バブル崩壊後の日本人の実質所得は減る一方だ。
原因は複数あるが最大の原因はやはり緊縮財政と断定せざるをえない。
緊縮財政とは政府が国債の発行(通貨の創出)を抑制することだ。
もちろん政府は国債を大量に発行している。が、金額が少なすぎるのだ。
なぜそういえるか?諸外国は日本以上に国債を積み上げているからだ。
もう一つの原因として大企業が債務を増やして投資をしないことがあげられる。大企業(民間部門)が債務を増やさないなら政府が民間に代わって債務をもっと増やさなければならない。
と・こ・ろ・が、世間では政府はこれ以上債務を増やしてはいけない、財政破綻するなどという意見が圧倒的である。
人々のお金に対する誤った認識がこの国に失われた三十年をもたらしたのだ。