藤の花咲く ころおいに
八重の桜の 風舞いて
異こくの旅は 空の青
そぞろ歩くは 芝のみち
紫あわき 花房に
薄紅香る 一輪の
見上げし春は 嬉しくも
人の情けの 香りあり
ただ立ち止まり 目に僅か
浮かびし珠の たどれしは
あつき吐息や わがために
織られし糸の 花模様
木立をわたる 吹く風に
見ゆる草木は 変われども
瑞々しくも 我が胸に
枝もたわわに 咲きにける
八重の桜の 風舞いて
異こくの旅は 空の青
そぞろ歩くは 芝のみち
紫あわき 花房に
薄紅香る 一輪の
見上げし春は 嬉しくも
人の情けの 香りあり
ただ立ち止まり 目に僅か
浮かびし珠の たどれしは
あつき吐息や わがために
織られし糸の 花模様
木立をわたる 吹く風に
見ゆる草木は 変われども
瑞々しくも 我が胸に
枝もたわわに 咲きにける