【速い・強い・巧いの】第39節 長崎戦【3拍子】

今日の夕方に近所をウォーキングしていました。YouTube Musicを聴きながらウォーキングしていましたが、選曲は毎回お気に入りリストからのランダムとなっています。歩いている途中に選ばれたのがFUNKISTの「V-ROAD」で、普段はすごく好きで聞いているのですが、今日に関しては長崎戦ということで相手の気分に乗せられないようにとスキップさせました。些細な部分ですが、自分の中では既に試合前から打倒長崎のつもりでいました。

 

 

前置きはさておき、今日はホームで長崎戦。DAZNで観戦しました。

開始早々に先制に成功しました。井上からのクロスに長沢がうまく収めて、最後は弓場の思い切りのよいシュートがゴールに吸い込まれる。これが左足でのリーグ戦初ゴールとなった。

 

追加点も早い時間に奪うことができた。町田からの裏抜けのパスを井上が持ち前のスピードで切り込んでいき、最後は梅崎が押し込んだ。井上が抜け出せた時点で勝負ありで、好調が継続できていることが伺えた。

 

6ポイントマッチということでピリッとしたゲームが予想されたが、2点先行されて苦しくなった長崎であったがその後も形が作れずにいた。プレスをかけてはいるが連動できているとは言い切れず、トリニータの選手が必ずと言っていいほどどこかでフリーになれるので、厚みのあるビルドアップをトリニータがずっとできていたことに繋がったと思う。こうなると、プレスに行くのも心が折れるのでリズムを掴むのもなかなか難しく、逆にトリニータは相手が嫌がるプレーを継続してやれていた。

早々にリードしていると前へ前へと意識がいってしまい、バランスが崩れるのはよくあることだが、しっかりとプラン通りにバランスを崩さずにコントロールできていた。そこは下田や長沢ら経験者がピッチ上に多かったのも要因にあるかもしれない。

 

 

3点目はまさに圧巻だった。ここまでの2得点に絡んでいた井上にまたもイーブンなボールが入ったが、対峙していた加藤聖だけでなく白井も力で弾き飛ばし、そして切り込んだ先にフリーになっていた長沢もちゃんと見えていて、長沢に送ったボールはキーパーに当たりながらもきっちりと長沢が決めてくれた。

まさに速さだけでなく、強さも巧さもアピールできた。ここまで武器が多ければ対面していた加藤聖としてはどうしようもなく、ハーフタイムで交代させられるのは相手が悪かったとしか言いようがない。

 

 

後半は1失点したのは仕方ないと割り切るしかないけど、注文をつけるとすれば前半と同じくらいチャンスがあった中で、後半も1点でも奪えていればもっと楽に進められたし、ここまでの強さが確信に変われるのかなと思う。内容としてはパーフェクトに近い出来だが、ちょっとでも課題を残した方が今後のトレーニングもやりやすいだろうし、気持ちも継続できるのかなと期待できる。

 

 

試合をこなす毎に、弓場や井上といった若手がぐんぐん成長しているのが伺える。井上に関しては、今日の試合だけでも速い・強い・巧いの3拍子を見せてくれた。先日のJ公式のJ2・J3スペシャル企画で梅崎が井上を推してくれたことでその存在を大分内だけでなくJ2界隈に知られることになったが、今日の活躍で本物だと確信したに違いない。嬉しい反面、見つかったことによる恐怖を感じてしまう。

若い選手はこういった飛躍的な向上が期待できる反面、壁にぶつかるとなかなか乗り越えられないこともよくあること。次に対戦する横浜FCは個の力も組織もトップクラスで高い壁になることは想定される。ただ、今の好調さをそのままぶつけていき、結果を残すことができれば昇格プレーオフに向けて大きな弾みになれるはずだ。

今日の勝利で昇格プレーオフ入りがより現実的なものへと変わっていったが、声出し応援を始めてからホームでは負けていないことを考えると、やはり4位以内でフィニッシュすることに拘っていきたい。次の横浜FC戦は現地で参戦する予定です。現地でJ1昇格の歓喜を聞きたくないので、そういったモチベーションでもよいので勝ちましょう。(対戦前に昇格が決まる可能性がありますが・・・)

 

 

じゃこの辺で