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てのしごと~ながくて風土~

2023年もよろしくお願いいたします✨

今年もラッキョウ漬けました。

2014年06月07日 | 保存食

Dscn14273日3晩、塩漬けにしてしんなりしたラッキョウたち。

いつ届くか忘れていて、今週水曜に届いたラッキョウ。

ラッキョウは今年も名古屋生活クラブで注文させてもらった稲沢の島田母さんのラッキョウ? そして今年は大粒~!

あっという間に皮がむけました。

今年は1㎏しか漬けません。なぜってそれは子どもたちも相棒くんもラッキョウがそんなに好きではなく、昨年2.5㎏漬けたラッキョウが残っているからで~す。

でもわたしは大好きだし、せめてカレーのお供にくらいは出したいのでちょっとだけつくりました。

昨年はお湯をとおしてからつける方法をしましたが、今年はまた我が家の基本の作り方、塩漬けしてから漬けこむ方法で仕込みました。

お湯を通してつけるのも味がしみこみやすくてよかったけれど、わたしはやっぱり塩漬けしてから甘酢につける方がカリポリして美味しいかな~思う。

ラッキョウはまったく下処理せずに漬け込むと、漬かりがいつまでも浅い気がして、ラッキョウもパリパリしている気がするので、なんとなく塩漬けをしてから仕込むことが多いです。

塩漬けしてから甘酢に漬けこむ方法(おととしの記事です)

http://blog.goo.ne.jp/hudo-mau/d/20120528

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湯に通してから甘酢に漬けこむ方法(昨年の記事です)

http://blog.goo.ne.jp/hudo-mau/d/20130619

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そのときのノリで、結構やり方を変えてしまうタイプで、毎回やり方がバラバラでごめんなさい・・・

あ!そうそう、昨年はじめてトライした、ラッキョウを漬ける甘酢のリサイクル(再利用)!!

そんなことをしたことをすっかり忘れていたくらい、まったくもっていつも通りのできでした。

コレおすすめです!

足りない分の甘酢をつくって、昨年の甘酢に注ぎ足す感じで とくに難しい計算などはしていません。

わたしは甘酢をラッキョウ1㎏(皮をむくと700~800gくらいかな?)に対して酢400g砂糖200gくらいでつくりますが、足りないと後で面倒なので酢440g砂糖220gでつくっておいて、残ったら酢の物などおかずをつくるときにサッと使ってしまいます。

酢はムソーのアップルビネガーか、京都の千鳥酢の米酢を使っていますが、今年は千鳥酢を使い、砂糖はいつもの粗糖が今度の水曜日にしか届かないので、天然酵母を起こすときのビートグラニュー糖を使いました。

ちょっとひさびさに澄んだ甘酢のラッキョウをつくりました。

Dscn1429うちの畑の鷹の爪を使う幸せ…。

だいたい6月に漬けて、9月くらいから食べ始めることが多いかなあ?

しか~~~し、ラッキョウを塩漬けする3日3晩は、家じゅうがホント臭いんです?子どもたちからもすごい不評です。

しかもこの時期雨が多く、ただでさえにおいがこもってうっとうしい季節なのに、ラッキョウの臭いにおいまでプラスして。。。

今週は何人かお友だちも来てくれて、言い訳をするのも忘れてしゃべっていたのだけど、大丈夫だったのか!?今更自分の行動を振り返ります。。。

ま、ともあれ無事今年もラッキョウづくりが終わり、またひとつ仕事が片付きました♪


梅ジュースづくり。

2014年06月05日 | 保存食

Dscn1236 洗って水けを綺麗に拭き取ります

毎年のことですが、今年もまた梅ジュースつくりました。

先日、ほんの少しだけ出荷した日、あぐりん村でsabiさんとバッタリ!

実は出荷中にいい感じの梅を見つけてしまい、一度バックヤードに入り、また入口から入りなおして梅を買いに行ったのです。

そしたら同じく梅を検討中のsabiさんが・・・!

1.2㎏で500円のとてもきれいな無農薬梅を見つけてしまったので、運動会と子どもの誕生日を控えいっぱいいっぱいだったのに我慢できず購入!

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2袋購入して、ほとんど捨てる梅がなかったので2・4㎏分の梅でジュースを仕込みました。

普通は梅:砂糖は1:1だと思うけど、今回は2.4㎏に対して2㎏のビートグラニュー糖を使いました。

予定じゃなかったので、普段つかっている粗糖がなく、天然酵母おこすときのために置いてあったビートグラニュー糖を代用しました。

今5日目、いい感じにエキスが出ている模様です。

Dscn1405 ニンニクは地主さんにいただきました?そして昨日届いたラッキョウは皮むきが終了しました♪

さて。

先週あたりからグググ~ンとアクセスを伸ばしているのがこの記事。

梅ジュースや梅干しの仕込み容器などをまとめたこの記事

http://blog.goo.ne.jp/hudo-mau/d/20130523

↑この記事は今までにもとてもアクセスが多い記事です。

そして、我が家の梅ジュース、梅サワー、梅酒のレシピなどを掲載した記事はこちら♪

http://blog.goo.ne.jp/hudo-mau/d/20120616

さてさてみなさんは今年はなんの梅仕事をされますか?

我が家は今年は少な目です。

梅干しも梅酒もまだ3年前からの分がいろいろ残っているからです・・・。

●梅干しは、南高梅と小梅合わせて4㎏くらい

●梅ジュースは青梅4~5㎏分くらい

●梅酒、梅サワー、梅みりんはナシ

我が家の梅で一番消費するのはお弁当用の小梅干しと、どんどんなくなる梅ジュースです。

第2弾の梅もあぐりん村に物色しにいかねば…!

今週は忘れていたラッキョウも届いてあわてて皮むきしました。

ラッキョウは「すぐ畑に帰りたがる」といわれるように、収穫後すぐ芽が伸びてきてしまうので、できるだけ早くさばいた方がいいみたいです。

今年もまた、手がふやけました~。

いよいよ雨が続く季節が到来です。畑に出れない日を利用しておうちのお仕事です。


桜の葉っぱの塩漬け。

2014年04月27日 | 保存食

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今年は桜の塩漬けをつくりそびれてしまいましたが、葉っぱはなんとか塩漬けすることができました。

今年は、新しい畑のそばを流れる細い細い川の桜の木からいただきました。もう新緑の季節ですね・・・!

