ホテルlove

南町田観光案内所メンバーのみっくんがお届けするホテル宿泊をメインとしたブログです(●´ω`●)

[広告]グラパ案内

2020-01-27 23:25:28 | その他
​こんにちは!
​グランベリーパークを軸として様々な情報を発信しています。「うま〜い写真ブログ」ではグランベリーパーク以外の情報も発信しています。
​随時更新いたします!
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#02 PARK HYATT TOKYO

2020-01-27 23:00:59 | その他
【Introduction】
1994年7月__日本のホテル界にイノベーションを起こした“PARK HYATT TOKYO”



昭和を代表するホテル御三家(帝国、オークラ、ニューオータニ)のポスト、外資新御三家(パークハイアット、フォーシーズンズ、ウエスティン)は新たなセレブリティ時代の幕開けだった。

【Designer】
都庁を設計した世界的建築家、故・丹下健三がエクステリアデザインを手掛け、その似ている外観から「都庁第三庁舎」などと揶揄されたが、三本の塔がセットバックするそのデザインは圧倒的な存在感を示している。

また、ホテルの世界観を決定付けるインテリアは、香港出身アメリカ人デザイナー、ジョン・モーフォード珠玉の作品だ。彼はそのデザインエレメントをグランドハイアットソウルで既に試しており、パークハイアット東京で確固たる完成度でホテル界を席巻した。



通常ホテルは15年経てば劣化や時代の流れによりリノベーションを図るが、パークハイアット東京の場合25年経っても一切リノベーションをしていないが、古さを感じさせないインテリア。25年間の長い月日、このホテルを見続けた誰もがそう思っており、タイムレスなモーフォードデザインが様々なメディアで称賛されている。



【Story】
パークハイアット東京は新宿パークタワーの39階から52階に位置しており眺望が素晴らしい。ホテルでありながらアートミュージアムと称された館内へ招待しょう。正面玄関では女優・陶芸家、結城美栄子氏の作品“ガッツィー”がお出迎え。




エントランスには、地球と水がテーマのオブジェ「Airflow」はアンソニードナルドソン氏の作品。





2階から一気にエレベーターでスカイロビーの41階へ。そこはガラス張りのピラミッドから自然光が降り注ぐピークラウンジ。ハワイ産のバンブーの葉がサラサラと揺れ、まさに空中庭園。





奥に進むと左手には、オールディダイニングのブラスリー“ジランドール”が。見上げれば、写真家、ヴェラ マーサーによる作品。パリのカフェの人々を切り取った144枚のモノクロ写真からは、今にもパリジェンヌの会話が聞こえてきそう。







更に進むと、あまりにも有名なライブラリー空間が。蔵書2000冊の中から宿泊ゲストは好きな本を客室へ持ち込む事も出来る。ちなみにモーフォードのインテリアへのこだわりは、客室やパブリックスペースにある本の並べ方まで全て決められておりスタッフは必ず定位置に本を戻さなければならない。





ライブラリーを過ぎて、やっとレセプションに到着。手前には45階のプールと52階のニューヨークグリル・バーへ直通のエレベーター。ひとつ先に客室専用エレベーターがある。



【Accommodation】
ハイアットの中でもパークを冠するホテルは、最上級のカテゴリーで「隠れ家的ホテル」がコンセプト。よって客室数も177室に押さえられ、よりエクスクルーシブなステイを楽しめる。



スタンダードで平均55㎡の広さは都内トップクラス。普通の一流ホテルでも50㎡以上はスイートにしてしまう広さだ。客室エリアはモーフォードグリーンと呼ばれる緑と黒のカラースキームで統一され洗練されたインテリア。



【Suite and Room】
・パークスイート(100㎡)
・ガバナーズスイート(140㎡)
・ディプロマットスイート(160㎡)
・トーキョースイート(220㎡)
・プレジデンシャルスイート(290㎡)
ガバナーズスイートは唯一の檜風呂。またディプロマットスイート以上にはグランドピアノが常設。







・パークルーム(45㎡)
・パークデラックスルーム(55㎡)
・ビューデラックスルーム(60㎡)
ビューデラックスは窓が4面ありコーナー部に位置するため2方向の眺望が楽しめる。当時は珍しいビューバスとなっており度肝を抜いた記憶が。







【Cuisine and Bar】
ロビー階から専用エレベーターで52階ニューヨークグリル・バーへ。エレベーターの扉が開いた瞬間、目の前に夜景が飛び込む演出はここ以外味わう事はできない。



世界の料理が集結する、ニューヨーク・マンハッタンをイメージした多国籍グリルレストラン。窓際はプロポーズシートと呼ばれあまりにも有名。52階という最上階で高さ8mのエキサイティングな空間には、イタリアのヴァレリオアダミ氏のNYをテーマに描かれた4枚の壁画が夜景の中に浮かび上がる。そのモチーフは、
「ニューヨークヤンキース」
「ロックフェラーセンター」
「ラジオシティ」
「カーネギーホール」







40階には富士山を望める日本料理“梢”があり丁寧で美しい懐石料理が楽しめる。





開業から25年が経ち東京には、ラグジュアリーホテルが屹立する時代となった。リッツ・カールトン、マンダリンオリエンタル、ペニンシュラ、コンラッド、アマンなど。しかし、未だにセレブの間でパークハイアット東京は別格であり、レジェドの揺るぎない地位にある。





ホテル史を綴るゲストブックには、お忍びで各界の著名人が定宿として宿泊し海外セレブやスターも数多い。有名なエピソードでは、レディガガがプライベートでパークハイアットへ訪れ、ニューヨークバーで「一曲歌わせて」と飛び入り参加した事は伝説となるなど枚挙に遑がない。



