年末年始の寒波が報道されています。
北極の上空5500m付近の500hpaの天気図を見ると、寒気の渦がシベリアにあるのがわかります。
シベリアで、人の住む場所で1番の極寒といわれるオイミャコンは、日本の真北にあります。北極圏までは至らないものの、北緯63度に位置しています。
今日28日、オイミャコンの22時の気温は、−51℃となっています。
同じくシベリアのヤクーツクは、オイミャコンの西方で北緯62度に位置していて、今の気温は−40℃です。
しかし、さらにオイミャコンよりも700kmほど北に位置し、北極圏にある北緯67度にあるベルホヤンスクは、これまた極寒の地といわれてますが、今の気温は−19℃となっており、逆に今の時期としては極端に温かい気温となっています。寒気が北極から南のシベリアへ放出されていのかなと思います。
モンゴルの首都であるウランバートルは、北緯47度に位置し、今日も日中でも−30℃ほどしか上がらず、北極の寒気がシベリア方面に下りてきているのがわかります。
それでも、シベリアの寒気は偏西風の向きによって(西から東へ平行だと)は、北海道までしか下りてこなくて本州まで下りてこない場合もあります。そんなことが続く年は暖冬傾向となります。
今回は上空5500m付近の低圧帯が樺太付近に停滞し、偏西風が日本の西で南に蛇行すると予想されているようですので、シベリアの寒気が西日本から入ってくると予想されています。
このパターンは日本に寒気がやってくる典型ですので、ホント寒くなりそうですね。
寒気は強弱を繰り返しながら1週間くらい日本付近に居座る予想となっています。その後も次々に寒気が偏西風の蛇行により日本付近に降りてくると寒い冬になるんですが、今年はどうなんでしょうか。
皆さん、風邪をひかないように暖かくして過ごしましょう。
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