アレコレ着る人委員会「平成きもの白書」

委員会は、着る人にとって好ましい商品やサービスや環境を積極的に情報発信し、快適なきもの環境を作ることを目指します。

安全ピン派と両面テープ派

2012-02-19 15:40:20 | 第3回アンケート

半襟付けには、皆さん工夫しているようですね。きもの歴2年のAさんも「半襟を止めたり、袂から出る襦袢を止めたり、洋服を購入したときにタグを止めている小さい安全ピンを愛用しています」。きもの歴5年のBさんも安全ピン派。「ふだん着物の半襟はたいてい安全ピンで付けてしまいます。取替えが楽で仕度時間の節約です。」

一方、両面テープを検討中のきもの歴1年のCさん「半襟をつけるために使用したい布用の両面テープ。使用後きちんとはがせるのか、そのままの洗濯に耐えうるのかまだ情報不足なので購入していません。今回のアンケートで布用の両面テープをお使いになられた方からの声が聞けると助かります。」

で、このご質問にぴったりの両面テープを使用のDさん。きもの歴12年のきもの男子で経験十分。両面テープをお勧め。「両面テープ(100均で充分)これには種類があって(^_^;)両面テープですから台紙の裏表に粘着成分が付いているのですが、この台紙が紙のタイプとプラスチックタイプがありますが、これはプラスチックタイプでなくてはいけません。紙の台紙ですと使用していると汗等水分を吸いこんでしまい弱くなってしまい、剥がせなくなって粘着成分が生地に残ってしまいます。プラスチックなら大丈夫です。しかし、プラスチックでもだいたい12時間以内で剥がすのが良いですね。」

安全ピン、両面テープで半襟を止めている方以外に、私は「ホッチキス?で止め方しています」など、糸で縫う以外の方いらっしゃったら、コメントください。


その名は、ヒコーキ、トンボ…

2012-02-19 15:15:05 | 第3回アンケート
きもの歴1年のAさんからのお勧めは「着付け関連では、月並みだと思いますが、背中で帯を止める枕受けのついた器具」です。叔母からもらったのですが、それまでぐずぐずだった帯がこれを使いだしたら、素人の私でもぴしっと締められるようになりました。
で、この器具の名前が不明でと、お尋ねしたところ、多くの方からご返事いただきました。柳蛙さん、リンク先まで教えてくださってありがとうございます。柳蛙さんが紹介くださったのは、「好・あづま姿#75」です。器具機能としては「帯止金具<帯止め>」で、名前だけではなく、長さや幅など微妙に違い、呼び名も様々で「ヒコーキ」「トンボ」「うてな」「帯止めワンタッチ」などなど…。12月4日の特別イベントにも出席頂、お馴染みの蒲田・ひつじやさんから以下のようにコメント頂きました。
 
形状も小ぶりのひし形の物・帯を挟む形の物・また上が離れる物と色々ですが・・・基本は5タイプ程です。使用法は帯枕を安定させ、お太鼓を安定させるる為です。最初に習った着付け教室により使うようになる様ですが・・・結構欠点も有り、使用感は人様々です・・・着やすいと感じるならそれで良いと思いますが、楽に自然に着る為には補助具は出来るだけ使わない方が宜しいかと・・・どうしてもという方の為には、タオルをのり巻き状に巻いて確り紐で縛り、背中の帯の下に押し込み帯枕を乗せると、代わりの器具として使えます・・・まあ馴染んだ自分流が良いのですがね。
 

安全ピン、されど安全ピン

2012-02-18 16:49:16 | 第3回アンケート

3回目のアンケート、今集計中です。多くの回答の中にいろいろ面白い発見や疑問が出てきたので、新宿・津田家さんにお伺いし、疑問をぶつけたり、アレコレ、お話を聞いてきました。その中で例えば「安全ピン」。半襟留めはじめ、いろんな場面で活躍する便利な小物?で、推薦者も多く、人気です。しかし編集長と津田さんの話では、結構安全ピンの失敗もあるんだとか。まず、安い安全ピンは、先が鈍らで「あまく」、生地にスムーズに刺さらない、力がいる、生地に穴があいてしまう、数ある中に不良品がある。さらに使い方でも、間違えると生地を裂いてしまうこともあるとか。安全ピンならどれでもいい、というわけではないんですね。それは、いろいろなものにも言えることですが、掘り下げると安全ピンの「ブランド」まで確認しないと、便利は便利なのですが、「いい安全ピン」と解説しないと、紹介できないのかも。そこがちょっとした悩みです。小物や下着など、千を越えるアイテムをそろえている津田家さんですが、さすが安全ピンは置いていない、そうです。


編集長では、ありません…ので。

2012-02-17 17:14:38 | 第3回アンケート

委員の皆さまから今回も多くの回答をいただきました。ありがとうございます。さて、メールでいただく回答の中で、単純素朴な質問やお問い合わせをしていることがあります。中には「えっ!編集長がそんなことも知らなかったなんて、意外」とコメントを下さる方がいるので、編集長の名誉?のために、回答に関するメールやこのブログは編集部で作成していますので、ご了承ください。

