亀と鴎の挑戦

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トリニータ総集編2015 Part1

2015-12-12 23:26:53 | トリニータ2015
今年も総集編としてトリニータの一年を振り返っていきます。
成績が成績だけに、企画としての気分が乗らないと思いがちですが、意外とそんな気はなく、むしろ今まで書きたくても書けなかった不満をようやく来たことに安堵感すら感じます。

総集編は全部で4部構成を予定。最初は今年一年のトリニータについて連連と語っていくのみ。ここで今までシーズン中に書けなかった溜まっていたものを思うだけ吐くつもりでいきます。この話題を総集編トップに持ってくることに悪意を感じるかもしれませんが安心してください。悪意しかありません。

残りの総集編はベストゴール等の選出、個人評価、順位予想の答え合わせなど例年行っている内容をお送りする予定です。


前置きが長くなりましたが早速振り返っていきます。書きたいことを書きたいがままに表現するので、文章構成はいつも以上にまとまりがありませんがご了承ください。一応、今週にかけて下書きでノートに構成をまとめ上げましたが、B5ノートで5ページ分まで書き上げました。正直予想外でした。



今年の始動は田坂体制ではもはや定番となりつつあるJクラブで最も早いスタートを切った。
しかも今年は異例とも言える、始動日から戦術を浸透させるやり方で、フィジカルはキャンプを通して徐々に仕上げていく方法で開幕を迎える作戦に出た。

しかしこれが大きな失敗だった。今年からスカパー主催で開催されたニューイヤーカップでフィジカル不足が露呈され、そして戦術も3バックと4バックの両方を練習していたそうだが、蓋を開けてみれば、3バックも4バックも理解度的には中途半端で、決して仕上がっているとは言えなかった。
正直どの監督もやって来なかった試みをキャンプで試したのだが、どの監督も思いつかなかったのではなく、常識に逆らうとバランスが崩れることが目に見えてるからやらなかっただけだというのがはっきりした。


そして期待というより不安のほうが大きかった讃岐との開幕戦。これまでメディアに情報を隠してきた田坂サッカーは、どうやら選手にも戦術を隠していたのかもしれない。そのくらいこのオフシーズンに何をやってきたのか全く見えてこなかった。讃岐に敗北したことで、一気に暗雲が漂った。

不安しか感じないホーム開幕戦でも、印象に残ったのは歴代でもトップクラスともいえる選手紹介のVTRのみ。試合内容なんて、ドームの気温以上に寒いのみだった。


結局、3バックで挑んだのは7節の福岡戦まで。8節の大宮戦からは4バックで巻き返しを図る。この時点で、オフでのキャンプの取り組みは失敗だったと認めることになる。
個人的な意見としては、スタートダッシュの失敗の要因はシステム云々ではなく、前述の通りシーズン前の体力強化不足によるものだと思っていた。
その考えは決して間違いだと思ってなく、5月終了時点でわずか2勝。システム変更も目に見えた効果は生まれなかった。


そして成績不振により田坂監督を解任。決してタイミング的に悪くなく、新たな風を取り入れるため新監督に期待を寄せていたのは当時のブログの文面から推測できる。
田坂監督は前々から戦術にこだわりすぎる部分があったのだが、今年はさらにフィジカル要素を削ってまでこだわり続けたことがチームバランスを崩す結果となってしまった。


実際蓋を開けてみれば、新監督の候補からは断られ続け、結局柳田さんが監督を務めることになった。チームにとって必要なのは外部の血を取り入れることでの変化であり、柳田さんが田坂監督のベースを継ぐようなことをすれば何も意味が無いと思いそうならないように祈るのみだった。

7月頃までは相手の対策とかもそれほどなく、結果も徐々についてきた。念願の大分総力戦も初めて勝つことが出来た。ここまでは柳田さんの功績だと素直に認めたい。

しかし、8月の3連敗を皮切りに、思うように勝点が伸びず、後半に失点を繰り返すも改善は全くと言っていいほど見られず、降格へのカウントダウンは刻一刻と迫っていった。

シーズン中に悔やむポイントはいくらでもあったが、ターニングポイントはラスト5戦にあったと思う。その初戦とも言える札幌戦で見事勝利を挙げ、その後の試合で2勝さえできれば残留は必然なものだと思っていたし、サポカンでの目標の公約は果たせたことになる。
しかし現実は連敗フィニッシュ。入れ替え戦も含めると6連敗でトリニータのJ2生活は一旦幕を閉じた。

毎試合のように監督や選手が放っていた「絶対に勝たなければ行けない試合」。そのコメントに見合ったパフォーマンスをしてくれた選手がどれくらいいただろうか。試合を通して気合が感じられない選手も中にはいた。
サポーターからしたら、たとえ天皇杯でも毎試合「絶対に勝たなければならない試合」のつもりで応援してくれてるのに。

