本日無事にHPS養成講座、第10クールの修了式を迎えました。
新たに14名のHPSがここに誕生しました。
これで、日本生まれのHPSが129名となりました。
遠くは、群馬県・沖縄県からの受講生もいて
慣れない土地での講座に懸ける思いや熱意がそこからも
伝わります。
本当にまじめに子どもの遊びについて語り、考え、真摯に学ぶ姿勢を
皆さん持っていました。
修了生一人一人の努力に深く敬意を示したいと思います。
14名の修了生は、今まさにスタート地点に立ったところです。
これからの道は決して平坦なものではなく、困難にぶつかることも
たくさんあることと思いますが、ここで得た出会いを大事に前に進んで
いってほしいと思います。
講座の修了、おめでとうございました。
修了生の代表が、心のこもった答辞を式の中で読み上げてくれましたので
以下に紹介します。
長く厳しかった冬もようやく終わりを告げ、日毎に春のあたたかい日差しが
感じられるようになりました。
本日私達HPS養成講座10クール生は14名全員がかけることなく、無事修了式を
迎えることができました。
11月11日、期待と不安な気持ちで迎えた開講式。
ぎこちなく笑って気を遣って話していたのが、つい5か月前のことなのに、
なんだかずいぶん昔のことのように感じます。それほどこの5か月ではたくさんの
出会いがあり、またたくさんの出来事がありました。
初日に先生から、「選んだことを後悔させないで欲しい」という言葉があり、
身の引き締まる思いでした。
子どもたちのためだけではなく、講座を受けたくても受けられなかった人たちに
恥ずかしくないよう、がんばろうと思ったことを覚えています。
講義では、たくさんの理論や実例を教えていただきました。遊びの持つ力、そして
全ての子どもたちに遊びは不可欠であるということを学びました。はじめは質問を
投げかれられてもしーん…としていましたが、エマ先生の「最後には質問がたくさんに
なることを信じています」という言葉どおり、徐々に活発になり、まだまだ学んで
いたい、と感じました。
実習では、これまでの看護師の考え方は捨てようと思ってのぞみました。そうすると、
これまでいかに自分が「子どもが病気にかかっている」のではなく、「病気のこども」を
見ていたかに気付き、そして、これまでの「自分は子どもと遊んでいる」という
ある種の自負を覆されました。
それは看護師が片手間に遊んでいたに過ぎませんでした。
子どもの行動を考え、遊びを考え、自分の行動を振り返る。毎日そのことだけを考えて
過ごしました。こんなにも遊びが難しく、子どもと関わるのにどうしていいか分からないと
思ったのは初めてでした。しかしまた、遊びの力をこんなにも感じたのも初めてでした。
手術直前まで遊びは子どもたちを生き生きとさせ、手術室にすらスキップで向かって行きました。
悩んでどうしていいか分からなくなったとき、私を支えてくれたのは、
先生方やHPSの先輩方、そして10クールのみんなでした。
いつも幅広い知識と、数々の経験とで、自分たちのはるか上をいく洞察力と想像力で
子どもとの関わりを示してくださる先生方。
今もなお悩みながら、自らを振り返りながら、しかし確実に活動している先輩方。
まだまだ入口に立ったばかりの私達にとって、その存在は道標です。
10クールのみんなは、保育園の保育士、病院の保育士、看護師、理学療法士、
年齢も、性別も、これまでの人生経験も様々な仲間たちです。
講義や実習の短い間に地元に帰って、仕事をして、また静岡へ、というタイトな
スケジュールをこなす仲間もいました。
ここで学んだことを活かす職場を探し、就職試験を受けながら通った仲間もいました。
ラインでグループを作り、相談や雑談、たくさんのやりとりをしました。
講義の後にみんなで食事に行ったり、誕生日を迎えた仲間の誕生日会をしたりしました。
また、学校で、食事会で、ホテルで、様々なことを真剣に語り合いました。
同じ志をもつ仲間と語り合う楽しさも知りました。その全てが、楽しい思い出として
よみがえります。毎日顔を合わせていたのに、もうこの時間はないのだと思うと寂しくて
たまりませんが、これからの自己研鑽の中で必ず会えると信じています。
私達14名は、本講座を通して、こどもにやさしい医療を提供するというチャレンジを
志す同士であることを確認しあいました。
これからそれぞれの場所で困難にぶつかることが沢山あると思います。
挫折し、傷つき、もうだめかもしれないと思うこともあるでしょう。
しかし、私たちはこの5か月でたしかに成長してきました。
この講座で学んだ全てのことを糧にして、子どもたちのために、
自分自身の信じる道をスモールステップで、しかし力強く歩んでいきたいと思います。
ここで得た縦と横の繋がりを大切に、これからも励まし合って行きましょう。
私達に関わってくださった全ての人に、そして10クール生のみんなに感謝の言葉を述べ、
答辞とさせていただきます。ありがとうございました。