Dscn09101~100まで数を数えて、葉っぱを100枚いただきました。

桜餅などに使用するときのことを考えると、大きめの葉がいいのだけれど、まだ葉っぱが成長しきっておらず、若いおいしさがあるからまずは第一弾で漬けて、できればもう一度漬けようかなあと考えて、今回は若めの少し小さめの葉をつかいました。

収穫後に葉っぱの重さを計り、塩の分量を決めておくといいと思います♪

【材料】

・桜の葉・・・100枚程度

・塩・・・葉の重量の30~40%

・水・・・葉の重量と同量

・梅酢・・・大さじ1

【つくりかた】

①塩、水、梅酢に火を通し、ひと煮立ちさせて冷ましておく。

②桜の葉はきれいに洗い、30秒ほど湯がいて水気を切る。わたしはすぐに重ならないようにザルに並べて、外に出して30分ほど干しました。今日は乾燥した晴天だったので、すぐ水気が飛びました。

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外に出したのでちょっとしんなりしてしまった・・・汗

本当はサラダの水切りボウルなどで水気をとばすか、布巾などで一枚一枚水気をとるのがいいのだと思うけれど、今日は畑から帰ってとりあえずゆがいて、ザルにあげて、外にだして、子どもたちの昼食をつくって食べさせて・・・という流れだったので、乾かすのを風にまかせてしまいました・・・。

③水気がとれた桜の葉を10枚程度重ねて半分に折り、半分に折った状態で保存瓶や保存容器に半分の量を敷き詰める。

④①の液を半分注ぎ、なじませる。

⑤のこりの葉っぱを続けて敷き詰めてゆき、残りの液で浸す。液の中の塩分が残ったので、葉っぱの一番上に乗せました。

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重石を軽くかけておくとよいのだけど、この瓶にちょうどよい石がなかったので、ステンレスの小さいお皿を載せて、瓶のフタで押す格好にしたので、フタと葉っぱの間に小さなお皿が入っています。

重石などは、2~3日で様子を見てよさそうだったらはずします。

冷蔵庫で来年の桜の葉の時期まで保存できます。

・・・わたしは多分、普通のソメイヨシノの葉っぱを使いましたが、八重桜の葉っぱが香り高くよいそうです。八重桜の葉がある方はぜひ・・・♪

折りたたむときには、桜の葉に対して縦の半分がいいと思いますが、保存瓶の関係で今回は横半分に漬けました。

桜餅、来年は作ろうかしら・・・?

お次はヨモギしごとですかね・・・。


甘夏ピール。

2014年04月14日 | 保存食

Dscn0758350ccの瓶に2つ分とちょこっとできました。

今年も作ってしまいました~!

甘夏ピールは、そのままつまんだり、スコーンなどの焼き菓子に使ったりするので、毎年甘夏シーズンに一回くらいつくっています。

使用したのは名古屋生活クラブで毎年何度も注文する静岡県の松永さんの甘夏!

・・・松永さんは、確かわたしがはじめて参加した、名古屋生活クラブのの生産者さん交流会でお会いした生産者さんで、静岡県由比町で農薬や化学肥料に頼らずに柑橘を育てられています。

言葉数が少ないけれど、真っ直ぐで温かいお人柄の松永さんと、明るく元気な奥さん・・・ご苦労もたくさんあるだろうけれど、いいご夫婦だなあと思って、とても印象的でした。

交流会では、奥さん直伝のマーマレードの作り方を教わって、どっさり持って帰った思い出が・・・!

いつも交流会ではこんな風に心をこめてつくられた作物を使わせてもらって、おいしいものをつくりたくさんお土産にいただきます。

こういう交流会をずっとほとんど無料で開催してくれる生クには感謝してます。

こういう時間をもってほしいから。。。とゆうこさんがよく言われるけれど、こういう場をいただくことで、いつもたくさんの学びがあります。

さて。

松永さんの甘夏を食べた時、皮をむいている時点でもう、「この皮きっと美味しいピールになるに違いない・・・」と思いました。なんだかみずみずしくてかたすぎず・・・。

【材料】

・甘夏の皮・・・4個分

・ビートグラニュー糖・・・630g(皮の重量が700gだったので)

・水・・・180cc

【つくりかた】

①甘夏の皮は、8等分のくし切りにしたときの大きさからさらに5mm程度にスライスし、水を張ったなべに切ったそばから浸していく。

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②皮がすべて入ればなべを火にかける。煮立ったら2~3分ほど煮立たせてザルにあげる。

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③なべに水を張り、②の皮の水気を切ったものを入れる。再び火にかけて、煮立てば10分ほど煮立たせてサルにあげる。

④③をもう一度繰り返す。※合計3回ゆでこぼしすることになります。

⑤④の甘夏の皮を新しい水に浸してさらにアクを抜いていき、そのまま一晩置く。(水を替える余裕があれば、水を替える)

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⑥一晩水にさらした皮をザルなどにあげてよく水気を切り、皮を計量し、皮の重量の9割のビートグラニュー糖を用意する。

⑦なべに皮を入れ、計量したビートグラニュー糖と水180ccを入れ火にかけ、焦げないように気をつけながら40分~1時間煮詰める。

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⑧ほんの少し水気が残るくらいで火からおろし、荒熱が取れれば保存容器に詰める。

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うん、あともうちょっとだけ煮詰めたい。

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うん。ツヤツヤして、透明感も出て、しっとり・・・。ここで火からおろしました。

・・・すぐに食べるときは、重ならないようにバットなどに並べ、乾いたら表面に飾り用のグラニュー糖をまぶします♪

甘夏ピールは何度も何度もつくりましたが、しっとりとした仕上がりが好きなので、煮詰めすぎないように気をつけています。

汁気を飛ばしすぎると、乾いたときに砂糖でコチコチになったこともあり、それはそれでおいしいのだけど、お菓子に使うときに扱いにくいので、ちょっとゆるいくらいで火からおろすようにしています。

あと、昔は皮と砂糖の割合を1:1にしていましたが、保存食はしっかり甘めにする方のわたしでも、ちょっと甘すぎて、砂糖は9割にしました。8割でも十分かもしれない。

保存などを考えて9割にしたけれど、来年は8割にしようかなあ・・・。

なにはともあれ、やっぱりサクサクのクラッカーにしっとりツヤツヤの柑橘のピールをのせるのは、美味しい~~~~っ

子どもたちが苦味を嫌がるので、3度もゆでこぼして、さらに1晩水にさらしてしっかりアクをとるようになりました。

わたしは苦味のピールも好きなんだけどねぇ・・・

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ひさびさに焼いたそば粉バーにのせました。

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実は今年はピールつくるのやめようかな~と、ちょこっと思ったけれど、やっぱしつくってよかった~


我が家の沢庵漬け

2014年02月22日 | 保存食

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構想から1年・・・我が家の沢庵漬けが、やっとできました。

構想はというと、自分の畑で育てたお漬物用大根で・・・ということにこだわって、沢庵を漬けるということ・・・!

