2017年5月13日(土)11時半
東劇
「らくだ」
落語でおなじみのらくだ。
歌舞伎になっていることは知って
いましたがリアルで拝見したことはなく。
これは2008年8月の歌舞伎座を笑いの渦に
した作品。
勘三郎丈が紙屑屋の久六、三津五郎丈が
手斧目の半次で絶妙なコンビネーション。
落語との違いは亀蔵さん演じる死体が動く
こと。これがおかしさを増幅します。
かんかんのうを踊る場面はまさに。
動くとはいえ、動かすわけですから、
三津五郎丈は汗だくです。
亡くなってしまったお二人がおかしければ
おかしいほど切なくなってきますが、映像
として残っているからこそ、今もその舞台を
楽しめるのですから、ありがたいと思うことに。
火屋へ行くくだりはなく、「菜漬けの樽を
借りて来い」と寄った久六が半次に
命令するところで幕。
「連獅子」
勘三郎、勘九郎、七之助親子の三人連獅子。
息を呑むほどにすばらしい舞踊。
一言でいえば感動なのですが、その感動の
正体が何なのか。
三人が役者として切磋琢磨してきたその
人生、辛かったであろう稽古、子供たちの
父への尊敬や憧れ、そして俺を超えていけと
言っているような父の厳しさと愛情。
そのようなすべてのものが連獅子という
舞踊のなかに凝縮されていて、涙が
止まりませんでした。
踊りというもの、役者が踊るということが
どのようなことなのか、わかったような
気がします。
ご覧になっていらっしゃらなければ、
お出かけになることを強くお勧めします。
必見です。
東劇
「らくだ」
落語でおなじみのらくだ。
歌舞伎になっていることは知って
いましたがリアルで拝見したことはなく。
これは2008年8月の歌舞伎座を笑いの渦に
した作品。
勘三郎丈が紙屑屋の久六、三津五郎丈が
手斧目の半次で絶妙なコンビネーション。
落語との違いは亀蔵さん演じる死体が動く
こと。これがおかしさを増幅します。
かんかんのうを踊る場面はまさに。
動くとはいえ、動かすわけですから、
三津五郎丈は汗だくです。
亡くなってしまったお二人がおかしければ
おかしいほど切なくなってきますが、映像
として残っているからこそ、今もその舞台を
楽しめるのですから、ありがたいと思うことに。
火屋へ行くくだりはなく、「菜漬けの樽を
借りて来い」と寄った久六が半次に
命令するところで幕。
「連獅子」
勘三郎、勘九郎、七之助親子の三人連獅子。
息を呑むほどにすばらしい舞踊。
一言でいえば感動なのですが、その感動の
正体が何なのか。
三人が役者として切磋琢磨してきたその
人生、辛かったであろう稽古、子供たちの
父への尊敬や憧れ、そして俺を超えていけと
言っているような父の厳しさと愛情。
そのようなすべてのものが連獅子という
舞踊のなかに凝縮されていて、涙が
止まりませんでした。
踊りというもの、役者が踊るということが
どのようなことなのか、わかったような
気がします。
ご覧になっていらっしゃらなければ、
お出かけになることを強くお勧めします。
必見です。
コメントありがとうございました。
そういうアドリブがあるのも楽しい「らくだ」ですね。
生でご覧になったなんて。珠玉といえる舞台ですね。私はついにこのお二人のコンビネーションを拝見できませんでした。歌舞伎にハマるのが遅すぎました。
残念でなりません。