第10クール 修了生代表
新たに14名のHPSがここに誕生しました。
これで、日本生まれのHPSが129名となりました。
遠くは、群馬県・沖縄県からの受講生もいて
慣れない土地での講座に懸ける思いや熱意がそこからも
伝わります。
本当にまじめに子どもの遊びについて語り、考え、真摯に学ぶ姿勢を
皆さん持っていました。
修了生一人一人の努力に深く敬意を示したいと思います。
14名の修了生は、今まさにスタート地点に立ったところです。
これからの道は決して平坦なものではなく、困難にぶつかることも
たくさんあることと思いますが、ここで得た出会いを大事に前に進んで
いってほしいと思います。
講座の修了、おめでとうございました。
修了生の代表が、心のこもった答辞を式の中で読み上げてくれましたので
以下に紹介します。
長く厳しかった冬もようやく終わりを告げ、日毎に春のあたたかい日差しが
感じられるようになりました。
本日私達HPS養成講座10クール生は14名全員がかけることなく、無事修了式を
迎えることができました。
11月11日、期待と不安な気持ちで迎えた開講式。
ぎこちなく笑って気を遣って話していたのが、つい5か月前のことなのに、
なんだかずいぶん昔のことのように感じます。それほどこの5か月ではたくさんの
出会いがあり、またたくさんの出来事がありました。
初日に先生から、「選んだことを後悔させないで欲しい」という言葉があり、
身の引き締まる思いでした。
子どもたちのためだけではなく、講座を受けたくても受けられなかった人たちに
恥ずかしくないよう、がんばろうと思ったことを覚えています。
講義では、たくさんの理論や実例を教えていただきました。遊びの持つ力、そして
全ての子どもたちに遊びは不可欠であるということを学びました。はじめは質問を
投げかれられてもしーん…としていましたが、エマ先生の「最後には質問がたくさんに
なることを信じています」という言葉どおり、徐々に活発になり、まだまだ学んで
いたい、と感じました。
実習では、これまでの看護師の考え方は捨てようと思ってのぞみました。そうすると、
これまでいかに自分が「子どもが病気にかかっている」のではなく、「病気のこども」を
見ていたかに気付き、そして、これまでの「自分は子どもと遊んでいる」という
ある種の自負を覆されました。
それは看護師が片手間に遊んでいたに過ぎませんでした。
子どもの行動を考え、遊びを考え、自分の行動を振り返る。毎日そのことだけを考えて
過ごしました。こんなにも遊びが難しく、子どもと関わるのにどうしていいか分からないと
思ったのは初めてでした。しかしまた、遊びの力をこんなにも感じたのも初めてでした。
手術直前まで遊びは子どもたちを生き生きとさせ、手術室にすらスキップで向かって行きました。
悩んでどうしていいか分からなくなったとき、私を支えてくれたのは、
先生方やHPSの先輩方、そして10クールのみんなでした。
いつも幅広い知識と、数々の経験とで、自分たちのはるか上をいく洞察力と想像力で
子どもとの関わりを示してくださる先生方。
今もなお悩みながら、自らを振り返りながら、しかし確実に活動している先輩方。
まだまだ入口に立ったばかりの私達にとって、その存在は道標です。
10クールのみんなは、保育園の保育士、病院の保育士、看護師、理学療法士、
年齢も、性別も、これまでの人生経験も様々な仲間たちです。
講義や実習の短い間に地元に帰って、仕事をして、また静岡へ、というタイトな
スケジュールをこなす仲間もいました。
ここで学んだことを活かす職場を探し、就職試験を受けながら通った仲間もいました。
ラインでグループを作り、相談や雑談、たくさんのやりとりをしました。
講義の後にみんなで食事に行ったり、誕生日を迎えた仲間の誕生日会をしたりしました。
また、学校で、食事会で、ホテルで、様々なことを真剣に語り合いました。
同じ志をもつ仲間と語り合う楽しさも知りました。その全てが、楽しい思い出として
よみがえります。毎日顔を合わせていたのに、もうこの時間はないのだと思うと寂しくて
たまりませんが、これからの自己研鑽の中で必ず会えると信じています。
私達14名は、本講座を通して、こどもにやさしい医療を提供するというチャレンジを
志す同士であることを確認しあいました。
これからそれぞれの場所で困難にぶつかることが沢山あると思います。
挫折し、傷つき、もうだめかもしれないと思うこともあるでしょう。
しかし、私たちはこの5か月でたしかに成長してきました。
この講座で学んだ全てのことを糧にして、子どもたちのために、
自分自身の信じる道をスモールステップで、しかし力強く歩んでいきたいと思います。
ここで得た縦と横の繋がりを大切に、これからも励まし合って行きましょう。
私達に関わってくださった全ての人に、そして10クール生のみんなに感謝の言葉を述べ、
答辞とさせていただきます。ありがとうございました。
第10クール 修了生代表