♥昨年度でのベスト1は自分専用仮紐です。数年前より愛用しているので答えになっているかわかりませんが、昨年も使用していますのでやはりベスト1はこれになります。人に着付けをさせていただく時の専用ですが、状況や状態を考えた上で、長さと幅と材料を私の一番使い易いものにしています。無くし易いので予備を常備してあります。材質は晒でミシンを使っていた母についでに縫ってもらいました。
サイズですが、二重太鼓をざっくり結んだ上からふた巻きし、蝶結びをして垂れさがらない程度の長さ(240cm~250cm前後)と、ひと巻きして短めの片輪結びにできる程度の長さ(130cm前後)の2種類です。私の体にあてて出した長さです。
幅は共通で晒の幅を4等分にしたものを2つ折りにし端を縫った幅(4cm程)です。
以前は不便と思いながら仮紐にも市販の紐を使っていました。縁あって着付けをさせていただけることが多くなったのですが、少ない時間に限られたスペースでお伺いしている方すべてを仕上げるとなった時、私の場合お太鼓の形を決める際の仮紐に意外に手間取ると感じられたのと、ほとんどが二重太鼓希望の方なので1本あってもといいと思い作りました。
具体的には
★私は市販の紐をお太鼓の下線に仮紐であてると結び目を2回くぐらせるのですが長すぎて少し時間がかかる、それを1回で良い締め具合にできる素材と長さ
★紐を首にかけるので動いている間にズレにくい素材と長さ
★滑らず洗濯と予備の用意をしやすいこと、
★お着せした方の紐を使って間違えて持ち帰ってしまわないように見分けがつき易い自分のもので
★薄めの厚みと太すぎない幅
★長い方はぽっちゃり体型の私が、紐を帯の上からふた巻きして蝶結びが十分出来る長さ
等が自分なりの条件でした。
最初は短いほうだけのつもりだったのですが自分で振袖の帯を結ぶ際に市販品を仮紐としては使いづらいのを思い出し、ついでに長い方も用意しました。
短い方は最初から、お太鼓の下線用として作ったのでほぼ専用で使っています。普段は帯の交点をクリップで留めるので長い方はあまり使っていません。使い分けと言えるほどのことはないのですが着付けに伺う際は両方持って出かけています。
お役にたてれば幸いです。