昨年9月、固定種「阿波晩生沢庵大根」の種をまきました。暑い暑い、しかも雨がなく台風にも襲われた9月・・・。みなさん今期の秋冬野菜はことのほか苦労されたことと思います。

その大根が年末から獲れ始め、すぐに洗って干して漬けたかったのですが、ちょっとバタバタしているうちに収穫したのが1月下旬・・・。

ちょっと凍った日もあり、しみていた部分もあったり、皮が硬くなっているところもあったけれど、せっかくつくったお漬物用の大根、なんとか漬けたい・・・!

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1月下旬、収穫後すぐに洗って、軒下に干しました。

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お天気がいい日が続いたので、かなりあっという間に干せて、ああもう漬けねば~!とちょっとせわしいくらい・・・。

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大根を干しているときにみかんを食べることがあったら、一緒に漬けるためにむいた皮を外に出して、一緒に天日で干しました。風味がよくなるとのことで♪

【材料】

・大根・・・3kg(干せあがった状態で)

・ぬか・・・500g

・天日塩・・・120g

・粗糖・・・120g

・唐辛子・・・5~6本(細かくちぎる)

・昆布・・・5cm×10cm程度(はさみで細かくカット)

・干したみかんの皮・・・適量(はさみでこまかくカット)

【つくりかた】

①ぬか、塩、砂糖、唐辛子、昆布、みかんの皮を大きなボウルに入れてよく混ぜ合わせる。

②①のブレンドぬかをカメのそこにふたつかみほど振って、大根を隙間なく並べる。

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③大根、ぬか、大根・・・と交互に重ねていき、最後に多めのぬかでしっかりフタをするようにぬかをかける。

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ぬかの上に、大根を干すときに一緒に干せた葉っぱをのせました。最後に、大根の倍の重さの重しをかけておく。

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⑤カメにフタをして、外において置き、3~4日後に様子を見て重しをはずしました。

⑥1週間ごとに様子を見がてら、1~2本取り出して食べていました。

⑦3週間経ったころから、味見するととっても美味しくて・・・切っても切ってもすぐなくなるので、今どんどん食べています。

・・・いや~やっぱり自分の畑で育てた大根で作る沢庵漬けは、いろいろな意味で格別です・・・!いいものですね、来年からもまたこの仕事を積み重ねていきたいです。

今回も、もっと落ち着いてゆっくりやりたいなあと思いつつ、一体わたしはいつ収穫して、干すのか?・・・一体いつ沢庵漬け作業ができるのか?自分でもいつできるかぜんぜんわからない状況で、一瞬の隙を見つけてなんとか沢庵仕事をこなした感じでした。

ともあれ、せっかく沢庵用につけた大根があったからこそ、こんな状況でもなんとかエンジンかかって頑張れたってところです・・・

美味しくできてくれた沢庵大根さんに、感謝です。

ぬか、塩、砂糖、昆布、唐辛子・・・たったこれだけの材料で美味しい沢庵が漬けられるなんて・・・日本の漬物文化はすばらしい!


「ベターを目指す」・・・我が家の今年の味噌仕込み

2014年02月13日 | 保存食

Dsc00008_5 あとは焼酎で消毒したカメにみそ玉を投げ入れるだけで、仕込み完成♪

子どもたちが増えて、まだ授乳やオムツ替えが必要な時期は、朝から晩までいくつものことに同時に追われて、何をやっているかわかならいような感じで一日が過ぎてしまう毎日でした。

でもこんな時期だからと、味噌つくるのやめようとは、意外に思わなかったんですよね。

「赤子泣いても味噌仕込め」という言葉が古くからあるように、味噌仕込みというのは、なんだかとても欠かすことのできない仕事に思えたのです。

一度味噌をつくるようになってからは、味噌がなくなったその都度、買い求めるのがとても億劫になりました。

家族が増えてからは、味噌の消費量もかなり増えたため、なくなるペースもすごく速くなりました。

それに、せっかくだから美味しいもの、せっかくだから安全なもの、せっかくだからお手ごろなもの・・・と選り好みしていると、お味噌を選ぶにもなかなか時間がかかったり・・・。

なので、産後などでバタバタして、とてもベストな状況ではないのだけど、できる範囲でつけようと、考えました。それが理にかなっているなあと思えたのです。

最初は大豆をお鍋でコトコトコトコト・・・指で軽くつぶれるほどのやわらかさにまでゆっくり茹でて、お味噌をつくっていました。

そんなことができる状況でなくなってからは、圧力鍋を使用しました。

圧力鍋で大豆を茹でると結構金具の間から吹きこぼれるので、浸水させた大豆を蒸しカゴにのせて10分圧力をかければ、ふきこぼれもせずにやわらかく蒸せあがることがわかりました。

我が家が毎年大豆6kg分を仕込むのですが、蒸しカゴには500g分の大豆がのるので、2台の鍋で3回戦すると、全量が蒸しあがる計算です。10分の加圧なので、前後入れても無理なく2~3時間で終わります。

そんな感じで末っ子が生まれてからは3~4年は、このようにクイック蒸しで味噌を作っていました。

そしてようやく、今年はゆっくり豆茹でてつくろうかな~と思う心境になりました。子どもたちが大きくなったのだなあと、こんなところでも実感することができます。

お鍋の関係で、半日で2kg分しか茹でれないので、3回の休日をのんびりとこれに費やして、我が家の1年分のお味噌を仕込みます。

Dsc00006_13 3時間程度で、ふっくらとやわらかく茹で上がります。

昔から、なんとなく思っていることがあるのだけど、それは「ベターを目指す」こと。

ベストな方法も存在するかもしれないけど、それにこだわりすぎていると結局なにもできなくなってしまうこともありますよね。

特に子育て中や、仕事に追われてせわしいときはなおさらだと思います。

そういう時、ベターを目指してやればいいと思うと、かえってたくさんの仕事が進んだり、学ぶことがあったりするものでした。

できれば釜を使って火で茹でて・・・とか、できれば最高の材料を使って・・・とか、思いもしますが、できる範囲でもやるってところを考えて、仕事が忙しいときや産後や子育て中で忙しいときの台所仕事をしてきました。

無理しなくても自分が思った一番いい方法で、できる時も来ることもあるし・・・♪

今年は全体の3分の1量を、値が張るけど、いい麹だなあと思う福井県「マルカワ味噌」さんの玄米麹を使わせていただきました。

Dsc00004_9_31袋500g入りです。超超超超オススメ激プッシュ麹です。

ここ数年は全量、長野県木曽福島の「小池糀店」さんの米麹でつくっていましたが、ひさびさマルカワさんの玄米麹味噌を食べれるわ

マルカワ味噌さんの麹は自家採取した麹菌でつくられていて、日本酒にしても、味噌にしても、醤油にしても、とにかく万能においしい麹です。

ちょっと贅沢な玄米麹を使った味噌には、塩もいつもよりよさ目のものを・・・

土佐の天日塩、「美味塩(うまみ)」です。

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贅沢気分を味わうことができます

でもね、うちのスタンダードは「小池糀店」の味噌かな。コスパなども含めて、本当に使いやすく優秀な麹で、お世話になってます!

