国際通信社 ドラマ「Mother」

新年度がスタートし、「春ドラマ」もかなり出揃ってきましたね。

今回は当たり外れなく、どれも楽しめそうな感じが個人的にはしています。

その中でも「重め」なのが、日本テレビ系の「Mother」。

行きがかり上小学校のクラス担任になってしまった女性教師が、クラスの女子児
童が虐待を受けていることを知り、その虐待から逃れるために、その子を連れて
逃亡することからドラマが展開していきます。主演は松雪泰子。

逃亡の理由が虐待から逃れるため、というのではあまりにも飛躍しているようで
すが、どうやらそれなりの理由がヒロインにあるのでは、と観ている側に納得さ
せるものがあります。主人公の松雪泰子も、母親の愛情を無条件に信じて育って
きたわけではない、という設定のようです。ドラマのこれからの展開が期待され
ます。

何といっても、虐待されるシーンではこちらもつらい気持ちになり、何だか脂汗
が流れる気分でしたから、よくぞ連れて逃げてくれた、という気持ちになってし
まいました。

ＮＨＫが、不倫相手の赤ちゃんを誘拐して逃亡しながら育てるという「八日目の
蝉」を放送しています。

奇しくも「母子の逃亡劇」というドラマが二つ出揃いました。

「現代画報」２００９年２月号の巻頭特集「虐待された子ども達の明るい未来は
どこに？」という記事の見出しを見ながら考えたことです。


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