開業時のGMはデビッド・ユデル氏。世界で10番目となるパークハイアット東京を大成功させた功績で、今はハイアットアスパック(アジア太平洋部門)の総責任者の地位で本部のグランドハイアット香港にいるようだ。

2019年10月にはパークハイアット京都が開業し話題となっているが、パークハイアット東京の様な伝説となるホテルが生まれるのは、世紀に一度か二度だろう。




#01 Hyatt Regency Tokyo

2020-01-24 01:52:06 | その他
【Introduction】
“Hyatt Regency Tokyo”は、1980年5月に新宿副都心に『小田急ホテルセンチュリーHYATT』として開業。建設地は淀橋浄水場跡地を特区とした超高層ビル街区。小田急と第一生命が共同で購入したた経緯があり、計画段階では60階建て一棟とし上層階をホテル、下層階をオフィスにする案があったが、40年前の技術的な要因で実現せず、結果28階建てのツインタワーとして建設。


デベロッパーの小田急電鉄はライバルの京王帝都電鉄にホテル開発で遅れをとっており既に『KEIO PLAZA HOTEL』が国際ホテルとして開業。また隣りに山王から『東京ヒルトンインターナショナル(現、ヒルトン東京)』の移転が決定していたため、何としてもひけをとらない国際ホテルにする必要があった。そこで、まだ日本に上陸していない『ハイアット』と提携し開業に至った。


“石の文化”をテーマにヨーロピアンテイストで仕上げ、当時は珍しい『女性をターゲット』としたホテルで話題となり様々なドラマのロケ地となった。

大聖堂を彷彿させる7層吹き抜けのメインロビーには直径4m高さ8m、当時の価格で一基5,000万円のスワロフスキークリスタルシャンデリアを3基設え、ベネチア産のステンドグラスが彩りを添えた演出。超高層ビル初のシースルーエレベーターや28階のスカイプール、ホテルinディスコなどいずれも日本初。


現在はハイアット独特のモダンな世界観“Hyatt touch”で統一する様に指示されている背景があり、インテリア、家具、更にノーティスのデザインに至るまでまでクールでスマートなデザインに。かつてのヨーロピアンテイストとモダンテイストがちぐはぐな形で共存しているのが滑稽だ。



【Accommodation】
開業当時800室あった客室数は現在746室に。6階から26階が客室で低層部の6階から9階がリージェンシークラブフロアとなっている。通常眺めの良い高層階にEXE階を配置するのがセオリーだが、ここは新宿中央公園の緑が眼下に広がるレベルの低層階を高級フロアにしている。


スタンダードルームの「ゲストルーム28㎡」はL字型フロアプランの内側に配置され新宿新都心のビル群の眺望。スーペリアにあたる「ビュールーム33㎡」は外側の公園ビュー。また21階〜26階の高層階はデラックスビュールームとなっておりシャワーブースを備え、快適な空間にリノベーションされた。


一方、低層階のクラブフロア6階〜8階はロビー吹き抜けに面しているため、外側の公園ビューのみ部屋が配置。クラブルームのインテリアは杉本貴志氏率いる“スーパーポテト”によるモダンなデザイン。また、9階はメジャースイート6室と300㎡の広さを誇る国内最大級のクラブラウンジのみ。かつてインペリアルスイートをクラブラウンジに改装した。



【Cuisine】
1980年開業当時は懐かしい12のレストラン・バーが。
・フランス料理“シュノンソー”
・ナイトラウンジ“ラプソディ”
・日本料理“加茂川”
・寿司“みやこ”
・中国料理“翡翠宮”
・鉄板焼“ヒューゴーズ”
・バー“オードヴィ”
・カフェ“ブーローニュ”
・パブ“トレードウインドゥ”
・ブッフェ“カテリーナ”
・ラウンジ“ロビーラウンジ”
・ディスコ“サンバクラブリージェンシー”


現在は7つのレストラン・バーが楽しめる。
・中国料理“翡翠宮”
・日本料理“佳香”
・鉄板焼“鉄板焼グリル”
・寿司“みやこ”
・オールディダイニング“カフェ”
・バー“オードヴィ”
・ティー“ラウンジ”


フランスで50年以上に渡りミシュラン三つ星に輝き続けている名店“メゾン・トロワグロ”__その海外唯一の支店として、“キュイジーヌ[S]ミッシェル・トロワグロ”が12年連続ミシュラン二つ星としてハイアットリージェンシー東京に出店していたが、2019年末に閉店した。
跡地には2020年2月に、ブラスリー“ヴィッキーズ”がオープンする予定だ。


この様に40年の間にホテルダイニングの流れも大きく変わり、メインダイニングにフランス料理店を据える時代は終焉を告げている。



【Activity and Other】
28階には屋内スカイプールがありジャグジーやサウナスペースが併設。JOULE SPA & WELLNESSでは、フィットネス、マッサージ、フェイシャル、ボディトリートメントなどリラクゼーション施設も充実。


その他、大中小のバンケットルーム、ミーティングルーム、チャペルやビジネスセンターなど都市型国際ホテルとしてのコンベンション機能も備える。

西新宿エリアには、最高級カテゴリーの「パークハイアット東京」をはじめ「ヒルトン東京」「京王プラザホテル」などシティホテルが林立しており、更に2020年上半期には、IHG(インターコンチネンタル ホテルズグループ)キンプトン東京が進出する。

オリンピックイヤーを迎えた日本。40年間培ってきた伝統と確実なサービスマインドを礎に、更なる日本のラグジュアリーホテルの在り方を示すイノベイティブな“Hyatt Regency Tokyo”となる事を期待したい。