本日1/9は、とんちの日。
とんちで有名な一休さん。「いっ(1)きゅう(9)」の語呂合せになっていることに由来。
一休さんのモデルとなったのは、室町時代の臨済宗の僧 一休宗純(いっきゅうそうじゅん)。主に、その生涯に様々な説話を残した事から江戸時代に説話『一休咄』が作られ、頓知(とんち)で有名となった人物である。アニメやドラマにもなっている一休さんだが、史実であるかどうかは難しいところ。
一休さんのとんちの話で有名なものとして、「屏風の虎退治」「このはし渡るべからず」がある。
屏風の虎退治
足利義満が一休に出した問題の一つ。
「屏風絵の虎が夜な夜な屏風を抜け出して暴れるので退治して欲しい」と義満が訴えたところ、一休は「では捕まえますから虎を屏風絵から出して下さい」と切り返し、義満を感服させた。
このはし渡るべからず
桔梗屋が一休に出した問題の一つ。
店の前の橋を一休さんが渡ろうとすると、「このはしわたるべからず(『この橋を渡るな』の意)」と書いてある。しかし一休は、「この端(はし)渡るべからず」と切り返し、橋の真ん中を堂々と渡った。
後日談で、同じ問題に加えて「真ん中も歩いては駄目」と難題を出されたが、「橋に乗らねばよいのだろう」と敷物を敷いてその上を歩いて渡ってきた。
両方の話はともにすぐにこのような知恵がまわるというのが、一休さんのすごいところですよね~
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