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やり方、道具、材料、上を見たらキリがありませんが、手に入るもので、自分の持っている道具で、ゆっくり進んで行きたいです。

さて残念ながら、今年は相棒くんがモーレツにまた忙しくて、味噌仕込みはほぼわたしがひとりでやっています。

でも、豆をつぶすのだけ、1度だけ手伝ってくれました。やっぱり仕事が早い!わたしはあまり腕に力がないので、ホント助かるんですよねぇ。

Dsc00007_5相棒くんと長男につぶしてもらいました。

・・・味噌は1年中仕込めますが、この寒い時期に仕込んだ味噌を「寒仕込み」といい、発酵のスタートがかなりスロー。

春になり、ゆっくりと温度が上昇して発酵が進み、夏場の高温でラストスパートかけ、一度転地返しして、温度が下がりかけたころから食べ始めると、美味しいお味噌ができるそうです。

夏場に仕込むと発酵がかなり早く進みますが、これはこれでとても美味しいですが、やっぱり夏場にグラグラ3時間も大豆を茹でるのはのぼせます

先日は名古屋でも雪が積もりましたがその雪景色を眺めながら大豆を茹でて暖まり、仕込みで汗をかいて・・・大変ながらも楽しい冬の行事です。

昨年の記事(我が家のレシピも)はこちら

http://blog.goo.ne.jp/hudo-mau/d/20130210

おととしの簡潔なレシピと道具紹介の記事はこちら

http://blog.goo.ne.jp/hudo-mau/d/20120227


切り干し大根

2014年02月04日 | 保存食

Dsc00002_9 冬晴れが続き、よく乾燥していると、2~3日で完成!

今回は初めて漬物用の品種、「阿波晩生沢庵大根」を蒔きました。

70本ほど植えて、30本を沢庵、30本を切り干し大根に、残り10本はお料理に使いました。

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「阿波晩生沢庵大根」は、切り口を見ると、いかにも沢庵にしたら美味しそうな切り口なんです・・・♪

さて、切り干し大根。

美味しいですよね!毎年少し作って、大根のない季節など、煮物や酢の物にしていただいています。

Dsc00003_101日目午前11時。

Dsc00006_10 2日目午後4時。

こんな感じで翌日にはこんなにもちっちゃくなって、カラカラしてきます。

2~3日で、冒頭の写真のようなカラカラのよく干せた切り干し大根になります。

こちらを密封して、冷蔵庫または冷凍庫で保存します♪

切り方ですが、オーソドックスなのは、細長い切り干し大根ですよね。

大根をちょっと小さめのフレンチフライ(ポテト)くらいの大きさに切って、カラカラに小さくなるまで干せばできあがりです。

そして、煮物などにいい「輪切り」の切り干し大根。こちらは4mm前後程度に輪切りにして、カラカラに小さくなるまで干せばできあがりです。

よく乾燥しているので、冬は意外に干し仕事がはかどります♪


ゆず味噌(ゆうみそ)・・・my soul food!!!!

2013年12月01日 | 保存食

Dsc00002 熱々ごはんにのっけるのが一番好き!

昨年、わたしのソウル・フード、黒ゴマ味噌を掲載させていただきましたが、

http://blog.goo.ne.jp/hudo-mau/d/20121228

今年こそ写真を撮って掲載させてもらいたいと思っていたゆず味噌。

先日、広島の実家から美味しそうなゆずをおくってもらったので、迷わずゆず味噌をつくりました。

・・・これは、金沢の実家の母がよくつくってくれたもので、父とわたしが大好物の味噌でした。

なんでも、これが大好きだった父が、母に作り方を教えてつくってもらうようになったそうですが、母もゆず味噌が好きだったので、冬場はよくまな板をたたいで、ゆず味噌をよく作ってくれたものです。

父方の祖母がよく作っていた味を、嫁である母が伝え受けて、わたしは今は母となり、その味を再現しています。

作り方は簡単!

ゆずを半割りにして果汁を絞り、皮(外側の皮も中の薄皮も)をまな板でみじん切りにして、細かくなったところで味噌を加えます。

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この味噌で「土手」をつくり、真ん中にゆず果汁を流し入れてゆっくりと味噌に混ぜ込んでいき、さらになめらかになるように包丁でたたいて、できあがりです。

できた味噌は、熱々のご飯にのせたり、野菜につけたり、おでんやふろふき大根にのっけたりして食べます。

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最高です!!!!

ご飯とゆず味噌か、大根とゆず味噌が一番好きです。

加賀の郷土料理です。

・・・祖母はゆず味噌を「ゆうみそ」と言っていてわたしも「ゆうみそ」と言っています。

高知のゆず果汁を、現地の方は「ゆのす」と言われますが、「ゆず」といちいち言わないで「ゆ」とか「ゆう」とか言っているところに、なにか柚子が生活にとても身近だったことをうかがわせてくれるようです。

分量は適当です。しょっぱいのがお好きな方は味噌多め、ゆるめで酸っぱめがお好みの方は味噌少なめ・・・という風に、加減してお作りください♪


醤油麹、再び。

2013年11月20日 | 保存食

Dsc08145 仕込んで4日目、とろんとしてきたけど、あと3~4日発酵させたいかな~。

先日、地主さんからサトイモをいただいたときに、奥さまから「ふかして、醤油麹に和えて食べると美味しいよ!」と教えていただきました。

こういうことを教えてくださるときの女の人の表情って、「ウフ!」って感じでホント楽しそうで、大好きです。いくつになっても、誰でもこんな感じで、ホント楽しくなっちゃう。

そのときに奥さまから、地主さんのお宅の醤油麹の配分を教わりました。

・・・師匠にいただいて、とっても便利で美味しくて、自分でもつくるようになった醤油麹。以前に「てのしごと」でも掲載させていただいたのだけど、その醤油麹はなんとなくちょっぴり固め。師匠にいただいたトロ~ンとまろやかな感じが少なめで、改善したいなぁと思いつつそのままになっていました。

