FRB(米連邦準備理事会)は、10/28~10/29まで開催したFOMC(連邦公開市場委員会)で、今月10月末をもって、予定通り、月150億ドル規模で市場に資金を供給していたのをゼロにし量的緩和策の終了することを決定した。量的緩和第3弾(QE3)は、2012年9月からはじまり、約2年でピリオドを打つ格好となった。
最も注目を集めていたゼロ金利についての指針(フォワードガイダンス)の「相当の間」の文言はそのまま削除されることはなかった。これによって、予定通りゼロ金利を「相当の間」維持することになったが、景気回復が早まれば引き締めが早まる可能性があると併記していたことで、次回12月のFOMCに期待が寄せられることとなった。
ただ、利上げ時期を示唆したわけではなく、今までと同様、景気回復の状態を見極めるという慎重な姿勢を崩していたないため、利上げへの過度な期待はできない。今後も引き続き利上げのタイミングがいつになるのか注目されることとなる。
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