心の運動・胃の運動 #6 -BLOGRAFFITI- / Honeyの見たり食べたり…vol.6

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生々しい…興味深い… ★★★★ 歴史の証人 ホテル・リッツ (生と死、そして裏切り) 単行本 – 2017/6/30 ティラー・J・マッツェオ (著), 羽田 詩津子 (翻訳)

2022-10-15 23:01:39 | 読書メモ
世界中の観光客の憧れの的であるこのホテルは、1800年代は、プルースト、オスカー・ワイルドが出入りし、1920年代にはヘミングウェイや、S・フィッツジェラルド等が待ち合わせに使い、ナチス占領下には、ゲーリングが拠点を置いた。そこには同時にコクトーもサルトルもボーヴォワールも、ロバート・キャパも出入りし、ココ・シャネルが住み……歴史を見守ってきたこのホテル。まさにグランド・ホテル形式の物語を地でいく傑作ノンフィクション。

 商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
歴史はホテルで作られる…。パリ、ヴァンドーム広場に面したホテル・リッツ。世界中の観光客の憧れの的であるこのホテルは、ナチス占領時、ゲーリングが拠点を置いたにもかかわらず、そこには同時にコクトー、サルトル、ボーヴォワールら多くの作家、文化人たち、王族たちも出入りし、女優のアルレッティやシャネルのように、ドイツ人将校の愛人となる女性たちも多くいた。そしてパリ解放時には、従軍記者だったヘミングウェイ、戦場カメラマンのロバート・キャパらが先を争ってリッツを目指し、イングリッド・バーグマンはキャパと出会い恋に落ちる。ホテル・リッツという舞台を切り口に描かれた、まるでグランドホテル形式の小説のような傑作ノンフィクション。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
マッツェオ,ティラー・J.
合衆国フロリダ州ポート・シャーロット生まれ。ノンフィクション作家。現在メイン州のコルビー大学で英語準教授を務め、夫の住むカナダのブリティッシュ・コロンビア州、ニューヨーク、メイン州を行き来する日々を送っている

羽田/詩津子
翻訳家。東京生まれ。お茶の水女子大学英文学科卒業。ミステリなどの小説、ノンフィクションと幅広い分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報

出版社 ‏ : ‎ 東京創元社 (2017/6/30)
発売日 ‏ : ‎ 2017/6/30
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 287ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4488003850
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488003852

Amazon 売れ筋ランキング: - 413,123位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- 8,250位英米文学研究
- 43,971位ノンフィクション (本)

カスタマーレビュー: 5つ星のうち4.3 9個の評価

 上位レビュー、対象国: 日本
くにたち蟄居日記
ベスト1000レビュアーVINEメンバー
5つ星のうち4.0 パリに徘徊した肉食人種から比べると
2017年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 新聞の書評で本書を知って読む機会を得た。大変面白かった。

 一点目。ホテルという「場」が、やはり「ハレ」であると強く思った。

 本書に登場するキラ星のような人物達は、基本的には、蕩尽を尽くしている。本書を
読んでいて、登場人物達の「くどい」人生にはいささか胸焼けすら覚えるくらいだ。これは
とりもなおさず、ホテルという場のなせる魔法と言っても良いのかもしれない。登場人物達も
ホテルの磁力に引きずられて、その人の持つ以上の、異常な放蕩にふけっているのではないか。
ホテルとは決して「宿泊し、食事する」だけの場所ではない。その場が持つ魔法、磁力というものが
あり、それに翻弄される登場人物達の姿が本書である。

 二点目。そうだとしても、本書の登場人物の「破綻」ぶりには目を瞠るしかない。

 それは時代というものもあったに違いない。自分の目の前で戦争が繰り広げられるという経験が
無い僕は本書の正しい読者ではないのかもしれない。本書の登場人物が、いかに自らの破滅と死を
見据えた上で、乱痴気騒ぎに耽ったのか。それは、リッツホテルの上を覆った時代があったに
違いない。そう考えないと、登場人物達の「肉食」ぶりは理解出来ない。そう、彼らは本当に
「肉食」だったように見える。最近の日本でもようやく「肉食女子」というような言葉も
出て来たが、パリに徘徊した肉食人種から比べると、赤ん坊みたいなものだ。血の滴るような
エピソードばかりではないか。

 それにしても、歴史のあるホテルは大なり小なりエピソードに塗れているのだろう。そんな
怨念が巣くう空間が、面白くないわけがないのだ。僕も一生に一回くらいリッツに泊まってみよう
と思ったところだ。
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まおやん
5つ星のうち5.0 リッツ!!
2018年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ホテルリッツ。
海外旅行等においそれと行けない私でも知っている一流ホテルの歴史です。
何という華麗な歴史とお客を持つホテルでしょうか。