今までわたしは麹:醤油を1:1にしていたけれど、今回教わったのは、麹:醤油:水を2:1:1にする方法でした。塩麹も我が家のものはちょっと水分多目にしてあるのだけど、こういう味が自分は好きなんだなぁとわかりました

たとえば麹300gだと、醤油150g、水150gって感じで。

その方法で、やってみました。

手順は、まず麹を大き目のボウルに出して、手を洗うようにすりすりとして塊をほぐします。わたしはこの段階から発酵が始まっていると思って、手のあたたかさとかを移す感じですりすりしています。

それを清潔な保存瓶(ガラスや琺瑯製のものがよいと思います。金属系は避けたほうがいいと聞いたことがあります)に移して、醤油と水を注ぎいれ、よくかき混ぜます。

1日に2~3回、清潔な匙などでやさしく空気をたっぷり含ませる雰囲気でかき混ぜます。

1週間くらいたって、麹がおかゆのようになって全体がトロ~ンとしたら完成で、冷蔵庫で保管します。

師匠は、フードプロセッサーで麹を砕いてするといいよといわれていました。今回は時間がなくてそのまま仕込みましたが、前回砕いてやりましたが、なめらかな食感でとってもよかったです♪

これにすりゴマと粗糖(蜂蜜やメイプルシロップなどでも♪)を混ぜて、お餅や蒸かしたサトイモやジャガイモなどにつけて食べても、すっごく美味しいです。

そのまま野菜にあえても最高。

(地主さんにいただいたサトイモに、醤油麹を和えた写真もあったのだけど、SDカードのデータが壊れたときになくなってしまい、残念ww)

こういう簡単な調味料をまとめて仕込んでおくと、収穫した野菜をさっと茹でたりいためたりするだけで、短時間でおかずができて助かります。

しかもこんなに便利な調味料がたったの5分程度で仕込めて、簡単すぎてびっくりです。煮込み料理の味付けや、炊き込みご飯にも、醤油だけの時と、また違った美味しさがあって、よく使ってます♪

まだまだ醤油麹の用途はたくさんある気がするので、わたしももっと知りたいな。

今年4月の記事「かんたん、てづくり、醤油麹」はコチラ↓

http://blog.goo.ne.jp/hudo-mau/d/20130408

4月は、ホウレンソウがたくさん収穫できたので、しょっちゅう茹でたホウレンソウに和えて食べていました♪


今年もまた、甘酢生姜漬け。

2013年10月31日 | 保存食

昨年の甘酢生姜がもう瓶の底にほんのちょっぴり。

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甘酢生姜も、やっぱり作ってからの2~3カ月が生姜のパンチも効いて美味しいけれど、1年後は1年後でやっぱりそれなりに美味しく食べています。新物がでると、ようやくわずかに残っているものを「食べちゃえ~~~」みたいな気分になります。

さて、今年の生姜。

師匠が夏場、長期間海外に行かれていたので、今年はお願いできないなぁと思っていたのだけど、不在の間も大きくなったものだけ、出荷されています♪

そして今日我が家に持ってきてくださいました・・・感謝~??

Dsc07987 生姜を切る時、ピンクの部分を残しておくときれいに甘酢生姜が発色します♪

やっぱり師匠の生姜が一番だ。葉は、お風呂に入れて生姜湯に・・・。

さっそく甘酢生姜に・・・♪

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今年はちょっと甘めにしよっかな~と思い、いつもより甘みを少し多めにつけました。なんか、毎年気分があって、自然にレシピを変えるものも多いかな・・・

しかも毎年塩をしてから熱湯にくぐらせるけれど、今年はスライスした新生姜をそのまま熱湯にくぐらせました。

【材料】

・新生姜・・・100g

・米酢・・・50g

・粗糖・・・20g

・天日塩・・・ひとつまみ

【つくりかた】

①鍋に酢、粗糖、塩を入れて火にかける。煮立つ直前に火からおろし、そのまま冷ましておく。

②新生姜はきれいに洗ってスライスする。(できるだけ紙のように薄くスライスするといいと思います♪ でも手切りだし、やっぱりなかなか紙のようにならないのよねぇ・・・)

③鍋にたっぷりの湯を沸かし、煮立てば②の新生姜を入れてすぐ火を止め、菜箸などで軽~く全体を混ぜ、ザルなどにあげて水気をとばす。

④まだ新生姜が熱いうちに①の甘酢に浸す。数時間後から食べ始められ、そのまま冷蔵保存で1年間は食べられます♪

甘酢生姜、やっぱりおうちでつくるのがいいかなぁと思います。ホント、美味しいし、麻婆豆腐などの付け合わせやお寿司などにも重宝するし、お弁当にもちょっと添えると「ぽく」なります。

なんといっても、熱湯にくぐらせて甘酢につけるだけと言う簡単さだし、昔は常温で保存しましたが、カビとかほぼこなかったですよ~!

毎年自分でもわからないのだけど、塩をしてみたりしなかったり、熱湯にくぐらせたりくぐらせなかったり、気分で方法も分量も変えてしまうものもいくつかあります。

でも、「なんとなく」って結構大事よね。ノリで~・・・!「気分」とか、「感情」って自分の行動の羅針盤でもあるかなぁ。

あともうひとつ、「てのしごと」をして、やっぱりそうだなぁと気づいたことがあるんです。

「てのしごと」は、1年半ちょっとさせてもらっているのだけど、やっぱり時期が来たら、また同じことをするんですよね。

またこの写真撮ってる~!とか自分で思います。

ホント毎年やってることがほぼ一緒なんです。

でも当たり前のことって、当たり前なんかじゃないんですよね。

これを毎年積み重ねていけることが幸せだな~と・・・。

来年もまたひつこく、きっと新生姜の写真撮って、アップしていることと思いますぅ~

昨年の記事の方が丁寧だと思います♪

http://blog.goo.ne.jp/hudo-mau/d/20121004


青ジソ、赤ジソ、食べ方、いろいろ。

2013年10月06日 | 保存食

Dsc07375_2 8月の青ジソと赤ジソの様子。

紫蘇って、やっぱり日本を代表する大切なハーブですね。

毎年青ジソと赤ジソをつくっていますが、葉の利用はもちろん、花、実・・・と種をつけるまでさまざまに昔から利用されてきたのがわかります。

ウチは5月頭に種をまいて、7月くらいから葉を利用しはじめました。

青ジソは、大葉として食卓に出すのはもちろん、塩と交互に重ねて大葉の塩漬けに。

「青ジソ(大葉)の塩漬け」

http://blog.goo.ne.jp/hudo-mau/d/20130723

Dsc07379 来年のシソの時期まで重宝します♪

赤ジソは塩でもんで、梅干しなどに。

「『もみしそ』のつくり方と、梅干しに入れるタイミング。」

http://blog.goo.ne.jp/hudo-mau/d/20130719

Dsc07395 我が家は梅干しに入れず梅酢につけて保存します。

もみシソは、梅酢につけて保存しておき、気が向いたときに天日に干して、ゆかりなどにします♪ 梅干しにも気が向いたらいつでも入れられます。

そして、お湯で煮だしてシソジュースに。

「しそジュース」

http://blog.goo.ne.jp/hudo-mau/d/20120619

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そうこうしているうちに、あっという間に夏が駆け抜けていってしまい、秋に・・・。

