★ 海外原油・石油市況

● NY原油、3日続落=6営業日ぶり安値

週末20日のニューヨーク商業取引所（NYMEX）米国産標準油種WTI中心限月3月物は、前日終値比0.82ドル安の1バレ ル＝50.34ドルと3日続落してして取引を終了しました。中心限月ベースでは、11日（48.84ドル）以来、6営業日ぶりの安 値をなりました。

米官民が今週発表した13日までの1週間の米原油在庫はぞれぞれ前週比770万バレル増、1430万バレル増と、いずれ も市場予想（320万バレル増＝ロイター通信社調べ）を大幅に上回る積み増しを記録しました。過剰在庫の長期化が一 段と鮮明になり、相場に売り圧力が掛かりました。このほか、ギリシャ金融支援問題をめぐる先行き不透明感も引き続 き心理的に圧迫したもようです。 引け際に売りが活発化し、一時50ドルを割り込む場面も見れました。 一方、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが20日午後公開したデータによると、最新週の同国石油掘削リグ稼動数 は前週比37基減の1019基となり、2011年7月中旬（1013基）以来の低水準となりましたが、相場への影響は限定的とな りました。

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