アレコレが企画する【秋の文化祭」。まだ両日共に人数に余裕がありますので、是非ご参加下さい。ご応募は、①参加日、②参加人数、③お名前、④住所、⑤電話番号、⑥ワークショップの参加の有無、をご記入の上info@arecole.comまで
a/r/e/c/o/l/e × 一欅庵
アレコレ秋の文化祭
見る、触る、体験する、語る、識る、
おしゃれをする
秋の1日をご一緒にきものを愉しみましょう!
日本人が見失いつつある「丁寧な暮らし」のありよう、
日本人の知恵や工夫に満ちた上質な暮らしの文化を
一欅庵の建物を通して実感して貰います。
さらにきものを着て参加頂き、
日本家屋でのきもの姿の佇まいや所作などを通し、
和の文化やきものの魅力を新発見、再発見してもらえればと考えます
日時/10月13日(土)14日(日) 11時~17時
会費/おひとり2,500円 男女ペア割引おふたり4,000円
会場/西荻窪 一欅庵 杉並区松庵2-8-22 (03)3331-1729
門の傍らにある大きな欅の樹と、家を建てた祖父の名から一字とって「一欅庵」と名付けられた古民家は、二階建ての洋館付の和風住宅で、昭和8年に宮大工によって建てられたと伝承されています。簡素ながらモダンでレトロなデザインの建具に囲まれた昭和の空間で、ゆったりとした時の流れを味わってください
テーマは、
オトコもオンナモ羽織が欲しい!
男性の羽織は、戦国時代の陣羽織(胴服)が一般化し、江戸時代には武士の普段着として用いられました。江戸後期には富裕な商人層にも普及し、紋付羽織袴は裃に次ぐ町人の正装でした。また江戸時代には度々奢侈禁止令が出され、庶民の華美、贅沢が禁止されたため、町人の心意気として見えない裏地に凝ることが流行し、それがやがて日本人の「粋」の文化、美意識として定着したと言われています。一方、女性の羽織が本格的に普及したのは明治以降といわれていますが、実際は江戸後期、深川芸広く庶民にも着られていました。大正、昭和初期には化学染料が輸入され、男女共に羽織は大流行しました。
しかし現代では、羽裏のモノ作りは激減し、なかなか羽織や羽織周りの品々を目にすることができなくなってきました。日本のきもの文化、染色文化の中で重要な位置を占める羽織をテーマに熱いモノ作りをしている方々にマルチに羽織、きもののご魅力を紹介、ご披露いたします。
■協力/野口(株)・藤井絞(株) ・龍工房(株)・ひつじや呉服店・坂本呉服店・すたぢおμ・石橋富士子・深水社中・一欅庵
■スケジュール/いつもよりゆったりとイベントの時間を組みました
アレコレのイベントは、お伝えしたいこと、お得な情報や役に立つだろうな、と本当にアレコレ考えて、いつも内容が盛りだくさんになってしまいます。しかし今回はゆっくり1日楽しんで頂けるよう、トーク以外は、フリーに参加出来るように工夫しました。会場で編集長やゲストとみっちり話し込んでも、展示品を手にとって実感し、モノとの出会いを楽しんだり、の~んびりをお茶しても、中座して食事しても、気ままに1日をお過ごし下さい。快適な空間をご用意いたします。
時間 |
羽織トーク三人衆 365日きものを着ている藤井社長が、その体験、物作りの経験から、仕立てについてはカリスマ店主・上田氏から工も含めてのお話しを。表と裏と、そして羽織紐があって簡潔。江戸組紐の龍工房・福田社長から羽織のキメ、組紐の魅力をお伺いします。 |
ワークショップ すたぢおμ(参加費千円)天然石を使った帯留を作っているすたじおμさんが指導してくれます。男女両タイプ、キットを用意しますので、簡単、しかもお得です。午前午後2回開催しますので、お好きな時間にどうぞ! |
お茶室で一服! 深水社中(参加費無料) 一欅庵の茶室で、一服お点前を差し上げます。作法など気にせず、どうぞお気軽に一服ください。きもの男子に登場した茶人も、今回の文化祭でお点前を差し上げます。 |
ぺたこさん 原画展 昨年秋、児童書「つくろいものやはじめます」の挿絵を描いた石橋富士子さん。その2巻目の出版を記念しての原画展。ほんわり温かいイラストを生でご覧下さい。 |
11:00 |
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お好きな時間、 お気軽に、どうぞ! |
原画の展示と共に 一欅庵に幾つかの仕掛けをしましたでの、お楽しみに。 石橋富士子さんが タイミング良く会場にいらっしゃったら、サイン会と適宜、ミニトークを開催します。 |
11:30 |
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羽織紐作りの ワークショップ ① |
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12:00 |
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12:30 |
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13:00 |
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13:30 |
藤井絞(株)・藤井社長 (株)龍工房・福田社長 ひつじや呉服店・上田店主 司会/細野美也子編集長 |
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14:00 |
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14:30 |
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15:00 |
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15:00 |
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お好きな時間、 お気軽に、どうぞ! |
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15:30 |
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羽織紐作りの ワークショップ ② |
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16:00 |
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16:30 |
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17:00 |
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17:30 |
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*出演者、内容、日程等は、やむを得ず変更する場合があります。あらかじめご了承頂きますようお願いいたします。 |
■一欅庵 古民家探検
登録有形文化財となっている古民家、一欅庵。懐かしくも浪漫的な昭和の建物、随時ご案内しますので、見学下さい。
ご案内は家主の辻さん。隠し部屋的な書斎、そして2階からの眺めは、また味わいがあります。
■展示品
ご協力頂いたメーカーの自身sなくはじめ、お宝的な品々や、アレコレに掲載したしゃれ黒羽織など、素敵で、稀少な品々をご披露いたします。
・女性羽織裏、長襦袢、着尺…
・絞り額裏、羽織コート…
・男女羽織紐各種、帯締、帯揚、平家納経復元品、中尊寺組紐復元品、トンボ玉…
・アレコレ掲載、しゃれ黒羽織
野口(株)/享保十八年(1733年)創業の京都の呉服商。今回は特に大正、昭和の図案をもとに染めた型友禅の長襦袢、羽裏を紹介します。また京都の社屋は小堀遠州屋敷書院茶室を移築した建物を中心にした「野口住宅・花洛庵」は京都市指定有形文化財として有名。
藤井絞(株)/伝統的な京鹿の子、さらに有松の木綿絞りの技術も導入し、職人と共に新しい絞りの世界を表現。特に男物の額裏、羽織は秀逸。また藤井氏には男のきもの、羽織を365日着る人として大いに、実感を語ってもらいます。
龍工房(株)/東京を代表する帯締め、帯揚げのメーカー。創意に満ちた洒脱な物語のある帯締め、帯揚げは見るだけでも楽しい。今回は、羽織紐を中心に《組む》文化、さまざまな技法による個性豊かな紐をご披露します。
ちょっと足を伸ばすと
西荻窪 江戸紫
西荻窪が、江戸紫ゆかりの街であることをご存知ですか。松庵の豪農・仙蔵が京都の僧・円光の指導により、武蔵野に自生していた紫草を使って、青みがかった強い派手な紫色の染料【江戸紫】を開発し、これが全国的に流行。江戸紫で財をなした仙蔵は円光寺を寄進しましたが、明治の廃仏棄釈で廃寺となりました。いまは旧円光寺歴住墓碑・供養塔があるだけで、当時の面影はありません。一欅庵から徒歩5分ほどの場所にあります。