Dsc07532_2 9月13日撮影。

秋になるころから、先から穂が出てきます。

Dsc07630 10日3日撮影。

そして今、シソの実がなって、こんなにきれいです・・・!青ジソの実は、主に天ぷらに。長男が大好物なのです。

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串揚げのように、軸を持って葉で実をしごきとって食べます♪

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我が家は赤ジソの実で、主に塩漬けや醤油漬けをつくり、保存しておきます。

そして今年、大発見をしました。

星の数ほど1株から種をつけるシソ。昨年は収穫後自宅に持ち帰り、軸から実をはずす作業をしました。

すごく大変だったのですが、今年は畑で株についたまま、実をしごきとってみたのです。

これはいい!!

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ザルなどを地面に置いて、枝をちょっと倒してザルによせて、指先で穂の根元から穂先にかけて実をしごきとると、牛の乳しぼりのように、実がザルにたまってゆきます・・・。

おかげで400gの実をかなり楽チンに取ることに成功しました。

昨年、これが自分的にシソの実しごとでわかることすべてだなとアップさせていただいたこの記事。

「シソの実しごと 塩漬け、梅酢漬け」

http://blog.goo.ne.jp/hudo-mau/d/20121006

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この記事の、実の採取方法は、今年のものがいいです!

・・・シソって活用範囲が広くて、ありがたい存在です。保存も利くので、本当にありがたい。

1株で相当食べれると思うので、お庭のある方は1本ずつ植えて置かれると、かなり重宝されると思います♪

さて、我が家のオクラ。

まだまだ収穫していますよ♪

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そして6月に漬けておいたラッキョウ。

食べ始めています♪

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今年初めて、昨年の漬け汁を利用した方法でつけてみました。

一口食べて、例年より薄味だなと思いましたが、かなりペースよく食べているので、この味が好きなのかもしれません。

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長女と長男は苦手なようだけど、末っ子がラッキョウ好きな子で、欲しがります。

意外よね。

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今年大量につくった鷹の爪。干すとトウガラシになります。これを来年のラッキョウ漬けに使うのも楽しみです♪

今年のわたしの農業の大きなテーマのひとつに、毎年使うものを自作するということがありました。

保存食づくりに欠かせないトウガラシなどを自分でつくれるようになれて、うれしいです。

種も採種して、これからずっとつくり続けたいと思います。


夏休みの終わり、焼きトウモロコシ。

2013年08月31日 | 保存食

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夏に1度くらいは食べる焼きトウモロコシ。

黄色いスイートコーン系は、甘く甘く改良されているので、名古屋のように暖かい場所では、無農薬でつくるのはほぼ無理なんじゃないかなぁ?

すっごい虫がきます・・・!びっくりするくらい。

トウモロコシは長野のような寒暖の差がある高地では栽培できそうですね。

いろいろ野菜をつくる中で、甘く改良された品種ってすごく虫がくることがわかってきました。

昔は、ただ虫でボロボロになっていく野菜を、なにもすることができず眺めていましたが、時間とともに、もしかしてバランスを失っているところに虫が来るのかなという仮定がうまれました。

土壌のバランス、品種としてバランス・・・。

昨年はササゲと枝豆が虫害で全滅しましたw 

こういうこともあるし、他の理由もあるけれど、できるだけバランスを崩さないようなものを・・・と思い、できるだけ固定種(人間が遺伝子操作せず、代々できた種を採種続けられている種)の種を使うようにしています。

さて、トウモロコシ、みなさんはどんな食べ方をされていますか?

実家はもっぱら茹でたてを母が食卓に出してくれて、食事が始まる前にわたしと妹がむしゃむしゃ食べてしまう・・・こんな感じでした。

でも、一人暮らしをしてからか、いつからか、どこかで見聞きしたのか、わたしは焼きトウモロコシをつくることが多いです。

外側の汚れのついた葉をむいて、葉付きのままグリルで葉が真黒になるまで焼いて、葉をむしって実に醤油を塗り、最後コンガリとする程度に焼いてしあげる・・・という風につくっています。

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結構大きいトウモロコシだったので、我が家の小さい小さいグリルに満杯・・・!

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葉に直に火があたって、パン!パン!と葉が破け、中の実が見えてました・・・!

火傷しないように気をつけて葉をむしって、大皿に醤油をたらしてトウモロコシをクルクルまわしながらハケで醤油を実につけます。

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これを、再びグリルに戻してコンガリするくらいに全体を焼いて完成~♪

子どもたちはやっぱり喜びます。面倒だしさっさと茹でちゃおうかなと毎回思うのですが、なんとなく年に1度くらいしか食べないので、年に一度焼いています。

お祭り感がある、焼きトウモロコシ。

そういえば名古屋生活クラブの注文書「たねまき」で、長野県阿智村の市川さんが育てられている「黒モチトウモロコシ」というものがあるって書いてありました。

やっぱり今のスイートコーンが品種改良の末、糖物化しているという一文もありました。

わたしは昔ながらのモチトウモロコシを食べて育っていませんが、なんだかすごくイメージができて、栽培して食べたいなぁ~と思ってしましました。

茹でて塩をつけたり、醤油をつけて焼いたり・・・と、なんだか主食っぽく食べるのが美味しそうですね・・・!


2013年、お味噌の天地返し。

2013年08月30日 | 保存食

夏休み中にこれはしておこうと思っていたお味噌の天地返し。

8月前半家を空けている事が多く、7月末と8月中旬以降は畑が大変で、いい加減やらないといけないとと思っていたのだけど・・・やっと8月も終わりになって決行することができました!