今の時期、寒さ対策の便利グッズが多く紹介いただきました。中には、なんていうのかな、そんなのあればいいのに、という質問にぴったりの回答になるじゃない、というお勧めの優れ物を他の方が紹介していただいたりしています。面白いですね。で、時期を逃してはと思いますので、いくつかを紹介してゆきます。まずは、足元から。またリンクは、各委員の方の回答にあったもので、こちらで意図的にリンクしたものではありませんのでご了解ください。

◆撥水加工した足袋カバー/「撥水してある足袋カバーがあればいいのに。ストレッチの」というコメントがありましたが、「あります」。何人かの方が、すぐれものとして推薦いただきました。品名としては、「東レナイロン100% ハッ水加工・たびカバー」、「ハジックス」気仙沼たかはしの満点シリーズの「超撥水足袋カバー」などがあり、価格はさまざま。また足袋カバーではなく、撥水加工付きの綿の足袋、そのものもありました。これは編集部で検索したもので、ニッセンでは2,800円でした。

◆足袋インナー/冬場には足袋インナーが温かで良いです。それまでは別珍の足袋を履いたりして寒さをしのいでいましたが、分厚くて草履の鼻緒がすぐ伸びてしまうのが気になってあまり履きたくなかったので薄手で温かな足袋インナーには本当に助かっています。

◆ハイソックス足袋/着物たかはし」さんで購入したハイソックス足袋です。膝から下の冷え対策のためにあちこち探しましたがハイソックスタイプのタビックスが見つからずネットでも探しましたが結構なお値段でした。「たかはし」さんで偶然みつけお値段も手頃な上、メール便で送ってもらえるので宅急便のように送料のほうが高くつくなんてこともないので2足買いました。履き心地はゴムの部分に締め付けがなく上から足袋を履いてもごろつき感のないうえなにより暖かくベージュ色をかったので裾がめくれても違和感ありません。私ならおそらくフォーマルなシーンでも冬なら着用するかもしれません。また、きくちいまさんプロデュースの「足袋式タイツ」の推薦もありました。

きねや足袋さんの「スエード足袋」寒いこの冬、別珍の足袋はアイボリーでもなんとなく柔らかい着物には合わないことが多いですが、このスエード足袋は別珍のように温かく、小紋や色無地(おしゃれ着として)にも上品に合う光沢で、この冬の使いやすさNO.1です。

◆足袋ソックスこちらのブログで紹介している通り春夏秋は簡単に履けて楽。見た目もそんなに違和感がなし。洗濯してもすぐ乾きます。冬は通常の足袋の重ね履き&防寒用で足元寒さ知らず。ただ1470円の価格の割には耐久性に欠けます。毎日履いて2週間位で縫い目が解れてきます。27cmまでのモノを28cmの私が履いてるからだとは思いますが。解れたものは全て冬の防寒用にしています。

 


呉服屋さん探検隊、隊員募集中!

2012-02-04 21:39:11 | イベント

呉服屋さん探検隊、スタートします!

呉服屋さん体験会(第1回)蒲田・ひつじや

満員御礼! 2月9日定員になりました! 

月刊アレコレの読者や「アレコレ着る人委員会」などに寄せられた要望を11つ実現してゆこうと12月4日のイベントに続き、第2弾のご要望企画をスタートします。今年最初の企画は「呉服屋さんを怖がってばかりいないで強い味方にすることができたら最高!数を頼みに敷居の高いお店に見学会にゆきたい」とのリクエストにお応えして「呉服屋さん探検隊」を企画しました。

 

第1回の探検する呉服店は、12月4日のイベントの出席者には、その意見は賛否両論ながら、「すご~い」と評判の東京大田区蒲田のひつじや呉服店。ご覧になりたい、知りたいという方は、当日のイベントの模様をあづまやきものひろばさんでアーカイブ放送していますので、アクセスしてみてください。また今、発売中の2月5日号の月刊アレコレ「きものびと十人十彩」にも登場していますが、店主・上田氏(写真)はきものの生き字引のような経験豊かな、しかも高い授業料を払って覚えた実体験に裏付けられた半端じゃない知識とお客様を美しくすることに一徹な情熱とを併せ持つ、なかなかの人物。呉服屋さんといっても1軒として同じお店はありませんが、アレコレはこんな呉服店と知り合ったらお客様は幸せだろうな、と思う1軒です。もちろん相性というものもありますが、時には思いが辛口になりますが、それもお客様やきものを愛するが故。今回は表から舞台裏までぶっちゃけて公開します。 怖い~といわれる本物の呉服屋さんの懐の深さ、間口の広さをアレコレ編集長がご案内します。どうぞ奮って参加ください。もちろん何か「買う」必要はありません。

 

<開催要項>

■日時/33日(土曜日)15:00~19:30

■内容/

1部・ひつじやさんを見る、聴く、体験会/15001715

店内を見学し、店主の蘊蓄を聞きながら呉服屋さんを体験します。きもののこと、呉服屋さんのこと、お手入れやお直し、この機会になんでも普段疑問に思っていること、不都合など…直接、店主にお聞きください。

2部・ひつじやさんを楽しむ、食べる 17301900

2部は場所を移して、若旦那が腕をふるう洋食“hitsuji Kitchen“を貸し切りし、店主、編集長を交え、おいしいお食事ときもの談義で楽しいひと時を過ごします。

■人数/10人限定(定員になり次第締め切ります)

■会費/おひとり5,000円(食事代も含む)

■申込方法/info@arecole.comまたはFAX 03-6808-1819まで