その時々の一流の芸術家、名士たちがあつまり、ロマンスから政治まで色々な出来事が書いてあります。
特にシャネル、ヘミングウェイ、そして戦時下のホテルのスタッフのあり方が心に残ります。

ああ、ですがヘミングウェイにはちょっとがっかりしたかも。
こんな人だったとは!苦笑
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amazou@karakuchi
ベスト500レビュアー
5つ星のうち5.0 ナチス占領下のパリで、ホテル・リッツを舞台につくられた歴史
2017年8月8日に日本でレビュー済み
この本の舞台はナチス占領下のパリ、そして解放時のパリのホテル・リッツ。
エレガントな社交場「ホテル・リッツ」を舞台に、計48名の「主要な」歴史の証人たち
が登場して繰り広げられる歴史的実話、裏話。

この本の面白いところは、
ホテルのスタッフたちが「主要な」登場人物として描かれている一方で、
ホテルの新オーナーやイギリス王室の離婚女性にはほとんど目を向けていない
著者の視点です。

総支配人の妻、支配人代理、創業者の未亡人、創業者の息子、バーのバーテンダー、
副支配人、給仕長、シェフという、ホテルのスタッフたちが主役の歴史物語です。

非公式な裏側視点から描かれる小説のようです。
キャストたちが多数登場する歴史ドラマのようでもあります。
暴露本のような面白さがありながら、
文献史料に裏付けられたノンフィクション作品です。

巻末の「人名索引」には、この本に登場する実在の有名人の名前が
驚くほど多数、約300名ほどが列挙されています。

そのうち、「主要な」登場人物は48名。
ホテル・スタッフ9名、ドイツ人たち8名、政治家たち5名、アメリカ人の戦争関係者や
従軍記者8名、作家たち6名、映画スターと名士たち12名、計48名。

これら48名の「主要な」登場人物を中心に綴られたホテル内での隠れた歴史。

驚くべきことに、ホテルの新オーナー「モハメド・アルファイド」は、
この本では262頁にひっそりと一度登場するだけです。
「主要なホテル・スタッフ」にも選び出されず、
「主要な登場人物」にも扱われていないのです。この本の確固とした視点です。

モハメド・アルファイド。
エジプト人の大実業家で、1979年、競売にかけられた「ホテル・リッツ」を購入し、
現代的なホテルに大改装した人物。

なのに、この本では262頁にひっそりと一度登場するだけ。
そして、その息子にいたっては、名前どころか、次の一文だけの登場です。

「1997年の晩秋、イギリス王室の離婚女性とモハメド・アルファイドの息子は
パパラッチから逃げるためにカンボン通りの裏口からこっそり抜け出したのだ」(262頁)

なんと「イギリス王室の離婚女性」の実名は、この本には出てきません。
「裏口からこっそり抜け出し」、自動車事故で死亡した女性は、xxxx、ですよね。

巻末の「人名索引」にも省略されていて、名前がありません。大有名人なのに。
この本が描こうとする目的ではない人物は、たとえ有名であっても名前は出さない。
このようなところが、この裏話本の面白いところ、きりっとしていて、いさぎよい。

アーネスト・ヘミングウェイが飲み友達のシャルル・リッツ(創業者の息子)と
ビンテージワインを「解放」した有名なオテル・バー。
そのバーのバーテンダー(ホテルにたむろする諜報員たちの非公式の
<郵便局>員)でさえ、この本では「主要登場人物」となり、
「フランク・マイヤー」と実名で登場するというのに。
「イギリス王室の離婚女性」の実名は、この本には出てきません。

戦場カメラウーマンのような、著者マッツェオのまなざしに感服しました。
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ぐでひろの飼育員
5つ星のうち3.0 ホテル・リッツから定点観測した歴史夜話
2020年7月24日に日本でレビュー済み
本書には歴史に名を残す多くの著名人が登場する。
しかし、本書の主人公は人間ではない。歴史に翻弄される人々を見つめてきたホテル・リッツこそが主人公である。

19世紀の終わりから戦後まで、各章ごとに時間は前後し、入れ替わり立ち替わり様々な人々が登場しては消えてゆく。
淡々とした叙述は感情移入を阻み、私たちが知る悲惨な大戦とはかけ離れた世界に、私は歴史の傍観者となった。
キャパ、ヘミングウェイ、シャネル、ディートリヒ…その錚々たる顔ぶれに、本書をホテル・リッツを舞台とするエピソード集、絢爛たるゴシップ、として楽しむことも可能である。
実際、ヘミングウェイらの常軌を逸した奔放な行為が続くくだりなど、読んでいて時に散漫な印象を受ける。