普通はとっくに終わっている時期なので、さすがにカメから「早くひっくり返して」という声も聞こえてくる感じでした。忘れてはいなかったのよ、ごめんね・・・

我が家は5号のカメが3つあり、うち1つは階段下の温度が高めのところに、2つは床下の涼しいところにねかせてあります。

発酵が早いのはやっぱり階段下のカメのお味噌。なので天地返ししてすぐ食べるのに適しているのは、やっぱりこのカメのお味噌です。

残りの2つのカメのお味噌は、天地返ししてから、最初のカメのお味噌が終わるまでさらに寝かせて(置き場所もないので)保管しておきます。

・・・お味噌。気が向けばいつでもつくれる保存食。

美味しさで言うと、冬につけるのがいいそうです。

発酵の初めの段階はゆっくり(低温)、半ばから高温で発酵が進む感じが美味しくできあがる秘訣のようです。

なので、階段下の発酵が早いものよりも、床下のゆっくり発酵したお味噌の方が、我が家の場合はこの条件によりあっています。

でも、早く発酵したお味噌も、これはこれで美味しいなぁと思うわたしです・・・。

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階段下のカメ。もう十分発酵していて、すぐ食べ始めてOK~!

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・・・結構色の差があるでしょ・・・?こちらは床下のカメのお味噌です。ひっくり返したら、またゆっくり冬まで寝ていてね・・・。

以前、みっちょんから、床下は薬(多分白アリなど殺虫)が撒かれているから、食べ物置いちゃだめだよ!と教えてもらいました。知らなかったので、教えてもらえてホントよかったです。

ただ・・・狭い狭い我が家。

味噌のほかにもいろいろと仕込んでいるし、床下も、大きなカメを置く場所のひとつにしないと追いつかず・・・。

仕方ないので、せめてしっかり密封したカメをさらにビニールで厳重にくるんで、床下で寝かせてあります。

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大豆2kg分の味噌をカメに仕込んでありますが、ひとつのカメから7.5kgのお味噌ができあがりました。

今年は、ビニールやラップでお味噌の表面を空気に触れぬように仕込んだので、カビもぜんぜんありませんでした。信頼している伊澤さんやみっちょん、平瀬さん、落合先生、河田先生、小池糀店のご主人・・・みなさんもそうされています。

以前はラップに塩分の強いのをつけたまま、置いておくのがちょっと気持ち悪いなぁと思っていましたが(実家の母の影響もあり・・・☆)、伊澤さんに何度も聞いても科学的に大丈夫だと言われたので、やることにしました。

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毎年ずっと、カビをこそげ続けていたので、こんなにカビがないなんてちょっとびっくり・・・!

みなさんもきっと、天地返しを終えられて、早い方はもう食べ始められていますよね・・・?

我が家は昨年から、大豆6kgでつくっていますが(できあがり22~3kg)、今、昨年仕込んだ分の残りが2kgくらいあります。

これくらいつくると、1年分の我が家のお味噌はすべて賄えるんだなぁということが、やっと今年はわかりました!

初めて味噌をつくった時はもちろん大豆1kgから始めました。

じわじわじわじわ・・・と毎年1kgずつくらいつくる量を増やして、最後にお味噌が微妙に足りなかったりして、やっと我が家に必要な分と自分たちの作業の量を把握できました。

まったくよそのお味噌を頼らずに、自分たちでつけたもので1年賄えるなんて、なんだかとってもうれしいです。

実は今年、昨年失敗に終わった大豆づくり、めげずにチャレンジ中で、今、花が咲いて実をつけ始めています。

ゆくゆくは、自分でつくった大豆から、全部のお味噌をつくれるようになりたいなあ・・・。

またじわじわじわ・・・と進行中です!

毎年同じ、単調な作業かもしれないけど、わたしは毎年いろいろ胸をときめかせてお味噌を仕込んでいるのです・・・。


今年も、ドライバジル。

2013年08月28日 | 保存食

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毎年、バジルを天日でカリカリに乾燥させて、ドライバジルをつくっています。

パンチのある香りが1年は余裕で持続します。煮込み料理やオーブン料理、クラッカーやパン生地に混ぜ込んで焼いたりマリネに和えたり、ピッツァにふりかけたり・・・

畑でわたしが栽培するちょうどいい量って、10株くらいだなと思いました。

昨年は前半はずっと出荷していて、後半にドライバジル、ジェノベーゼソース、塩バジルを仕込みましたが、とっても大変だったので、今年は出荷せずに収穫したものから順に加工しています。

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穂先がこんな感じになってきて、気づいたら白い花が咲きます。花が咲くと株が終わってしまうので、せっせと穂先を摘み取って、株を長持ちさせて収穫していきます。

収穫と言うか、このお手入れをしていると、10株くらいでちょうど手持ちの30cmの大きなボウルがいっぱいになる量に・・・。

これを洗ってザルに並べると、これまた手持ちのザル(長方形1つ、丸ザル2つ)にちょうどいっぱい・・・。

作業的にもこれ以上やるとちょっとしんどいので、今年はこの量とペースがちょうどいいかな?というところまで、今年はやっとたどり着きました!

この穂先の摘み取り作業兼収穫が2回終了したので、瓶に二つ分のドライバジルができました。

つくり方というほどのこともなく、洗ったバジルの葉を取って、ザルに並べて天日に干すだけですが、気をつけていることがふたつあります。

・葉がくっつかないように並べること。

・強い日差しで日中の畑作業は無理・・・!というような日を選ぶこと。

1~2日でカリッカリになります。そうも日差しが強くない日は3日くらい干してもなんだか”カリカリ感”がまだキテないなぁ・・・と思うこともよくあります。

葉をくっつかないように焼けつくような日差しに干すわけは、すり鉢でいい感じのリーフ感を残してつぶせるように・・・ここに尽きます。重なっていると、乾くときに2枚がくっついて、柔らかいシートのようにくっつきあって離れず、くっついたまま乾いてしまい、すり鉢で潰す時にもうまくくつぶれず苦労します。

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ギッチリ並んでいたバジルもカリカリに乾いてこんなに小さく・・・。

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すりこ木で好きな大きさに砕いておしまいです。フードプロセッサー(我が家はミキサーのミル)でもつぶせますが、やっぱり粉っぽくなって、リーフ感がなくなってしまうので、できるだけすり鉢でやったほうが美味しいと思います。

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さて、砕いた葉。瓶に詰めるの、大変ですよね。

・・・いつもドライハーブ類は、細い瓶に入れることが多いのですが、谷折りにした紙にのせて、サササ・・・と瓶の口に流し入れます。

今日は保存用の瓶なので、大きめです。30cmのボウルいっぱいのバジルでたったこれだけ・・・。編み針と比較しました。

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でも、香りが強くちょっとふりかけるだけなので、相当長持ちします♪

長男がジェノベーゼソースが大好物なので、つくってくれと言ってきます。松の実を買いに行くところから面倒なんだけど、せっかく栽培しているので、1回くらいはつくるかな・・・。

株が終わる前に、塩バジルもつくる予定です。

バジルの記事は春先から秋の終わりころまで結構アクセスがあります。

昨年のドライバジルの記事♪

http://blog.goo.ne.jp/hudo-mau/d/20120820

昨年の塩バジルの記事♪

http://blog.goo.ne.jp/hudo-mau/d/20120821

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昨年のジェノベーゼソースの記事♪

http://blog.goo.ne.jp/hudo-mau/d/20120827

今年は値が張りますがカシューナッツではなく松の実でつくりたいです。

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記事からはバジルのパンチのあるあの香りがお届けできなくて残念です・・・!