選手からしたら、才能さえあればJ2、あるいはJ1からお声がかかる、チームを落としても生活の影響なんて少ないと考える選手も中に入るだろう。
大分に愛着のない選手なんて出て行くのは勝手だが、俺が見た感じ、J2に残れて活躍できる選手なんてほとんどいないと思っている。注目度の高い為田ですら、もろ監督の好みによって活躍するか埋もれるかの瀬戸際だと思うし。個人的な意見として、為田はマガトの下で鍛えてもらい、田坂や柳田から学べなかったサッカーの本質を学んで欲しいと思っている。才能は確かなものはあるし、できれば残って欲しいけどトリニータの来年の監督で育成に定評のある人が来るなんて期待薄だし。

よく降格を争うような選手層ではないという表現を目にするが、冷静に考えるとちょっとどころじゃないくらい意味わからんと感じた。新人が主軸で支えるDF、勝負を仕掛けることを恐れているMF、どうやって点を取るのかイメージすら出来ないFW、選手に戦術丸投げの監督。どのポジションも組織として成り立ってなく、ただネームバリューがあるだけの即席オールスター状態でしかなかった。
とてもじゃないが、メンバーを固定していたとは思えないくらい一体感を欠いていた。

ただ、結集×決蹴はおろか、三位一体すらかけ離れた2015のトリニータに、12月6日まで楽しめたのはある意味感謝しないといけないのかな。
これまで宮沢や高木らが先頭に立ってチームを一つにまとめ上げていたが、今年はゲームキャプテンが試合ごとに入れ替わるなど絶対的なリーダーは残念ながら存在しなかった。
ダニエルだって、一度でも選手とサポーターの間に入り気持ちを受ける役割をしたか?宮沢や高木は苦しい時に批判を全て受け止めてくれてたぞ。

最後までチームとしての形がはっきりしないままシーズンを終えてしまった。



ここからは試合外のことに目を向けることにします。今年に関して一番評価したいのは、食品とのコラボが多かったこと。例年のサッポロビール様の1缶1円キャンペーンはもちろん、今年から発売の名水美人(もやし)のトリニータパッケージ、そしてユニフォームがデザインされたみどり牛乳のパッケージも販売し、サポーターのみならず、一般の人もトリニータが身近な存在にあった環境を作ったことはすごく評価したい。九州ジージーシー様、九州乳業様、本当に有難うございます。
ただ、中津でトリニータパッケージのみどり牛乳が売っているところはイオンとゆめタウンしかなかったのが残念。もやしは基本的にどこでも取り扱っていたのだが。
中津だと福岡との県境にあるから、サッポロビール黒ラベルをご贔屓に買いたくても、流通ルート的にその売上がトリニータに還元するのかちょっと不安な部分がある。

スタジアムでの取り組みについても、グルメで熱めしを提供したりと少しずつ改善はできているように思う。グルメに関してはまだまだ追求する余地はあると思うけど。
個人的に言いたいのは、スタジアムイベントのマンネリ感が否めないところ。運営がボランティアでやっているから複雑かつ大胆な企画が打てないのは承知の上だし、自分としてもじゃ何をすればよいのか答えは見つからない状態。
このままではいけないことは明らかなので、アイデアが有りましたら大分FCに連絡してください。


もっともっとクラブに物申したいことはあったはずだが、いざ文章を書き起こすと書こうとしていた文面を忘れたり、書く寸前で取り消したりと思うような内容にならなかった。実際には、ノートに書いた下書きの8割くらいの内容しか書けてない。
ぶっちゃけ、大分合同新聞やトリニータEYEのほうがキツイ書き方をしている面もある。
ちなみに、今年一年トリニータEYEを購読してみたが、思いの外更新頻度も多く、結構インタビューとかも自分が欲してる内容が多いしかなり高評価だと思っている。


あと個人的な分を書かせていただくと、今年はバトルオブ九州アウェイを全制覇できたことが何よりの喜び。もちろん人生初の試みである。ホームゲームは残念ながら北九州戦は都合により観戦できなかったけど。
角煮まんじゅうのギネス記録に挑戦できた長崎戦。スタジアムグルメが豊富で美味しかった熊本戦。マスコット相撲の予想クイズの景品が当たった北九州戦。ウーマンラッシュアワーのコントが見れた福岡戦。試合に勝てたのは長崎戦のみだが、どの会場も盛り上がって楽しかった。
ちなみに、今年はサガン鳥栖の試合に行けずじまいだが、九州レジェンズとユベントスレジェンズの試合観戦でベアスタには訪れている。とりあえず九州制覇はできた。

トリニータはJ3に舞台を移したが、他会場のバトルオブ九州には機会があれば参加する方向でいる。福岡と鳥栖の一戦は是非とも行ってみたいと思う。

来年は来年の楽しみがあるし、下を向かず前向きにJリーグを楽しんでいきたいと思う。トリニータのスケジュールを見て、どこのアウェイに行けるか今から楽しみにしておきたい。


長くなりましたがここらで締めさせていただきます。Part2へ続きます。
じゃこの辺で

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