しかし、そんなゴシップの連続、モラルの欠如に食傷気味になっていると、突然、心に引っかかる記述に出会す。
私にとってこの本の価値はそこにあった。印象的だった例を二つ挙げておく。

まずは、ローラ・メイ・コリガン。資産家と結婚した元ウエイトレスのアメリカ人女性。
時に周囲から馬鹿にされる彼女は、他の登場人物と同じくリッツの華やかな住人として登場する。
しかし、彼女は後半生で、自ら全く違った人生を選ぶことになる。
「彼女は美しくもなく、教育もなく、とびぬけて賢くもなかった」
しかし、「彼女は正直で、バイタリティがあり、銀行口座と同じぐらい大きな心の持ち主だった」
と語られる人生に、はっとさせられた。
本書の各章の扉は、当時の写真で飾られている。
そこにある彼女の横顔を見ながら、その心境の変化を想像せずにはいられなかった。

そしてもう一つ、クロードとブランチのオーゼロ夫妻を挙げないわけにはいかないだろう。
ホテル・リッツの総支配人と、そのドイツ系ユダヤ人の妻。
共にレジスタンスに関わり、大戦を乗り越えホテルを守るも、その最期は悲劇的である。
読後、8章のブランチ、18章のクロードの写真をしばらくながめ、本書の行間に思いを馳せた。
数々の著名人の逸話よりも、ホテルと人生を共にした夫妻のことが心に残った。
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大寺萌音🏳️‍🌈
5つ星のうち4.0 全体としては面白いし、いい本だけど、ディアギレフのところは確実におかしい
2017年9月3日に日本でレビュー済み
ほかの方も書いておられるように、本書の面白さは、ホテルのスタッフたちがかなり重要な役割を持っていることだろう。この手の本の場合、歴史的に著名な人物たちだけに光が当てられがちだけど、こういった“無名の人士”が取り上げられているところが面白い。
『天井桟敷の人々』で有名なアルレッティ、ファッションデザイナーのココ・シャネルの“影”も興味深い。ヘミングウェイとキャパの微妙な関係も楽しいし、一か所だけだがアラン・ムーアヘッドが登場するのはかなり渋い。

ただ、原著に問題があるのか、翻訳に問題があるのか分からないけど、校正や事実関係に幾つか疑問がある。
例えば19ページの2行目の「二十一世紀」は「二十世紀」だと思う。
あと、セルゲイ・ディアギレフに関する部分は酷い。28ページにあるような「しなやかな体つき」はしていないし、ディアギレフはバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)を主宰しているが、59ページにあるような「プリンシパル」どころかバレエダンサーでもない。194ページでは1942年あたりのことが書かれていて、マックス・ジャコブには「亡き」とついているが、1929年に亡くなっているディアギレフにはついていない。どうも、セルジュ・リファールと混同しているような気がする(記憶ではディアギレフもセルゲイという名からセルジュと呼ばれていたこともあるので、それが原因かも)。
ディアギレフのことは多少が知っていたので気が付いたけど、ひょっとすると他にもあるかもしれない。いい本だけど、かなり残念。

追記
創元ライブラリ版は、上で指摘した部分は訂正されている。
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eric
5つ星のうち5.0 世界史授業の副読本にぜひ
2020年5月24日に日本でレビュー済み
素晴らしく面白い、読みごたえのある歴史本のようなエッセイのような書物。
フランスやパリに興味がある人も、歴史が好きな人も、ファッションや小説が好きな人も興味深く楽しめることでしょう。
個人的には戦前の欧米におけるフランスやパリの立ち位置や当時の風俗を知ることができて、久々に知的好奇心が満たされた充実感を得ることができました。
高校の世界史の授業で、この本に書かれている逸話をさらっと話してくれる教師がいたら、もっと世界史の時間が楽しかっただろうな。
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・・・

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 「まるで超豪華スターたちが競演する映画のようなノンフィクション。」
・・・・・・乃南アサ(熊本日日新聞2017年8月27日)
絢爛たる登場人物たちの一部
プルースト、フィッツジェラルド、ゲーリング、コルティッツ、ヘミングウェイ、
キャパ、サルトル、ボーヴォワール、ディートリヒ、イングリッド・バーグマン、シャネル・・・・・・