青唐辛子の収穫と、三升漬けの仕込み。

2013年08月21日 | 保存食

Dsc07303_4材料は青唐辛子、麹、醤油のみ。

昨年、渡部先生にお会いした時に、ご出身の会津若松地方の郷土料理(郷土の調味料)である「三升漬け」をいただきました。

先生の畑で収穫されたトウガラシで、手づくりされた「三升漬け」を、「すごく辛いけれど、食べてみて」と瓶に分けてくださいました。

Dsc07331現在の瓶の中。10か月の時を経て、より芳醇で美味しくなっています・・・!

「辛いよ辛いよ」と言われていましたが、豆板醤くらいの辛みかな?と、試しにスプーンの先にちょこっと乗せて、そのままなめてみました。

「・・・!!!!」

かなり辛くてしばらく舌がピリピリピリ……。

でも、麹とお醤油のまろやかさに、かなりパンチのある辛みが最高でした!激辛醤油麹・・・といった感じ??

かなり辛みが強いので、使う時はスプーンの先にちょこっとでいいので、かなり長持ちするのもすごくいいなぁと思いました。

作り方もその時に教えていただきました。

「三升漬け」という名のとおり、青唐辛子1升、麹1升、醤油1升→合計、三升という感じで、青唐辛子(青南蛮)と、麹、醤油の3つを1:1:1で混ぜるだけで簡単にできるそうです。

調べてみると、東北地方や北海道など、寒い地方の郷土料理でした。

大阪、金沢、名古屋と生活をしてきて、三升漬けとは聞いたことも食べたこともありませんでしたが、それから我が家でこの三升漬けは、なくてはならない調味料のひとつとなりました。

豆板醤などの辛み調味料も買うことはなくなりました。

先生は、冷奴に乗せたりとも言われていましたし、東北の方はご飯に乗せて食べることも多いそうです♪

炒め物の辛みづけ、スープや煮込みの味付け、タレや和えものに辛みをつけたい時・・・とにかく結構何にでも使ってしまっています。

カレーも最近は三升漬けで辛みをつけることがほとんどです・・・!

さて、今年は自分の畑で青南蛮を収穫して、三升漬けをつくるということをとても楽しみにしていました。

「野口のタネ」でも何種類かのトウガラシを扱っていて、迷って迷って「鷹の爪」という品種を選びました。定番ですかね。

かすかに赤くなってきたものが2本見つかったので赤く熟す手前のタイミングで、10本の株からもう収穫してよさそうなものを収穫してきました。鷹の爪、10株もつくったんですよ・・・

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青唐辛子って東北や北海道では売っているみたいだけど、わたしは見かけたことがありません。やっぱり東北地方や北海道ならではのものなのかしら・・・?

【材料】

・青唐辛子(青南蛮)・・・200g

・生麹・・・200g

・醤油・・・200g

【つくりかた】

①青唐辛子はきれいに洗ってヘタをとっておく。

Dsc07301構想から1年(大げさ)・・・いよいよこの日が来ました・・・!

②青唐辛子を5㎜以内の大きさで刻む。

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※青唐辛子を触った手で、顔や目などを触らないように、気をつけられてください。また、手ぶくろをつけて刻まれることをオススメします☆ ほとんどのものを素手で仕込んでいますが、こればっかりは警戒して手袋を買って、刻みました。

③麹はボウルに出して、手を洗うようにこすりあわせて、塊をほぐしてぱらぱらの状態にする。

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わたしはこの段階から発酵がはじまっていると思っていて、2~3分程度手をスリスリこすりあわせて麹をスリスリしています。軽く握って塊になる程度でまでやっています。

④③のボウルに刻んだ青唐辛子を入れザックリまぜる。

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⑤醤油を加えてよく混ぜる。

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⑥ちょっと大きめの(空気が入って発酵しやすくするため)保存容器に入れて常温で2~3日置いておく。

発酵するまで1日に2~3回、フタを空けて清潔なスプーンなどで中身をかき混ぜます。

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1日目の夜。醤油の水分が下に沈んでいます。瓶をぐるぐるまわして水分を上までまわしたり、フタをあけてスプーンでかき混ぜて水分を均等にするようにしたり・・・

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夏場なのですごく発酵が早いです。また24時間も経っていない翌朝もういいんじゃない?ってくらい全体がポッタリ。でも、ヤバいか?という寸前くらいまで発酵させるのが結構好きなので、このまま3日粘りました。

Dsc07332左2つが初めてつくったもの、右が昨年いただいた「三升漬け」。

そして、晴れて完成~?長いことやりたかったので、喜びもひとしお・・・種蒔きしたあの日から・・・長かったです・・・!

微妙に麹があまり、消費期限も迫り気味、おまけにお鍋に残りご飯もあったので、ついでに横っちょで甘酒をつくりました。

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鍋に残ったご飯にひたひたより多めの水を加えて火にかけます。60度になるくらいで火からおろし、スリスリした麹を加え、カニ箱に入る大きさの鍋に移し替えてタオルを蒔いて、カニ箱に鍋を入れてそのまま10時間放置・・・

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今は気温も高いので、ビニールなど厳重にかけたりせず、途中で様子も見ず、10時間置いておいただけでした。

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このベンチの下が定位置です♪

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甘酒をつくるときだけ、温度計をつかいます。このためだけに、買いましたから・・・!

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この日の収穫。青南蛮は束がきれいだったのだけど、畑でさばいてから持ち帰りました。

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連作障害が出ているので、全体の1~2割しか収穫できていませんが、なんとか実ってくれているイタリアントマト・・・!サンマルツァーノトマトという品種です。日本では加熱することが多いですが、キメこまかくてわたしは生食もイタリアントマトが大好きです。

普段はモッツァレラチーズなどオシャレなものほとんど食べないのですが、イタリアントマトは毎年つくるので、年に1度はカプレーゼつくります♪

http://blog.goo.ne.jp/hudo-mau/d/20120830

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ボチボチ、今年のバジル仕事も進行中です♪

また「てのしごと」で掲載させていたいだきます?