本郷山村留学センターの紹介

山口県岩国市の山奥にある、本郷山村留学センターを保護者目線で紹介するブログです。

小中合同文化祭

2020-11-02 09:31:57 | 参考
本郷小中学校では、中学生と小学生が一緒に文化祭を行います。
今年度も、コロナの影響でバザーや軽食コーナーはありませんでしたが、無事に行われました。

1年生から9年生(中3)の全学年がそれぞれ、学習発表と、合唱・合奏を披露しました。
例えば、百人一首の暗唱、職場体験で学んだこと、本郷学とは何か、など。中学部女子は琴を弾き、中学部男子は本郷らかん太鼓をたたきました。

山代本谷子ども神楽の発表もありました。今年度は、留学生だけでなく、地元の中学生も1名参加しています。演目は『八岐大蛇』です。

先生がたの歌の発表もありました。

『春』
桜並木の下に
かわいらしく咲いている
小さいタンポポ
ピンクの花の中に
ぽつんと黄色く咲いている
小さいタンポポ春風が
桜もタンポポも揺らしてる
「一緒に遊ぼう」
って言ってるみたいに
一度に二つの春が来た
桜並木の下の
黄色いタンポポ

ある生徒の詩に、曲をつけたものをサプライズ発表でした。プログラムにも載っていませんでした。

スローガンは『故郷~輝かせよう本郷を~』でした。


「おすもうさんよ!」

2020-10-29 09:15:18 | 参考
うちの子が、まだ小学校入学前、なぜか力士が好きでした。
テレビで大相撲中継をしていると

「おすもうさんよ!」

と喜んで見ていました。
その様子が面白く、大相撲の雑誌を、試しに部屋に置いておきました。
それを見つけると、やはり

「おすもうさんよ!」

と喜んで見ていました。

本郷では、毎年10月15日に、こども相撲大会があります。
地域の氏神である、八幡さまの境内で行われます。

ただ、今年度は、コロナのため、学校の体育館で行われました。
以前にも、雨のために、体育館で行われたことがあるようです。

小学生全員が、まわしを締めて相撲を取ります。

地元の保護者であるお父さんたちが、行司役などしてくれます。

うちの子も、本郷に行ってなければ、「おすもうさん」になる機会はなかったかもしれません😄 


山代地方史・抄

2020-10-12 09:12:15 | 参考
以下、『山口県文書館諸家文書目録 3』(平成8年発行)より。

●山代地方は、大永年間迄には大内氏の支配下に入ったと言われているが、その後、天文23年(1554)の折敷畑の戦い、翌弘治元年(1555)の厳島合戦を経て、次第に毛利氏の勢力が及ぶようになっていく。
この時期の山代地方は、大内氏(陶氏)領国と毛利氏領国との「境目」に当たり、山代の地侍に対しては双方から烈しい引き抜きと謀略が繰り広げられた。
ただし、山代八ヶ(現在の本郷村<→※平成18年以降、本郷町>を中心とする地域)が最後まで毛利氏に敵対したのに対し、山代五ヶの地域は、早くから毛利氏側に与してその傘下に入ったようである。

●江戸時代、請紙制度が実施されていた山代地方では、紙は藩の紙蔵があった奥山代宰判<→※萩城下に近い西部は前山代、遠い東部は奥山代>の南桑村(現美川町)に一旦集められた後、川舟によって岩国川<→※錦川>河口今津の御紙蔵に運ばれ、さらに、今津の山代附と呼ばれる船によって大阪・萩へと運送されたと言われている(御薗生翁甫氏『防長造紙史研究』)。

山代地手子とは、萩藩が、寛永8年(1631)の請紙制度の実施を契機として、山代地方にのみおいた独特の役職である。
渡隆光氏「山代地手子について」(『山口県地方史研究』37号)によると、
萩藩は、戦国期に大内氏や毛利氏の被官として活躍した地侍の系譜をもつ村落の有力者を山代地手子として取り立て、彼らに
①請紙制度の円滑な推進、
②諸普請や新田畑の開拓、
③猪鹿追捨狩と鉄砲稽古
などの役割を担わせたとしている。
山代地手子は寛永12年(1635)に6人が召し抱えられた後、人数は順次増加し、幕末期には41名を数えたという。

現在のところ、山代地手子に関しては前掲渡隆光氏の研究が唯一のものであり、その性格・役割がすべて明らかになっているわけではない。

●享保17年(1732)夏に、未曽有の虫害が山代地方を襲った

●寛保2年(1742)に、萩藩主毛利宗広が領内初巡見(=「御国廻」)を行い山代地方を訪れた


学校の部活動

2020-10-11 09:12:31 | 参考
本郷小中学校では、3年生から部活が始まります。
インドアクラブとアウトドアクラブがあるようです。

♪インドアクラブの内容♪
バトミントンの羽根でコースターを作る
レース編み(基本のリング、前編み、後ろ編み)

♪アウトドアクラブの内容♪
ハンドベースボール(野球と同じルールで、道具は使わない。手で打ち、手で捕る。ボールはドッジボールくらいの大きさで柔らかい。)

また中学生(7年生~)の部活動としては、卓球部があります。
卓球部の練習には、5年生、6年生も参加できます。月曜日と木曜日に、中学生と一緒に活動するようです。


お土産の話

2020-10-10 19:21:12 | 参考
当初、山村留学というと、何だかストイックな印象だったので、子どもたちは、甘いおやつも食べたりしないのだろうと思っていました。

山村留学して、食事が変わったおかげで、スタイルがよくなり、みるみるきれいになって女優になった、そんな方もいるということです(本郷ではありませんけど)。

あるとき、留学センターで、子どもたちが食堂に集まっているときに、ある子が、部屋の隅に置いてある箱を開けて、お菓子を取り出し、パクっと食べるのを目撃して、驚きました。

えっ?お菓子、自由なの?

