徒然なるままに

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徒然と書き連ねております

ER  ケリーの最後

2010-07-08 | Weblog
ネタばれです…。ご注意下さい…



ER 緊急救命室の一番の古株、ケリー・ウィバーの最後の回です。
確かにERに出演してる人達は誰もとても個性的で素敵な人達ばかりですが、
その中でも一番好きなのが、ケリー…

本当にね、この女性は頑固で意地っ張りで常に自分の心と周りに壁を作って、決して人を受け入れようとはしなかった。
その反面、とても淋しがりやで弱くて、いつもいつも膝を抱えて震えて泣いているような人だった。

誰か、私を愛して――――――…。

それは生まれた生い立ちなどに色々と関係するけど、自分がゲイであることを自覚して、
まぁ、自覚してもそれをカミングアウトするまで色々とあって、
ようやく自分に素直になって、愛する人を見つけて、
愛されることを知って、愛することを知って、
ロペスとの間に子供をもうけて、
ようやく心の安らぎと生きることの意味と楽しみを知って、
それは人生の中で一番幸せで輝いていた時間…。
しかし、それは長くは続かなくて、ロペスが事故で亡くなって、ヘンリーも取り上げられそうになって、
失意のどん底にいても、それでも逞しく這い上がってくるのは、
うん、本当に素敵だ…

ケリーの一番印象的なシーンは、
必死に強がる中で時々、垣間見せる弱さと強かさ。
ロペスとの子供が欲しくて欲しくて人工授精したが流産してしまった時。
口のきけない少女に手話で「子供が流れてしまったの…。」と告げて号泣する。
決して、何事もなかったように振舞っていたのに、
アビーに流産したことを告げられても、何事もなかったようにしていたのに、
口のきけない少女の鋭い、それでいて何気ない優しさに堰が切れて悲しみにくれたケリー。
あれがなければ、ケリーはどうしたのか?

会いたくて会いたくて、会いたくて仕方がなかった実母とついに会った時。
自分がゲイだと告白したが母親はゲイである娘を受け入れられず拒絶。

「まるごとの自分を愛してくれなければ、愛なんていらない!」←うろ覚え

この人は本当に素直な人…。
愛に嘘や偽りはいらない!
本当に欲しいものは真実の【愛】だけ!

真っ直ぐで自分に正直な…、という言葉がピッタリだと思う女性!


最後のERスタッフとの別れのシーン。
ど~して、本当に最後の最後でしか素直な感謝の気持ちとか想いとか、言えなのでしょうか?
とても厳しい女性で決して好かれる人ではなかった。
それでも皆、先輩ドクターとして、女性として、仲間として、友人として、

好きです、ありがとう…!

本当はもっと色々と言いたいことがあるのに、万の想いと感謝の言葉しか出てこない。
その気持ちが、本当に解るわ…

ケリー! 本当にありがとう
お疲れさまでした!


今度、ケリーと会えるのは最終シーズン??
次に会えるその時を楽しみに待ってます