夜、台所を片づける時に生地を捏ねてタッパに入れて冷蔵庫の野菜室に朝まで入れておいて(ここで1次発酵)、朝15分ベンチタイム、15分2次発酵で10数分焼いてできあがる感じで朝は1時間見ておけばなんとか焼けますす…が、洗い物とかも出るので、お仕事の前はちょっとせわしいですよね…!
天然酵母は生地が「いいよ」って言ったときが合図になるから、働いているときは時間読みにくくてちょっと難しいですよね…!