しかも、そのお菓子は、保護者がセンターに来たときに置いていったお土産だということでした。

お菓子をセンターに持ってくるなんて発想がなかった私は、文字通り、びっくり仰天でした。

それ以降、時々、子どもたちにお菓子を持っていったりするのですが、確かに感じる、子どもたちの期待のまなざし。

もちろん、お土産は強制のものではありません。

今年度はコロナで、県外からの移動が制限されていたこともあったので、子どもたちに届けられるお菓子は少なめではないかと思います。


本郷歴史民俗資料館

2020-10-01 09:07:40 | 参考
本郷小中学校のすぐ近く、というか目の前に、本郷歴史民俗資料館があります。
まだ一度も、入ったことがありません。門が開いているのを見たこともない・・・やってるのかな?

入館したい場合は、どうも、連絡して鍵を開けてもらう必要があるようです。







本郷の風景

2020-09-30 09:13:06 | 参考
本郷小中の近くを流れる本谷川。少し下流で、本郷川へ流れ込みます。
今の季節、木の枝には、ツバメがたくさんとまっていたようで、随分にぎやかでした。




「本郷自慢(岩国音頭)」7番

2020-09-28 09:07:23 | 参考
ハー

縄文弥生の昔から

人が住みたる本郷は

歴史の流れ織り交ぜて

勘場の置かれし土地となり

政治文化の中心地

豊かな自然と人の和を

守り続けて永遠に

誇りも高き故郷と

本郷町よ永久に

我が本郷に栄えあれ


「本郷自慢(岩国音頭)」6番

2020-09-27 09:08:38 | 参考
ハー

名所古跡は数知れず

優れた人物輩出し

わが国最初の貿易商

山城屋和助誕生地

吉田松蔭門下生

増野徳民名を残す

村の治水や開墾に

力を尽くした杉民治

三分一健作大庄屋

いつの世までも語り継ぐ


「本郷自慢(岩国音頭)」5番

2020-09-26 09:01:02 | 参考
ハー

川を下れば波野村で

ここは名高い楮祖神社

祭神中内右馬之丞

苦心惨憺した挙げ句

楮の栽培世に広め

山代和紙と名を挙げて

里人救った御徳は

神と祀られ崇めらる

日本国中広しとも

紙の社は波野にだけ


「本郷自慢(岩国音頭)」4番

2020-09-25 09:09:49 | 参考
ハー

宇塚村には成君寺

創建一千三百年

奈良の時代が始まりで

山代きっての古刹にて

七堂伽藍の大寺院

栄え続けた寺なれど

幾多の火災に見舞われて

唯一残りし仁王門

十一庄屋の領得碑

義民の心偲びつつ

いついつまでも大切に

我が本郷の宝なり


「本郷自慢(岩国音頭)」3番

2020-09-24 09:01:34 | 参考
ハー

麓を下りて本谷にゃ

山代本谷神楽あり

起源は享保年間で

疫病平癒の願い込め

舞われ継がれて二百年

国内あちこち公演し

遠くアメリカ本土まで

日本文化を伝えたる

山代一の名神楽

今じゃ山口県指定

無形民俗文化財

本谷神楽よいつまでも


「本郷自慢(岩国音頭)」2番

2020-09-23 08:56:27 | 参考
ハー

朝日に映える羅漢山

県下屈指の名峰で

春は花咲き山野草

夏は涼風心地よく

秋は錦繍裾模様

冬はスキーの雪景色

四季折々の姿にて

幾千年の昔から

本郷盆地を見下ろして

動かぬ山の教えあり


「本郷自慢(岩国音頭)」1番

2020-09-22 08:51:43 | 参考
ハー

ちょいと出ました私は

今晩当所の大踊り

枯れ木も山も賑わいと

花の櫓によじ登り

下の太鼓にゃ操られ

踊り子さんには煽てられ

出もせぬ声を振り絞り

伺いまする一節は

山代地方の中心で

我等がふるさと本郷の

名勝自慢のあちこちを

時間がくるまで務めましょう


運動会

2020-09-21 13:22:31 | 参考
先日、本郷小中学校で運動会が、予定通り行われました。
お天気が心配されましたが、ほどよい曇り空のもと、運動会が始まり、終わるころには、青空が広がっていました。

今年度は、コロナ対策で、午前中だけの時短運動会となりました。
親子競技は行われませんでした。

一輪車競技では、フラミンゴに乗る子もたくさんいました。

本郷らしい競技としては
「本郷賛歌」♪朝日に映える羅漢山~
「本郷自慢」
があります。
生徒、先生、地元の方たちが輪になって踊ります。

「本郷自慢」はもともとあった岩国音頭に、元教育長の方が歌詞をつけたのだそうです。
なんと7番まであります。
最初聞いたときは、なんて長い自慢なんだと思ってしまいましたが、いや、すごいことです。

次回から本郷自慢の歌詞を紹介します。