世界中の観光客の憧れの的であるパリのホテル・リッツは、プルースト、オスカー・ワイルドも出入りし、ヘミングウェイや、スコット・フィッツジェラルド等のロストジェネレーションの作家の待ち合わせの場になり、ナチ占領下には、ゲーリングが拠点を置いた。ロバート・キャパも出入りし、ココ・シャネルが住み……歴史を見守ってきたこのホテル。歴史的興味も下世話な興味も満足させてくれる、恋のかけひきもナチとの闘いも、陰謀も裏切りもすべてが詰まった傑作ノンフィクション。解説=野崎歓

登録情報

出版社 ‏ : ‎ 東京創元社 (2021/6/30)
発売日 ‏ : ‎ 2021/6/30
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 336ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4488070841
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4488070847

Amazon 売れ筋ランキング: - 233,985位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- 59位西洋史
- 55,989位文庫

カスタマーレビュー: 5つ星のうち4.3 4個の評価

 上位レビュー、対象国: 日本
ツマ井秀カズ
5つ星のうち5.0 絶品!
2021年9月25日に日本でレビュー済み
単行本が出たときに買ったはずだが、例の研究室片付けのさいに処分した本のなかに、どうも紛れ込んでいたようで、見つからない。

先日、大学図書館に推薦書として置いてあった、近刊のこの本の文庫版を借りてみた。
どうも、単行本はあまり読んでいなかったようで、今回、大学の先生の誰かが推薦してくれたおかげで、「再読」できた。
といっても、読む本がめちゃくちゃに多いので、しばらく放置していたのを、本日の朝食のさいにパラパラめくってみたのであるが、何とこれが実に面白い。

とりわけ、1898年6月のある暖かい雨の夜、例のドレフュス事件の真っ只中に開業したこのホテルとプルーストの関わりとか、このホテルの創業者のひとりでもあった、あの有名な料理人エスコフィエの話とか、まったく話題に事欠かない。

いちばんおもしろいのは、やはりヘミングウェイのハチャメチャ振りであろう。
何でも、ボーヴォワールともなんかあったらしいと書いてある(本文200頁)。
1944年8月25日。パリ解放の日の夜。サルトルを加え、ヘミングウェイが泊まるこのホテルのスイートの一室で、3人が飲み明かしたらしい。
可愛そうに、サルトルは、ボーヴォワールによって、先に帰された模様。
ボーヴォワール曰く、「ねえ、あなたはもう帰ったら? わたしたちはここに残って、お酒を飲みながら真剣な話をしたいの」だって。サルトルは、午前3時頃に帰ったらしい。ボーヴォワールは、翌朝帰る。

229頁。ココ・シャネルのよく見る写真。例の利発なグレタ嬢にそっくりだ。
あの、戦場で地雷を踏んで若くして亡くなった有名な写真家キャパも頻繁に登場する。

巻末の野崎氏の解説も面白い。

わたしは、最近では3年半前に、ヴァンドーム広場をうろついていただけだが、やはり、ホテル・リッツは、別格なんだろう。

さて、レビューしたのには、わけがある。
以下のごとく、説明不足と誤り?がある。

①110頁の、サルトルの『出口なし』。原綴:Huis Clos.
ラテン語の裁判用語「イン・カメラ」の仏訳だが、ここで、カメラが部屋という意味であることの注が必要であろう。
huis は、建物・部屋の扉や戸の意。8 を表わす huit ではない。

②52頁の「特別なホテル」。
オテル・パルティキュリエ、とルビが打ってあるので、原綴は Hôtel particurier だろう。
これは、「特別なホテル」という意味などではなく、本来は「個人の邸館」という意味。
particurier は、「個人の」と言う意味。
特別は特別だろうけど。

要するに、貴族の豪壮な館のこと。「」つきは、そのことの強調だろうか。
ここでは、18世紀初期にアルドゥアン=マンサールによって建てられた、豪華・華麗・広壮なる貴族の館を意味しているのでは?
ヴァンドーム広場15番地に建っている、まさしく「小さな宮殿」。これが、リッツに変身。
厳密には、「(ルネッサンス時代の)元侯爵邸」。だから、「個人邸館」。
〔ウィキぺディアでは、旧グラモン公爵邸となっている。〕
訳としては、「豪壮な個人邸館」でしょうか。
18世紀の建物のファサードは残し、その背後に建設された、という。

しかし、だ。
本文の文脈からは、訳者の言うように、現在では本来の意味をはずれて、字面の通りに「特別なホテル」なのかもしれない……。
いやいや、やはり「豪壮な個人邸館」の意でしょう。
「特別なホテル」という訳は、駄目でしょう。フランスの建築の歴史を知らない人の訳でしょう。

さて、もっと読んでから、また続きを投稿しましょうか。

それにしても、この本とても面白いし、もっと読まれてもいいと思うが……。
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